賃貸用語辞典
CHINTAI
DICTIONARY
あ行
アーキテクト
アーキテクトとは、住宅分野における建築家や設計者を指す言葉。建築物の設計や工事監理などを行い、専門的な知識と資格をもとに安全性や機能性、デザイン性を備えた建物づくりに携わる。建築士資格には一級建築士、二級建築士、木造建築士がある。
アーリー・アメリカン様式
アーリー・アメリカン様式とは、アメリカ独立前後の植民地時代に広まった建築・インテリア様式。直線的で装飾を抑えたデザインと、木材を多く用いた素朴で温かみのある雰囲気が特徴。切妻屋根や横張りの外壁、木製家具などが代表的な要素となる。
アール
アールとは、建築やインテリアに用いられる曲線や曲面のこと。壁や天井、バルコニー、開口部などを緩やかな曲線状に仕上げることで、空間に柔らかさや広がりを演出できる。部屋同士を緩やかに区切りながら、一体感を保つデザインにも利用される。
RC工法
RC工法とは、鉄筋とコンクリートを一体化して建物をつくる鉄筋コンクリート造のこと。引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮する力に強いコンクリートの長所を組み合わせている。耐火性や耐久性に優れ、マンションや公共施設、商業施設などに広く採用される。
RC造
建物の構造における鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete:補強されたコンクリートの略)のこと。引っ張る力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを一体化させ、強度を出す構造としている。鉄筋は酸化して錆びるが、コンクリートのアルカリ性によって酸化を防ぐことができる。また、鉄筋をコンクリートが覆っているので、火災の熱からも守られ、耐火構造をつくることができる。マンションなどの集合住宅や大規模な公共施設・商業施設などに採用されている。
アールヌーボー
アールヌーボーとは、19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで広まった芸術・デザイン様式。植物の茎や花、波などを思わせる優美な曲線を特徴とし、建築や家具、ガラス工芸、ポスターなどに取り入れられた。鉄やガラスといった当時の新素材も積極的に使用された。
IH
IHとは、Induction Heatingを略したもので、電磁誘導加熱のことです。トッププレートの下にある、磁力発生コイルから発生した磁力線が、鍋底を通過するときにうず電流となり、その電流の抵抗で「鍋底自体が発熱する」というしくみになっている。火を使うガスコンロに比べて安全性が高く、ファミリーマンションで採用されることも多い。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターとは、電磁誘導によって鍋自体を発熱させる加熱調理器。火を使わないため安全性が高く、熱効率や清掃性にも優れている。設置時には対応する調理器具が必要で、リフォームでは専用回路や分電盤、電気容量の確認が求められる。
I型配列
I型配列とは、シンクや調理台、コンロ、冷蔵庫などを一直線に並べるキッチンレイアウト。比較的狭い場所にも設置しやすく、調理作業を横方向への移動で行える点が特徴。ただし、間口が長すぎると移動距離が増えるため、使いやすい配置計画が重要となる。
Iターン
Iターンとは、進学や就職、転職などをきっかけに、生まれ育った地域とは異なる場所へ移住すること。都市部出身者が地方へ移り住むケースなどが代表的で、自治体による住宅取得や就職、起業、子育てに関する支援制度が利用できる場合もある。
IT重説
IT重説とは、パソコンやスマートフォンなどの映像・音声通信を利用して行う不動産取引の重要事項説明。宅地建物取引士が相手の本人確認を行い、書面を見ながら説明や質疑応答を進める。遠方からでも自宅などで説明を受けられる点が大きなメリット。
IP電話
IP電話とは、インターネット回線を利用して音声通話を行う電話サービス。一般の固定電話より基本料金や通話料が安い場合があり、同じサービスの利用者同士では無料通話ができることもある。利用には専用機器や対応回線が必要で、停電時に使えない場合がある。
アイランド型キッチン
調理台やシンク部分を壁から離して室内に島のように独立させたキッチンスタイルのこと。
アイランド(型)キッチン
アイランド型キッチンとは、シンクや調理台、コンロなどを壁から離し、室内の中央に島のように配置するキッチン。複数人で作業しやすく、リビングやダイニングとの一体感を演出できる。設置には広いスペースと適切な給排水・換気計画が必要となる。
アウトドアリビング
アウトドアリビングとは、テラスや中庭、ウッドデッキ、バルコニーなどを室内のリビングのように利用する空間。床の高さや素材を室内とそろえることで連続性が生まれ、食事や休憩、子どもの遊び場として活用できる。日よけや目隠しの設置も重要となる。
アウトフレーム工法
アウトフレーム工法とは、マンションの柱や梁を住戸の外側へ配置する建築工法。室内に柱や梁の出っ張りが少なくなるため、部屋の四隅まで家具を置きやすく、有効面積を活用できる。バルコニー側へ柱を出す方式や逆梁と組み合わせる方式などがある。
アウトレット
アウトレットとは、住宅内で電気や通信機器を接続するための差込口や接続口の総称。コンセント、電話線、テレビアンテナ、LANなどの接続部分が含まれる。新築やリフォームでは、家具や家電の配置、使用台数を想定し、適切な位置と数を計画することが大切。
青黒檀
青黒檀とは、カキノキ科に属する黒檀の一種で、非常に硬く重い高級木材。製材直後は青緑色を帯びることがあり、時間の経過とともに深い黒色へ変化する。耐久性が高く、美しい色合いを持つため、家具や仏壇、床柱、工芸品などに用いられる希少材。
赤松
赤松とは、北海道南部から九州地方などに分布するマツ科の針葉樹。比較的硬く、水分や湿気に強い性質を持つ。住宅の梁や根太などの構造材、土木用材、板材、枕木、桶や樽など幅広い用途に使われ、地域ごとに良質な銘柄材も知られている。
上がり框
上がり框とは、玄関の土間と室内の床との境目に取り付ける横木や化粧材。段差部分を保護するとともに、玄関の見た目を整える役割を持つ。木材のほか人造大理石や天然石も使われ、腰掛けや手すり、スロープを組み合わせることもある。
秋田杉
秋田杉とは、秋田県の米代川流域を中心に生育する杉の総称。天然秋田杉は樹齢が長く、美しい木目と優れた材質を持ち、高級内装材や天井板、曲げわっぱなどに利用されてきた。現在は天然材の伐採が終了し、人工林で育てた杉が主に流通している。
空き家
空き家とは、居住者が長期間不在となっている住宅。賃貸や売却の募集をしている住宅、別荘などの二次的住宅、所有者の死亡や施設入所により使われていない住宅などが含まれる。放置すると倒壊や衛生、防犯、景観の悪化につながるため、適切な管理が必要。
空き家対策特別措置法
空き家対策特別措置法とは、増加する空き家の適切な管理と活用を促すために定められた法律。自治体は管理不全空家や特定空家の所有者に対し、指導や勧告、命令などを行える。勧告を受けると固定資産税の住宅用地特例が適用されなくなる場合がある。
空き家バンク
空き家バンクとは、自治体などが空き家の売却・賃貸を希望する所有者から物件情報を集め、購入や入居を希望する人へ提供する制度。移住促進や空き家の有効活用を目的としており、自治体によっては改修費や取得費に対する補助制度が設けられている。
アクティブソーラー
アクティブソーラーとは、太陽光発電設備や太陽熱温水器、集熱装置などの機械設備を利用して、太陽エネルギーを積極的に取り入れる仕組み。発電や給湯、暖房などに活用でき、省エネルギーや光熱費削減につながる。設備の導入費や維持管理も考慮が必要。
アクリル板
アクリル板とは、アクリル樹脂を板状に加工した素材。透明性が高く、光をよく通す一方で、ガラスより軽く加工しやすい点が特徴。耐候性や耐衝撃性にも優れ、住宅の建具や仕切り、看板、店舗装飾、照明カバーなど幅広い用途に使用される。
上げ下げ窓
上げ下げ窓とは、ガラス戸を上下方向にスライドさせて開閉する窓。上下2枚とも動くダブルハングと、片方だけ動くシングルハングがある。開閉時に室内外へ窓が張り出さず、省スペースで採光や通風を確保できるが、重量や操作性の確認が必要となる。
アジアンスタイル
アジアンスタイルとは、タイやインドネシア、中国、韓国など、アジア各地の家具や布製品、装飾品を取り入れたインテリア様式。籐や竹、麻などの自然素材を使い、落ち着いた照明や観葉植物を組み合わせることで、開放的でリラックスした空間を演出できる。
アジアンテイスト
アジアンテイストとは、アジア地域の雰囲気を住宅やインテリアに取り入れたデザイン。籐や竹、麻、ココヤシなどの自然素材を使った家具や照明、建具を組み合わせることが多い。バリ風や東南アジア風など、地域やテーマを統一するとまとまりやすい。
足元温風器
足元温風器とは、キッチンの流し台や洗面化粧台の下などに設置し、足元へ温風を送る暖房器具。冬場や早朝の冷えを和らげるために使用され、電気式、ガス式、温水式などがある。床暖房より導入しやすく、埋め込み式でなければ大がかりな工事も少ない。
足元灯
足元灯とは、廊下や階段、寝室などの低い位置に設置し、夜間の足元を照らす小型照明。フットライトとも呼ばれ、転倒防止や安全な移動に役立つ。人感センサーや明るさセンサー、停電時の非常灯機能を備えた製品もあり、コンセント式も普及している。
預り金
預り金とは、賃貸住宅への入居意思を示すため、不動産会社などへ一時的に預ける金銭。申込金や内金などと呼ばれる場合もあるが、支払いによって入居審査の通過や契約成立が保証されるわけではない。契約に至らない場合は原則として返還される。
アスファルト防水(工事)
アスファルト防水工事とは、アスファルトや防水シートを重ねて連続した防水層をつくる施工方法。厚みのある防水層を形成でき、施工後の信頼性や耐久性が高い。屋上や陸屋根などに多く用いられるが、施工時に熱や臭いが発生する方法もある。
アスベスト
アスベストとは、耐火性や断熱性に優れた天然の繊維状鉱物で、石綿とも呼ばれる。かつて建材に広く使用されたが、吸い込むと健康被害を引き起こす恐れがあるため、現在は使用が厳しく規制されている。解体や改修時には調査と飛散防止対策が必要。
東障子
東障子とは、障子紙の一部または全部をガラスに置き換えた障子。一般的な障子の和風の意匠を残しながら、室内に光を取り入れたり、外の景色を見やすくしたりできる。ガラス部分の位置や大きさによって、採光性と目隠し効果を調整できる。
アセトアルデヒド
アセトアルデヒドとは、接着剤や防腐剤などに使われることがある揮発性の化学物質。室内で高濃度になると、目や喉への刺激、頭痛、動悸などを引き起こす恐れがある。飲酒時に体内でも生成され、悪酔いや二日酔いの原因の一つとされている。
圧縮筋交い
圧縮筋交いとは、建物に加わる圧縮力を受け止め、柱や梁、壁の変形を抑える斜めの補強材。木造住宅の耐震性を高める重要な構造部材で、地震や風による横方向の力に抵抗する。取り付け位置や接合金物、材の寸法などが強度に影響する。
アティック
アティックとは、屋根裏部屋や屋根裏空間のこと。収納のほか、書斎や子ども部屋、趣味の部屋として使われる場合がある。屋根に近いため夏は高温になりやすく、快適に利用するには断熱材や遮熱塗料、通気層、換気設備などの対策が重要となる。
あて材
あて材とは、傾斜地や風などの影響で樹木が偏って成長し、通常とは異なる性質を持つ部分を含んだ木材。針葉樹では幹の下側、広葉樹では上側に生じることが多い。収縮や変形の仕方が不均一で、乾燥後に反りや狂いが発生する原因となる場合がある。
アトリウム
アトリウムとは、ホテルやオフィス、マンションなどに設けられる開放的な吹き抜け空間。上部をガラス屋根や天窓で覆い、自然光を取り入れたり、植栽や水景を配置したりすることが多い。建物内部に明るさと広がりをもたらし、共用の交流空間にもなる。
アパート
アパートとは、一般に木造や軽量鉄骨造で建てられた比較的小規模な共同住宅。法令上、マンションとの明確な区分はないが、鉄筋コンクリート造の共同住宅より家賃が抑えられる傾向がある。一方、構造によっては隣室や上階の生活音が伝わりやすい場合がある。
アプローチ
アプローチとは、敷地の入口や門から玄関まで続く通路と、その周辺空間のこと。階段やスロープ、舗装材、植栽、照明などを組み合わせて、安全性やデザイン性を高める。高齢者や車椅子利用者に配慮する場合は、緩やかな勾配や滑りにくい素材が重要となる。
雨戸
雨戸とは、窓などの開口部の外側に取り付け、強風や雨、飛来物から建物を守る戸。防犯や遮光、防火、断熱の役割を持つ製品もある。従来の引き戸式に加え、開閉や収納がしやすいシャッター式も普及しており、電動タイプも選択できる。
雨どい
雨どいとは、屋根に降った雨水を集め、地上や排水設備へ流すための部材。軒先に設ける軒どいと、縦方向へ流す竪どいなどで構成される。外壁や基礎への雨水の跳ね返りを防ぐ役割があり、落ち葉による詰まりや破損を定期的に点検する必要がある。
アメニティ
アメニティとは、住宅における快適性や居住性、住み心地の良さを表す言葉。間取りや構造、設備、仕上げ、デザイン、色彩、周辺環境などを総合的に評価する。近年は室内の安全性や空気環境、防犯性能なども重要な要素として重視されている。
荒組み障子
荒組み障子とは、一般的な横組み障子を基本に、縦横の組子の本数を少なくした障子。荒間障子とも呼ばれ、組子の間隔が広いため、すっきりとした開放的な印象を与える。和室だけでなく、和モダンな住宅の建具としても取り入れられる。
アラベスク模様
アラベスク模様とは、植物のつるや葉、花、幾何学図形などを連続させたイスラム美術の装飾模様。左右対称や反復性を重視した複雑で美しいデザインが特徴で、モスクや宮殿、タイル、家具などに用いられる。アラビア模様やアラベスク文様とも呼ばれる。
アルコーブ
アルコーブとは、壁面の一部を後退させてつくられた、くぼみ状の空間。室内ではベッドや棚を置く場所として使われ、床の間も一種とされる。マンションでは共用廊下から少し奥まった玄関前のスペースを指し、プライバシーを確保しやすい。
アンカーボルト
アンカーボルトとは、木造住宅の土台や鉄骨造の柱脚を、コンクリート基礎に固定するための接合金物。基礎に埋め込んだボルトと建物を緊結することで、地震や強風によるずれや浮き上がりを抑え、建物の耐震性や安定性を高める。
安心R住宅制度
安心R住宅制度とは、耐震性や建物状況、リフォーム情報など一定の要件を満たす中古住宅に、国が定めたロゴマークの使用を認める制度。中古住宅に対する品質への不安を軽減し、購入希望者が安心して物件を選べる環境づくりと流通促進を目的としている。
アンティーク
アンティークとは、一般に製作から100年以上経過した家具や工芸品、装飾品などのうち、美術的・歴史的価値が認められるもの。実際には新しい製品を古い年代物のように仕上げたものは「アンティーク調」と呼ばれ、ヴィンテージやジャンクとは区別される。
アンティーク家具
アンティーク家具とは、長い年月を経た古い時代の家具。日本の江戸・明治期の和家具や、18~19世紀のヨーロッパ家具、アジア家具などがある。独特の素材感や装飾を生かし、住宅の新築やリフォームで空間のアクセントとして使われることも多い。
あんどん部屋
あんどん部屋とは、窓など外気に直接接する開口部がない部屋。採光や通風の基準を満たさないため、建築基準法上の居室として扱われず、間取り図では納戸やサービスルームと表示される。隣接する部屋との間を引き戸にするなど、明るさや風通しを補う工夫が必要。
いえかるて
いえかるてとは、住宅の設計、施工、点検、修繕、リフォーム、権利、資産などに関する履歴情報の愛称。住宅所有者が記録を保管し、将来の維持管理や売買、リフォームに活用する。住宅を長く適切に住み継ぐための重要な情報となる。
イエシロアリ
イエシロアリとは、松や杉など多くの木材を食害するシロアリの一種。温暖で湿気が多く、暗く風通しの悪い場所を好み、ヤマトシロアリより被害が大きくなる傾向がある。従来は西日本を中心に分布していたが、近年は関東地方でも確認されている。
イエローパイン
イエローパインとは、北米東部から南部に分布する硬質なマツ類の総称。サザンパインとも呼ばれ、ロブローリーパインやスラッシュパインなどが含まれる。一般的なソフトパインより硬く強度があり、住宅の構造材や外構材などに利用される。
生き節
生き節とは、木の節の繊維が周囲の木材としっかりつながり、抜け落ちにくい健全な節。枝が成長中の幹に取り込まれてできる。構造材では大きな欠点にならない場合があるが、見た目を重視する造作材や化粧板では評価が下がることもある。
生け垣
生け垣とは、敷地と道路や隣地との境界に、塀の代わりとして樹木を並べて植えたもの。住宅街に緑や柔らかな景観をもたらす一方、枝葉が道路や隣地にはみ出さないよう剪定や水やりなどの管理が必要。自治体によって設置費用の補助を受けられる場合もある。
維持管理対策等級
維持管理対策等級とは、住宅性能表示制度で、給排水管や給湯管、ガス管などの点検・清掃・補修・更新のしやすさを評価する指標。等級1から3まであり、点検口や清掃口の設置など、維持管理を容易にする配慮が高いほど上位の等級となる。
石積み基礎
石積み基礎とは、複数の石を積み、その上に建物の土台や柱を載せる古い形式の基礎。丸い玉石を使用するものは玉石積み基礎と呼ばれる。現在の鉄筋コンクリート基礎と比べて耐震性が低く、建物の状態によっては布基礎やベタ基礎への補強が必要となる。
意思表示
意思表示とは、契約などの法律効果を生じさせたいという考えを、言葉や書面、行動によって相手に示すこと。売買では、売主と買主の意思表示が一致することで契約が成立する。錯誤や虚偽、詐欺、強迫がある場合は、無効や取り消しの対象となることがある。
移住
移住とは、現在暮らしている地域を離れ、別の地域へ生活の拠点を移すこと。地方都市や農村への移住では、自治体が住宅取得、家賃、就職、起業、子育てなどを支援する制度を設けている場合がある。生活環境や仕事、交通、医療などの事前確認が重要。
板
板とは、幅が広く、厚さが幅に比べて薄い木材。一般には厚さ3cm未満、幅12cm以上のものを指す場合があり、木造住宅の天井板や羽目板、床材、家具などに用いられる。木目や節、反りの状態によって、用途や仕上がりの印象が異なる。
委託管理
委託管理とは、マンションの管理業務を管理会社に任せる方式。業務のすべてを任せる全部委託と、一部だけを任せる一部委託がある。全部委託は管理組合の負担を軽減できる一方で費用が高くなりやすく、一部委託は費用を抑えられるが組合の負担が増える。
板畳
板畳とは、和室の畳敷きの一部に設けられた板張りの部分。床の間の脇や壁際などに配置され、重いたんすや家具を置く場所として利用される。畳の傷みやへこみを防ぎながら、和室に変化を持たせる役割もある。
板目
板目とは、丸太を年輪に対して平行に近い方向で切り出したときに現れる木目。山形や波形など変化のある模様が表れやすく、木材らしい豊かな表情を楽しめる。柾目に比べて反りや収縮が起こりやすい一方、効率よく材を取れる。
板目木取り
板目木取りとは、丸太の中心を通さず、年輪に対して平行に近い向きで板材を切り出す製材方法。曲線的で美しい木目が得られ、丸太から多くの板を取れる点が特徴。一方で、柾目木取りに比べると乾燥による反りや狂いが生じやすい。
イタリアモダン
イタリアモダンとは、1970年代ごろのイタリアで生まれた、機能性と洗練された造形を重視するデザイン傾向。モノトーンや鮮やかな原色、シンプルな形状、プラスチックなどの新素材を特徴とする。家具や照明、雑貨など世界のデザインに大きな影響を与えた。
板類
板類とは、製材された木材のうち、厚さが7.5cm未満で、幅が厚さの4倍以上あるもの。寸法や形状によって板、小幅板、斜面板、厚板などに分類される。住宅の床や壁、天井、建具、家具など幅広い部分に使用される。
一次エネルギー消費量
一次エネルギー消費量とは、住宅の冷暖房、換気、給湯、照明などで使うエネルギーを、石油や天然ガスなどの一次エネルギーに換算した値。建物の省エネ性能を評価する指標で、断熱性能や高効率設備、太陽光発電の導入により削減できる。
一時金
一時金とは、家賃や管理費のように毎月支払う費用ではなく、契約時や特定の時期に一度だけ支払う金銭。賃貸契約の敷金、礼金、保証金、更新料などが該当する。また、マンションの大規模修繕費が不足した際に、区分所有者から臨時徴収する費用も一時金と呼ばれる。
1216バス
1216バスとは、システムバスの内寸がおおむね120cm×160cmであることを示すサイズ表記。比較的コンパクトな浴室で、マンションや限られた面積の住宅に採用されることが多い。数字の前半が短辺、後半が長辺の寸法を表している。
一級建築士
一級建築士とは、国土交通大臣の免許を受け、建築物の設計や工事監理などを行う国家資格者。二級建築士や木造建築士より業務範囲が広く、大規模な学校、病院、商業施設、超高層建築物など、高度な安全性が求められる建物にも対応できる。
一戸建て用CLB免震システム
一戸建て用CLB免震システムとは、直動転がり支承と呼ばれる装置を使い、地震の揺れを建物へ伝わりにくくする免震システム。レールとボールベアリングで建物を支え、地震時に建物を水平方向へゆっくり移動させることで揺れを軽減する。
一等材
一等材とは、日本農林規格(JAS)で定められた製材の品質等級の一つ。主に節の大きさや数、丸み、虫食い跡などの見た目を基準に分類されるもので、木材の強度を直接示す等級ではない。一般に構造材など、完成後に見えにくい部分へ使用される。
一般(耐震)診断
一般(耐震)診断とは、建築士などが建物の耐震性能を調べ、現在の耐震基準に対する安全性を確認する診断。主に1981年以前の旧耐震基準で建てられた住宅や、経年劣化によって耐震性能が低下した可能性がある建物を対象として行われる。
一般定期借地権
一般定期借地権とは、契約期間を50年以上とし、更新や建物再築による期間延長、期間満了時の建物買取請求を行わない特約を設ける借地権。契約終了時には原則として建物を取り壊し、土地を更地にして地主へ返還する。
一般媒介契約
一般媒介契約とは、不動産の売却を複数の不動産会社へ同時に依頼できる媒介契約。売主自身が見つけた相手と直接取引することもできる。依頼先を他社へ知らせる明示型と、知らせる必要がない非明示型の2種類がある。
一方擦り
一方擦りとは、原木の丸太について、一つの面だけを平らに製材した構造材。丸太の自然な形を多く残しながら、他の部材と接する一面のみを加工する。伝統的な木造建築や、丸太の風合いを生かした建物などに用いられる。
移転工事
移転工事とは、同じ敷地内で建築物の位置や高さを変更する工事。建物を水平方向へ動かす場合だけでなく、かさ上げによって垂直方向へ移動させる場合も含まれる。大規模な修繕や模様替えを伴う場合は、建築確認が必要になることがある。
糸柾
糸柾とは、年輪の幅が約1~2mmと細く、糸を並べたような木目が現れる柾目材。長い年月をかけて育った大径の優良木からしか得にくいため希少性が高い。美しい木目を生かし、内装材や下駄、将棋の駒などに使われる。
田舎間(江戸間・関東間)
田舎間とは、柱の中心から隣の柱の中心までを一間、約181.8cmとして設計する建築寸法の方式。江戸間や関東間とも呼ばれ、主に関東地方の住宅で用いられてきた。畳の寸法を基準にする京間などとは、部屋や畳の大きさが異なる。
イニシャルコスト
イニシャルコストとは、住宅の購入や建築、設備の導入時に最初に必要となる費用。物件価格や工事費のほか、税金や手数料などの諸費用も含まれる。購入後に継続して発生する維持費や修繕費などは、ランニングコストと呼ばれる。
委任状
委任状とは、契約や申請などの手続きを本人に代わって行う権限を、代理人へ与えたことを示す書面。一般に委任する内容、代理人と本人の住所・氏名、署名や押印などを記載する。不動産売買や賃貸借契約、証明書の取得などで使用される。
犬走り
犬走りとは、建物の外周に沿って設ける幅40~60cm程度の細長い部分。コンクリートを打ったり砂利を敷いたりして、雨水や泥が基礎や外壁へ跳ね返ることを防ぐ。雑草の発生を抑え、建物周辺の点検や移動をしやすくする役割もある。
違法建築
違法建築とは、建築基準法や条例などに違反して建てられた建築物。建築時は合法でも、その後の無許可の増築や用途変更によって違法な状態になる場合もある。行政から工事停止や使用制限、改修、除却などを命じられることがある。
違約金
違約金とは、売買契約や請負契約などの内容に違反した当事者が、相手方へ支払うものとして契約で定めた金銭。損害額の立証を簡略化する目的で設けられる。不動産会社が売主、個人が買主となる売買では、一定の上限が定められている。
入り隅
入り隅とは、壁と壁、壁と柱などが交わってできる、内側へくぼんだ角の部分。外側へ突き出した角は出隅と呼ばれる。建物の平面に入り隅が多いと形状が複雑になり、地震時に力が集中しやすいため、耐震計画上の確認が重要となる。
入母屋屋根
入母屋屋根とは、上部を切妻屋根、下部を四方向へ傾斜する寄棟屋根のように組み合わせた屋根形式。重厚で格式のある外観が特徴で、寺社建築や伝統的な日本家屋に多く見られる。屋根形状が複雑なため、施工や維持管理には技術が必要となる。
遺留分
遺留分とは、一定の法定相続人に最低限保障される相続財産の取り分。遺言によって財産の大部分が他の人へ渡る場合でも、配偶者や子、直系尊属は侵害された遺留分に相当する金銭を請求できる。兄弟姉妹には遺留分が認められていない。
印鑑証明
印鑑証明とは、書類に押された印鑑が、市区町村や法務局へ登録された実印と同一であることを証明する書面。不動産登記や住宅ローン、公正証書の作成など、本人確認が特に重要な手続きで提出を求められる。必要な通数や発行時期の確認が大切。
印鑑証明書
現住所のある市区役所・町村役場に印影が登録済みの実印であることを証明する書類。 賃貸借契約において印鑑証明書と実印が必要となる場合もある。
印紙税
印紙税とは、売買契約書や工事請負契約書、金銭消費貸借契約書など、印紙税法で定められた文書を作成した際に課される国税。原則として契約書へ収入印紙を貼り、消印することで納付する。税額は文書の種類や記載金額によって異なる。
インスペクション
インスペクションとは、建築士などの専門家が住宅の劣化や不具合、施工状態を調査すること。ホームインスペクションや住宅診断とも呼ばれ、屋根、外壁、室内、床下などを目視で確認する。中古住宅の購入判断や修繕計画を立てる際の参考になる。
インターネットマンション
インターネットマンションとは、建築時からインターネット回線や棟内配線を共用設備として備え、各住戸で通信サービスを利用できるマンション。個別契約より料金が割安な場合がある一方、利用者が集中すると通信速度が低下する可能性もある。
インテリア
インテリアとは、住宅や店舗などの室内空間を構成する内装、家具、照明、カーテン、装飾品などの総称。各要素の素材や形、色、配置を調整し、使いやすく快適で統一感のある空間をつくることをインテリアデザインという。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターとは、住む人の希望や生活スタイルに合わせ、家具や照明、カーテン、内装材、住宅設備などを提案する専門家。商品知識を生かして、機能性とデザイン性のバランスが取れた住空間づくりを支援する民間資格者。
インテリアデザイナー
インテリアデザイナーとは、住宅や店舗、ホテル、オフィスなどの内装空間や家具、照明を計画・設計する職業。利用目的や動線、素材、色彩、照明などを総合的に検討する。公的な必須資格はないが、建築や美術の知識と実務経験が求められる。
インテリアプランナー
インテリアプランナーとは、住宅や店舗、オフィス、ホテルなどの室内空間について、企画、設計、工事監理、品質・コスト管理を行う専門家。利用者の要望や建物の条件を分析し、コンセプトづくりから完成後の助言まで幅広く担当する。
インパクトドライバー
インパクトドライバーとは、回転に打撃を加え、強い力でねじを締めたり穴を開けたりする電動工具。硬い木材や長いねじを使う作業に適し、内装工事や家具、ウッドデッキの製作などに用いられる。先端工具を交換してさまざまな作業に対応できる。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットとは、人が中に入って歩ける広さを備えた収納空間。衣類やバッグ、寝具などをまとめて収納でき、寝室などに設けられることが多い。通路部分も必要になるため、収納量だけでなく内部の幅や奥行き、棚の配置が重要となる。
ウォークスルークローゼット
出入口が二つあり、歩いて通り抜けできるクローゼット。WTCと略されることもある。
ウォーターハンマー
ウォーターハンマーとは、水栓を急に閉めた際、配管内の水圧が急上昇して「ゴン」「コン」などの衝撃音が発生する現象。放置すると騒音トラブルだけでなく、配管や接続部分に負担がかかり、漏水や設備の故障につながる場合がある。
ウォーターハンマー現象
家庭内の水栓を止めた際に管内から衝撃音を発生させる現象のこと。水流停止時にハンマーで打ちつけたような音を発することからこう呼ばれている。水やお湯を急停止したことにより発生する。マンションの近隣住戸や一戸建ての場合でも道を隔てた家にもその音が達するとも言われており、音などのトラブルの原因にもなっている。なるべく水道の水やお湯を急停止しないことが大切。
ウォームレット
暖房機能付便座のこと。最近は省エネ運転が可能なものが主流となっている。
ウォールキャビネット
ウォールキャビネットとは、壁面やキッチン、洗面化粧台の上部などに設置する収納家具や戸棚。床面を使わずに収納量を増やせるため、限られた空間を有効活用できる。高い位置に設ける場合は、出し入れのしやすさや落下防止への配慮が必要。
ウォルナット
ウォルナットとは、クルミ科クルミ属の広葉樹で、特に北米産のブラックウォルナットが有名。落ち着いた濃褐色と美しい木目が特徴で、加工しやすく狂いも少ない。家具や床材、建築用造作材、楽器、彫刻などに用いられる高級木材。
内倒し窓
内倒し窓とは、窓の下部を軸にして、上部を室内側へ倒して開ける窓。大きく開かないため防犯性を保ちながら換気しやすく、トイレや浴室などに多く用いられる。窓が室内側へ張り出すため、家具やカーテンとの干渉に注意が必要となる。
内断熱(工法)
内断熱工法とは、柱や梁の間、壁の内部、天井、床下など、建物の構造体の内側へ断熱材を入れる工法。充填断熱とも呼ばれ、木造軸組工法の住宅で広く採用されている。隙間なく施工し、結露や断熱欠損を防ぐことが重要となる。
内付け用金属製筋交い
内付け用金属製筋交いとは、建物の室内側から壁を撤去し、柱や梁の間へ金属製の筋交いを取り付けて耐震補強する部材。外壁を壊さず施工できる場合があり、柱と梁の接合部分も専用金物で補強することで、壁の耐震性能を高める。
内法
内法とは、柱や壁、窓枠など、厚みのある部材の内側から反対側の内側までを測った寸法。出入口や窓の有効幅、室内の実際に使用できる面積を確認する際に用いられる。部材の中心間を測る心々寸法や、外側間を測る外法寸法と区別される。
内窓
内窓とは、既存の外窓の室内側へ追加して取り付ける窓。インナーサッシとも呼ばれ、外窓との間に空気層をつくることで、断熱性や防音性を高め、結露を抑える効果が期待できる。既存住宅にも比較的短期間で設置しやすい。
内廊下
内廊下とは、マンションの共用廊下が建物内部に配置され、屋外へ直接開放されていない形式。雨風や外気の影響を受けにくく、ホテルのような落ち着いた雰囲気を持つ。外部から侵入されにくく、プライバシーや防犯性に優れる点も特徴。
ウッドデッキ
ウッドデッキとは、建物の外側に設ける、地面より一段高い木製のテラス。リビングと床の高さをそろえることで、室内と屋外を連続した生活空間として使える。天然木のほか、耐久性や手入れのしやすさを高めた樹脂木なども使用される。
ALC
ALCとは、内部に細かな気泡を持つ軽量気泡コンクリートのこと。一般的なコンクリートより軽く、断熱性、耐火性、遮音性に優れ、外壁や床、屋根などに用いられる。吸水しやすく防水性が低いため、表面に適切な防水処理を施す必要がある。
ALC施工職
ALC施工職とは、住宅やビル、工場などの外壁や床へALCパネルを取り付ける専門職。パネルの割り付けや固定、接合部の処理などを行う。専門資格として、エーエルシーパネル施工技能検定があり、建物の耐火性や耐久性を支える仕事となる。
Airbnb
Airbnbとは、個人宅やマンション、一戸建てなどを旅行者へ貸し出すための宿泊施設情報サイト。物件所有者や運営者が宿泊場所を登録し、利用者が予約する仕組みとなっている。住宅を宿泊施設として使う場合は、法令や管理規約などの確認が必要。
営業保証金
営業保証金とは、宅地建物取引業者が取引相手の損害を補償するため、営業開始前に供託所へ預ける金銭。主たる事務所は1000万円、従たる事務所は1カ所につき500万円とされる。供託後、免許権者へ届け出なければ営業を開始できない。
衛生畳
衛生畳とは、発泡スチロールや樹脂などを芯材とし、特殊加工した畳表を組み合わせた畳。水洗いできる製品もあり、ダニや汚れへの対策がしやすい。耐久性やクッション性にも優れ、住宅のほか病院や介護・福祉施設などにも使われる。
HRC
HRCとは、高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート造のこと。通常のRC造より高い強度を確保できるため、柱や梁を細くしたり、柱間を広くしたりできる。建物の軽量化や空間設計の自由度向上、工期短縮につながる場合がある。
エキスパンションジョイント
エキスパンションジョイントとは、構造や高さが異なる建物同士を接続する部分に設ける継ぎ目。地震による異なる揺れや、温度変化による建物の伸縮を吸収し、接合部へ無理な力がかかるのを防ぐ。増築部分と既存建物の接続などに使われる。
エクステリア
エクステリアとは、門扉や塀、フェンス、カーポート、アプローチ、庭、ウッドデッキなど、建物の外回りを構成する設備や空間の総称。構造物を指す外構より広い意味で使われ、機能性だけでなく景観やデザイン性も含めて計画される。
エクステリアデザイナー
エクステリアデザイナーとは、門扉、塀、庭、駐車場、アプローチなど、建物の外回りを総合的にデザインする職業。建物の外観や周辺環境、動線、防犯性などを考慮して計画する。必須資格はないが、造園や建築、土木の知識が求められる。
エクステリアプランナー
エクステリアプランナーとは、住宅や共同住宅の外構について、設計や工事監理を行う専門家。門、塀、庭、駐車場、アプローチなどを計画し、快適で安全な住環境づくりを支援する。資格には1級と2級があり、一定期間ごとの更新登録が必要。
エコウィル
エコウィルとは、ガスエンジンで発電し、その際に発生する排熱を給湯や暖房へ利用する家庭用コージェネレーションシステム。電気と熱を同時に活用することで、エネルギーを効率よく使える。バックアップボイラーを備え、湯切れを防ぐ仕組みもある。
エコハウス
エコハウスとは、地域の気候や敷地条件を生かし、太陽光や風などの自然エネルギーと、無垢材や珪藻土などの自然素材を活用した住宅。断熱性や省エネルギー性を高め、環境への負担と光熱費を抑えながら快適に暮らすことを目指す。
SRC
SRCとは、鉄骨の骨組みの周囲を鉄筋コンクリートで覆って一体化した鉄骨鉄筋コンクリート造。鉄骨の強度と鉄筋コンクリートの耐火性・耐久性を兼ね備える。高い構造性能を確保できるため、マンションや高層建築物などに用いられる。
SRC造
SRCとは、Steel Reinforced Concreteの略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。強度に優れ、マンションなど高層建築に用いられる。
SI住宅
SI住宅とは、建物の柱や梁、床などの構造部分と、間取りや内装、設備部分を分けて設計した住宅。耐久性の高い構造体を残しながら、家族構成や生活スタイルの変化に合わせて、間取りや水回りなどを変更しやすい点が特徴となる。
S造
S造とは、柱や梁などの主要構造部に鉄骨を用いる建築構造。SはSteelの頭文字で、軽量鉄骨造と重量鉄骨造がある。強度が高く、柱の少ない広い空間をつくりやすい一方、さびや火熱に弱いため、防錆処理や耐火被覆が重要となる。
エスニックスタイル
エスニックスタイルとは、アジアやアフリカなど各地域の民族的な色彩、模様、自然素材、手工芸品を取り入れたインテリア様式。籐や竹、麻、木材、鮮やかな布製品などを組み合わせ、地域特有の個性的で温かみのある空間を演出する。
SVOC
SVOCとは、VOCより沸点が高く、揮発しにくい半揮発性有機化合物の総称。可塑剤や難燃剤、防蟻剤などに含まれる場合がある。床や家具、ほこりなどに付着して室内に残りやすく、種類によっては健康への影響が懸念される。
SV規格
SV規格とは、壁紙工業会が快適性、健康、安全性に配慮した壁紙を供給するために設けた自主規格。ホルムアルデヒドやVOC、塩化ビニルモノマーなどについて基準値を定め、検査で基準を満たした壁紙にはSVマークの表示が認められる。
蝦夷松
蝦夷松とは、北海道から千島、樺太、シベリアなどに分布するマツ科の針葉樹。比較的軽く加工しやすいため、建築用の板材や造作材、建具、家具、楽器、パルプなどに使われる。ロシアから輸入されるものは北洋エゾマツと呼ばれることがある。
枝下高
枝下高とは、木の根元から樹冠の主要な枝までの高さ。枝のない幹の部分は枝下材と呼ばれ、節が少なく良質な木材を得やすい。枝下高が大きい木ほど、製材した際に長く節の少ない材を多く取れるため、良材を判断する基準の一つとなる。
エチルベンゼン
エチルベンゼンとは、接着剤や塗料の溶剤、希釈剤、防腐剤などに使われる揮発性の化学物質。室内で高濃度になると、皮膚や目、鼻などの粘膜に刺激を与え、頭痛やめまいなどを引き起こす可能性があるため、十分な換気が必要となる。
FRP
FRPとは、プラスチックをガラス繊維などで補強した複合材料。軽量でありながら強度や耐水性、耐食性に優れる。住宅では浴槽、防水層、浄化槽、屋根材などに使用される。形状を自由に成形しやすい一方、劣化やひび割れには定期的な点検が必要。
FF暖房
FF暖房とは、屋外から燃焼用の空気を取り入れ、燃焼後の排気も屋外へ出す強制給排気式の暖房設備。室内の空気を使わないため、空気を汚しにくく安全性が高い。設置には給排気管を通すため、外壁へ穴を開ける工事が必要となる。
エポキシ樹脂注入基礎補修工事
エポキシ樹脂注入基礎補修工事とは、コンクリート基礎のひび割れ部分へエポキシ樹脂を注入し、接着して補修する工事。表面的なひび割れをふさぐ方法で、耐震補強そのものではない。ひび割れが多い場合や劣化が進んでいる場合は、別途補強工事が必要。
エポキシ補修剤
エポキシ補修剤とは、主剤と硬化剤を混ぜることで固まるエポキシ樹脂を用いた補修材。コンクリートや木材、金属などへの接着性が高く、住宅のひび割れや欠損部分の補修に使われる。補修箇所の材質や状態に合った製品を選ぶことが重要。
MB
MBとは、メーターボックスの略で、電気、ガス、水道などの使用量を測るメーターをまとめて収納する設備。マンションでは玄関横や共用廊下に設けられることが多く、間取り図では「MB」と表示される。点検や検針がしやすい位置に配置される。
LED
LEDとは、電気を流すと発光する半導体で、発光ダイオードとも呼ばれる。照明としては消費電力が少なく、寿命が長いことが特徴。住宅の室内照明や外灯に広く使われる一方、光の方向性が強く、器具によって明るさの広がり方が異なる。
L型キッチン
L型キッチンとは、シンクやコンロ、調理台をL字形に配置したキッチン。壁に沿って設置する壁付け型と、一辺をダイニング側へ向ける対面型がある。作業場所を広く確保しやすく、移動距離も短くできるが、角部分の収納方法には工夫が必要。
L型手すり
L型手すりとは、縦方向と横方向の手すりをL字形に組み合わせたもの。トイレや浴室、玄関などに設置し、立ち座りや姿勢の保持を補助する。使用者の身長や身体状況、動作に合わせて、握りやすく力をかけやすい位置へ取り付けることが重要。
L型配列
L型配列とは、キッチンのワークトップをL字形に配置し、シンクとコンロを別の辺に設けるレイアウト。作業動線を短くでき、複数人でも作業しやすい。調理スペースを広く取れる一方、角の下部が使いにくいため、回転棚などの収納を用いることがある。
L値
L値とは、床を通じて伝わる衝撃音に対する遮音性能を示す数値。数値が小さいほど遮音性能が高い。人が跳びはねる音などは重量床衝撃音、スプーンを落とす音などは軽量床衝撃音と呼ばれ、床構造や仕上げ材によって性能が異なる。
L2地震動
L2地震動とは、発生頻度は低いものの、発生すると非常に大きな被害をもたらす地震の揺れ。レベル2地震動とも呼ばれる。建物の構造設計では、この揺れを受けても倒壊や崩壊を防ぎ、人命に重大な危険を及ぼさないことが基本目標となる。
LDK
LDKとは、リビング、ダイニング、キッチンが一体となった空間。間取り図で3LDKと表示される場合は、3つの居室とLDKがあることを示す。リビングとダイニングキッチンが分かれている場合などは、L・DKやLD・Kと表記されることもある。
L1地震動
L1地震動とは、建物の使用期間中に遭遇する可能性が比較的高い地震による揺れ。レベル1地震動とも呼ばれる。建築物は、この程度の揺れに対して柱や梁などの主要構造部に大きな損傷が生じず、継続して使用できることが求められる。
エレガントスタイル
エレガントスタイルとは、上品さや華やかさ、高級感を重視したインテリア様式。白や淡いピンク、紫などの柔らかな色と、曲線的な家具、シャンデリア、装飾的なカーテンなどを組み合わせる。クラシックスタイルより優雅で女性的な印象が強い。
エレベーター
エレベーターとは、人や荷物を載せたかごを上下に移動させる昇降設備。ワイヤーロープで動かすロープ式や、油圧を利用する油圧式などがある。住宅では高齢者や車椅子利用者の移動を支援する小型のホームエレベーターも設置される。
延焼
延焼とは、ある建物で発生した火災が、周囲の建物や施設へ燃え広がること。市街地での被害を防ぐため、防火地域や準防火地域では、建物の規模に応じて耐火建築物や準耐火建築物とするなど、一定の防火性能が求められる。
延焼等危険建築物に対する除却勧告
延焼等危険建築物に対する除却勧告とは、密集市街地にある老朽木造建築物のうち、地震や火災で大きな被害を生じる恐れが高い建物について、行政が所有者へ取り壊しを勧告できる制度。必要に応じて建物への立入検査なども行われる。
延焼のおそれのある部分
延焼のおそれのある部分とは、隣地境界線や道路中心線などから近く、火災が周囲へ燃え移りやすい建物部分。建築基準法では、原則として1階は3m以内、2階以上は5m以内の範囲を指定し、外壁や窓などに防火性能を求めている。
延焼のおそれのある部分の防火措置
延焼のおそれのある部分の防火措置とは、火災が隣接建物へ燃え広がるのを防ぐため、外壁や窓などへ通常より高い防火性能を持たせること。耐火・準耐火構造の外壁や、防火戸、防火設備などを設け、一定時間炎や熱を遮る性能が求められる。
エントランス
エントランスとは、建物の正面玄関や出入り口、その周辺の空間を指す言葉。マンションでは、風除室や集合玄関、受付、郵便受けなどを備えた共用部分をエントランスホールと呼ぶ。建物の第一印象や防犯性を左右する重要な場所となる。
塩ビ管
塩ビ管とは、塩化ビニル樹脂を材料としてつくられた配管。軽量で加工しやすく、さびにくいことから、住宅の給排水管や下水管、雨水管、電線を保護する管などに広く使われる。用途に応じて管の厚さや耐圧性能が異なる。
オーク材
オーク材とは、ブナ科コナラ属の広葉樹の総称。ホワイトオークやレッドオーク、ミズナラ、欧州オークなどがあり、硬く耐久性に優れる。美しい木目を生かして、フローリングや家具、壁材などに使われ、種類によっては樽材にも用いられる。
オートバス
オートバスとは、スイッチ操作によって浴槽への湯張りや保温、追い焚きなどを自動で行う浴室設備。設定した湯量や温度に達すると自動停止するほか、湯量が減った場合に自動で足し湯をする機能や、キッチンから操作できる製品もある。
オートライト
オートライトとは、人の動きや周囲の明るさをセンサーで感知し、自動的に点灯・消灯する照明。玄関や廊下、階段、足元灯などに使用される。消し忘れを防ぎ、省エネルギーや防犯、夜間の転倒防止に役立つ。
オートロック
エントランスや玄関ドアを自動的に施錠・開錠を行うシステムのこと。 通常は錠が閉まっている状態で、来館者がインターホンのテンキーなどで部屋番号を押すと、 各部屋につながり、各部屋から遠隔操作でエントランスの電気錠を開錠できる仕組みが一般的。入居者は物理キーなどにより開錠を行う。
オートロックシステム
オートロックシステムとは、マンションなどの共同玄関を自動的に施錠し、暗証番号や鍵、カード、住戸内からの操作で解錠する設備。インターホンと電気錠で構成され、来訪者を確認してから建物内へ入れることで防犯性を高める。
オーニング
オーニングとは、窓や出入り口、テラスなどの上部に設ける可動式の日よけや雨よけ。強い日差しを遮って室温上昇を抑え、屋外空間を利用しやすくする。手動式や電動式があり、既存の窓やサンルームへ後付けできる製品もある。
オーニング窓
オーニング窓とは、下部を屋外側へ押し出して開く細長い窓を、上下に複数連結した窓。ハンドル操作で複数の窓が連動して開閉する。角度を調整して通風を確保でき、一般的なルーバー窓より気密性や水密性が高いとされる。
オーバーハング
オーバーハングとは、建物の上階部分を下階の外壁より外側へ張り出して設計すること。張り出した部分は居室やバルコニーとして使い、その下を駐車場やデッキとして活用できる。庇など、外壁から突き出した部分を指す場合もある。
オープン外構
オープン外構とは、敷地の周囲に高い塀や門扉を設けず、道路や周辺へ開放した外構形式。明るく広々とした印象を与え、工事費を抑えやすい。一方、敷地内が外から見えやすく侵入もしやすいため、目隠しや防犯対策が重要となる。
オープンキッチン
オープンキッチンとは、リビングやダイニングとの間に壁や扉を設けず、一体的な空間に配置したキッチン。調理中も家族と会話しやすく、部屋を広く見せられる。一方、調理中の臭いや音、キッチン内部が見えやすい点への対策が必要。
オープンスペース
オープンスペースとは、マンションや大規模建築物の敷地内で、建物を建てずに確保した空地。公園、広場、遊歩道、緑地、庭園などとして利用される。住民の交流や休憩の場になるほか、採光や通風、防災、ヒートアイランド対策にも役立つ。
オープンルーム
オープンルームとは、売却中のマンションや一戸建てを特定の日時に開放し、購入希望者が予約なしで自由に見学できる販売方法。買主は室内を確認しやすく、売主は多くの来場者を集められるが、居住中の場合はプライバシーへの配慮が必要。
オール電化
住宅内で調理・給湯・冷暖房などの設備すべてを電気によってまかなうこと。調理の際に使用するキッチンはIHが採用される。
オール電化システム
オール電化システムとは、住宅の給湯、調理、冷暖房などにガスや灯油を使わず、すべて電気を熱源とする設備構成。IHクッキングヒーターや電気給湯機などを使用する。火を使わない安全性や、光熱費を一本化できる点が特徴となる。
オール電化住宅
オール電化住宅とは、給湯、調理、冷暖房など、住宅内で使用するエネルギーをすべて電気で賄う住宅。IHクッキングヒーターやエコキュート、電気温水器などを採用する。火災や一酸化炭素の発生リスクを抑えやすい一方、停電時への備えが必要。
追い焚き
追い焚きとは、浴槽内で冷めたお湯を排水せず、給湯器へ循環させて再び温める機能。家族の入浴時間が異なる場合でも適温に戻せる。自動タイプには、湯温や水位を感知し、保温や足し湯まで行うものもある。
追い挽き
追い挽きとは、木材の乾燥による収縮や反りを見越して、初めは仕上がり寸法より大きく製材し、一定期間乾燥させた後に再度挽いて所定の寸法へ仕上げる方法。修正挽きとも呼ばれ、寸法精度の高い木材を得るために行われる。
オイルステイン(OS)
オイルステインとは、油性の染料や顔料を石油系溶剤などに溶かした、木材用の浸透性着色塗料。木目を隠さず、素材の風合いを生かして着色できる。塗膜による防水保護力は高くないため、定期的な塗り替えや上塗りが必要となる。
大壁造り
大壁造りとは、柱や梁を壁の内部に隠し、室内外から柱が見えないように仕上げる壁構造。洋室や現代的な住宅に多く採用され、平らですっきりした壁面をつくれる。柱を壁面に見せる構造は真壁造りと呼ばれる。
大阪猫間障子
大阪猫間障子とは、障子の一部にガラスをはめ、そのガラス部分の前に設けた小障子を上下に動かして開閉する建具。すり上げ障子とも呼ばれる。小障子を動かすことで、採光や外の景色、目隠しの程度を調節できる。
大引
大引とは、木造住宅の床組みで、床板を支える根太の下に直角方向へ配置する横材。一般に約90cm間隔で設け、床の荷重を床束や基礎へ伝える。床の強度や水平性を保つために重要な構造部材となる。
大丸太
大丸太とは、丸太の細い側の直径が30cm以上ある木材。尺上丸太とも呼ばれる。太く良質な大丸太からは、節が少なく見た目の美しい柱や鴨居、建具材などを取ることができ、化粧材として高く評価される。
大家
大家とは、アパートやマンション、一戸建てなどの賃貸不動産を所有し、借主へ貸している人や法人。家主とも呼ばれる。賃貸借契約上の貸主として、建物の維持管理や修繕、家賃の受け取りなどを行う。
大屋根
大屋根とは、一つの大きな屋根面で建物の複数階を覆う屋根形式。屋根面積が大きく、外観に力強くダイナミックな印象を与える。屋根の傾斜を生かして吹き抜けや勾配天井、小屋裏収納などを設けることもできる。
屋上緑化
屋上緑化とは、建物の屋上に土壌や植栽基盤を設け、草木を育てること。屋根の温度上昇を抑えて冷房負荷を軽減し、都市部のヒートアイランド現象の緩和や景観向上に役立つ。自治体によっては義務化や補助制度が設けられている。
屋内火災保有耐火時間
屋内火災保有耐火時間とは、建物内部で火災が発生した際、外壁や屋根などに亀裂が生じ、屋外へ炎が出るまでの時間。耐火構造では、延焼のおそれのある部分かどうかに応じて、必要な耐火時間が定められている。
押入れ
押入れとは、主に和室に設けられる造り付けの収納スペース。一般に上段と下段へ分かれ、布団や寝具、季節用品などを収納する。湿気がこもりやすいため、物を詰め込みすぎず、定期的に換気することが重要となる。
押入れエレベーター
押入れエレベーターとは、上下階の同じ位置にある押入れを改修し、ホームエレベーターを設置する方法。増築せずに設置スペースを確保しやすいが、柱や梁、床などの補強が必要になる場合があり、構造や法令の確認が欠かせない。
押入れシャワー
押入れシャワーとは、1間程度の押入れを解体・改修し、シャワールームとして利用する方法。高齢者や介助が必要な人の寝室近くに水回りを設けたい場合などに用いられる。給排水や換気、防水設備の工事が必要となる。
押入れトイレ
押入れトイレとは、1間程度の押入れを改修し、便器や給排水設備を設置してトイレへ変更する方法。寝室の近くにトイレを増設したい場合などに利用される。配管や換気、防水、出入りのしやすさを考慮した設計が必要となる。
押し角
押し角とは、丸太を角材に製材した際、断面の一部に丸太の丸みが残っている木材。細い丸太から規定寸法に近い角材を取る場合につくられることが多い。化粧材には向きにくく、主に土木工事や見えない構造部分などに使われる。
押し出し窓
押し出し窓とは、窓を室外側へ押し出すように開閉する形式の窓。上部や下部を軸にして外側へ開くタイプなどがある。小さな窓でも通風量を確保しやすく、浴室やトイレ、キッチンなどの換気用として採用される。
汚染源の隔離
汚染源の隔離とは、シックハウス対策として、除去できない化学物質などの発生源と居住空間を分けること。キッチンや浴室、トイレなどを居室から仕切り、汚れた空気が流れ込まないよう換気経路を計画する方法などがある。
汚染源の除去
汚染源の除去とは、シックハウス対策として、室内空気を汚す建材や家具、化学物質などの発生源そのものを取り除くこと。低VOC建材や自然素材を選び、周辺環境や家具にも配慮することで、換気だけに頼らず汚染物質の発生を抑える。
落ち込み
落ち込みとは、木材を乾燥させる際に、一部の細胞から水分が急速に抜け、細胞が変形したりつぶれたりする現象。症状が広がると、木材表面に筋状のへこみが生じたり、全体がゆがんだりする。防止するには、乾燥初期に高温を避けることが重要となる。
オットマン
オットマンとは、ソファや椅子に座ったときに足を載せるための低いスツール。足を伸ばしてくつろぐ用途のほか、補助椅子や簡易テーブルとして使われることもある。本来は、背もたれや肘掛けのない張りぐるみの長椅子を指す言葉。
落とし込み浴槽(埋め込み式浴槽)
落とし込み浴槽とは、浴室の床面へ一部または全部を埋め込んで設置する浴槽。床から浴槽の縁までの高さを低くできるため、一般的な据え置き浴槽よりまたぎやすい。高齢者などが利用する場合は、手すりや滑り止めも併せて検討する。
おとり広告
おとり広告とは、実際には契約できない好条件の物件を広告し、問い合わせた顧客を別の物件へ誘導する行為。架空物件や成約済み物件、募集していない物件の掲載などが該当する。宅地建物取引業法や不動産の表示に関する公正競争規約で禁止されている。
踊り場
踊り場とは、階段の途中に設ける平らで広いスペース。階段の方向を変えたり、上り下りの途中で休憩したりするために設置される。万一転倒した際の落下距離を短くでき、高齢者や子どもの負担や危険を軽減する役割も持つ。
親子ドア
親子ドアとは、幅の広い主扉と幅の狭い子扉を組み合わせた観音開きのドア。普段は主扉だけを使用し、大型家具や家電を搬入するときなどに子扉も開けて開口部を広げる。住宅の玄関や施設の出入り口などに採用される。
折り上げ天井
折り上げ天井とは、天井の中央部分を周囲より一段高く仕上げた天井形式。空間に高さや奥行き、重厚感を演出できるため、リビングや和室などに用いられる。和室では格子状の格天井と組み合わせた折り上げ格天井も見られる。
折り戸
折り戸とは、複数の戸を丁番でつなぎ、開けるときに折り畳む形式の建具。クローゼットや部屋の間仕切りなどに使用され、開き戸より前後のスペースを取りにくい。全開にすると開口部を広く確保でき、収納内部を確認しやすい。
温水式床暖房
温水式床暖房とは、床下に設置した配管やパネルへ温水を循環させ、床面から室内を暖める暖房方式。熱源には電気、ガス、灯油などがある。部屋全体を穏やかに暖められる一方、配管や熱源機の設置が必要で、初期費用が高くなる傾向がある。
温水洗浄暖房便座
温水洗浄暖房便座とは、使用後に温水で洗浄する機能と、便座を温める機能を備えた便座。製品によっては温風乾燥、脱臭、ビデ洗浄、水勢調節、自動開閉などの機能も搭載される。設置には電源や給水設備が必要となる。
オンライン重説
IT重説と同じ意味で用いられることもあるが、インターネット等を利用して対面以外の方法で重要事項説明を行うこと(IT重説)と、重要事項説明書を電磁的方法で提供すること(書面の電子化)の2つの方法を組み合わせたもの。
オンライン内見
オンライン内見とは、不動産会社の担当者が物件を訪れ、スマートフォンなどの映像と音声を通じて室内や周辺環境を案内するサービス。利用者は自宅や勤務先などから物件を確認でき、遠方への移動時間や費用を抑えながら部屋探しを進められる。
か行
カーシェアリング
カーシェアリングとは、会員登録した複数の利用者が、事業者の車を共同で利用するサービス。インターネットなどで予約し、無人のステーションから短時間単位で借りられる。レンタカーと異なり、営業所での手続きや返却時の給油が不要な場合が多い。
カースペース
カースペースとは、自動車を駐車するために敷地内へ設けられた、柱や壁、屋根のないスペース。屋根のみを設けたものはカーポート、屋根や壁などで囲まれたものはガレージと呼ばれ、設備の有無によって区別される。
ガーデニング
ガーデニングとは、住宅の庭やバルコニー、屋上などで草花や樹木を育て、庭づくりを楽しむこと。植物の配置だけでなく、レンガや石、鉢、パーゴラ、屋外家具などを組み合わせた空間全体の計画も含まれる。
カーテンウォール
カーテンウォールとは、高層ビルやマンションなどに用いられる、建物の荷重を直接支えない軽量な外壁。帳壁とも呼ばれる。柱や梁に取り付けることで建物の揺れや変形の影響を受けにくくし、大きな窓や開口部を設けやすくする。
ガーデンファニチャー
ガーデンファニチャーとは、庭やテラス、バルコニーなどの屋外で使用する家具の総称。ベンチやテーブル、椅子、パラソルなどがある。雨風や紫外線にさらされるため、耐水性や耐候性に優れた素材が多く用いられる。
カーテンレール
カーテンを吊るし、スムーズに開閉させるための器具。主にアルミやステンレス製の機能性レールと、木製やアイアンなどの装飾性レールに分けられる。
カーテンレールボックス
カーテンレールボックスとは、カーテンレールや取付金具を見えないように覆う箱状の設備。カーテンボックスとも呼ばれ、窓まわりをすっきり見せる効果がある。内部へ間接照明を組み込み、室内の演出に利用するタイプもある。
カーペット
カーペットとは、室内の床に敷く繊維製の敷物で、絨毯とほぼ同じ意味。床全体に敷き詰める方法と、必要な部分だけに置く方法がある。保温性や防音性を高める効果が期待でき、部分的に使う小型のものはラグやマットと呼ばれる。
外構
外構とは、門扉や塀、フェンス、アプローチ、駐車場、庭など、建物の外回りを構成する部分の総称。道路から敷地内が見えるオープン外構と、塀などで囲うクローズド外構があり、防犯性や開放感、予算を考えて計画する。
外構図
外構図とは、敷地内の門扉や塀、通路、駐車場、テラス、植栽、照明などの位置や形状、仕上げを示した図面。建物と道路、隣地との関係や人・車の動線、排水計画などを確認するために使用される。
開口部
開口部とは、建物の壁や屋根などに設けられた窓や出入り口などの部分。室内への採光や換気、通風、眺望、人の出入りといった役割を持つ。大きさや位置は、室内環境や断熱性、防犯性、建物の構造にも影響する。
改装・改修工事
改装・改修工事とは、住宅の内外装を新しくしたり、老朽化や不具合のある部分を修理したりする工事。改装は主に見た目や仕上げを変更すること、改修は性能や機能を回復・改善することを指す。工事規模によっては建築確認が必要になる。
階高
階高とは、ある階の構造床面から、その上の階の構造床面までの高さ。室内の天井高とは異なり、床や天井の厚み、配管や設備のスペースも含まれる。マンションで二重床や二重天井を採用する場合、十分な階高の確保が必要となる。
階段
階段とは、建物の上下階を移動するために設けられる構造物。足を載せる水平部分を踏面、段の高さとなる垂直部分を蹴上げと呼ぶ。直階段や折れ階段、回り階段、らせん階段などがあり、安全性を確保するため寸法基準が定められている。
階段の手すりの設置
階段の手すりの設置とは、階段を安全に昇降できるよう、側面へ手すりを設けること。原則として階段には手すりが必要で、両側に設置できない場合は片側に壁などを設ける。幅の広い階段では、中間にも手すりが必要になる場合がある。
回転ルーバー式窓
回転ルーバー式窓とは、横長の細いガラス板を複数重ね、ハンドル操作で角度を変えて開閉する窓。通風量を細かく調整しやすく、洗面所やキッチン、納戸などに用いられる。構造上、気密性や防犯性には注意が必要となる。
界壁
マンションやアパートどの集合住宅において、隣り合う住戸同士を区切る壁のこと。同部屋内で部屋を区切る壁は間仕切り壁という。
外壁材
外壁材とは、建物の外側を覆い、風雨や紫外線、外気温、騒音などから内部を守る建築材料。サイディング、タイル、レンガ、モルタル、ALCなどがある。素材や色によって外観が変わり、耐久性や維持費も異なる。
外壁耐火構造
外壁耐火構造とは、外壁を一定の耐火性能を持つ構造とし、火災時の延焼や建物の損傷を抑える構造。屋根にも耐火構造や準耐火構造、不燃材料などを用い、延焼のおそれがある部分には所定時間の防火性能が求められる。
外壁の後退距離
外壁の後退距離とは、建物の外壁や柱を敷地境界線から一定距離離して建てる制限。主に低層住居専用地域で、採光や通風、防災、良好な住環境を確保する目的で定められる。指定された地域では原則として1mまたは1.5m以上後退させる。
界壁の遮音性能
界壁の遮音性能とは、共同住宅や長屋で隣接する住戸を区切る壁に求められる、生活音を伝えにくくする性能。建築基準法では、日常生活に支障が生じないよう一定の遮音基準を定めている。天井の構造によっては、界壁を小屋裏まで延ばさなくてもよい場合がある。
開放廊下
開放廊下とは、マンションなどで住戸の玄関前に設けられ、片側または複数方向が屋外へ開放されている共用廊下。片廊下型マンションに多く見られる。自然換気や採光を得やすい一方、雨風や外気の影響を受けやすい。
解約届
解約届とは、賃貸住宅を退去する際に、借主が貸主や管理会社へ契約終了の意思を伝える書面。退去届や解約通知書とも呼ばれる。提出期限は契約によって異なるため、遅れると退去後も家賃が発生する場合があり、契約書の確認が重要。
外力
外力とは、地震や強風、土圧、水圧など、建物の外部から構造部材へ加わる力。横方向に作用するものを水平力、上下方向に作用するものを垂直力と呼ぶ。建築物は、これらの外力に対して安全に耐えられるよう設計される。
外力面
外力面とは、地震や強風などの外力を建物の一つの面として受ける部分。外壁や窓、サッシ、柱、筋交いなどで構成される。各面に十分な強度を持たせ、建物全体で外力をバランスよく受けることが耐震・耐風設計で重要となる。
カウチ
カウチとは、身体を横たえて休めるようにつくられた長椅子。片側または両側に肘掛けや背もたれがあり、寝椅子とほぼ同じ意味で使われる。リビングなどで足を伸ばしてくつろぐための家具として利用される。
カウチソファー
カウチソファーとは、複数ある座面のうち一部が前方へ長く伸び、上から見るとL字形になったソファー。足を伸ばしたり横になったりしてくつろげる。座面が広く快適な一方、設置には一般的なソファーより広いスペースが必要。
カウンターキッチン
カウンターキッチンとは、キッチンとリビング・ダイニングの間にカウンターを設けた対面式キッチン。調理中も家族の様子を見たり会話したりでき、料理の受け渡しにも便利。臭いや音、手元の見え方には対策が必要となる。
カウンタートップ
カウンタートップとは、キッチンで調理や盛り付けなどを行う作業台の上面。ワークトップや天板とも呼ばれる。ステンレスや人工大理石、天然石、木材、タイルなどが使われ、耐熱性や耐水性、清掃性、デザインを考えて選ぶ。
化学物質過敏症
化学物質過敏症とは、化学物質に繰り返しさらされることで身体が過敏な状態となり、その後は微量の化学物質でも頭痛やめまい、吐き気、目や喉の痛みなどが生じる状態。発症や症状の程度には大きな個人差がある。
角物
角物とは、製材した木材のうち、断面が正方形または長方形となっているもの。柱や梁、土台などの構造材に使用される。日本農林規格では、断面寸法や縦横比によって角類として分類する基準が設けられている。
角物取り
角物取りとは、丸太から正方形や長方形の角材を切り出す製材方法。丸太の中心を含める心持ち角取りや、中心を外して切り出す方法などがある。木材の強度や乾燥後の変形、得られる本数を考慮して木取り方法を選ぶ。
掛け障子
掛け障子とは、茶室などの下地窓の内側へ掛ける小型の装飾用障子。壁に取り付けた折れ釘などへ引っ掛けて設置する。必要に応じて取り外すことができ、採光や目隠しを調整しながら、和室に趣を加える。
筧・掛け樋
筧・掛け樋とは、庭園などで水を手水鉢へ導くために設ける竹や木製の水路。流れ落ちる水の音や姿によって、和風庭園に涼しさや風情を演出する。茶室や露地のつくばい周辺などに設けられることが多い。
火災
火災とは、火が人の意図に反して燃え広がり、建物や家財、人命などへ被害を与える燃焼現象。住宅では、たばこやコンロ、ストーブなどの不注意が原因となることが多い。被害を防ぐには火災警報器や消火器、防炎製品の適切な使用が重要。
火災温度
火災温度とは、火災の発生後、時間の経過に伴って上昇する室内温度のこと。住宅火災では数分で約500℃に達し、フラッシュオーバーが起こると1000℃近くまで上昇することがある。建築物には、温度上昇を遅らせる耐火・防火性能が求められる。
火災荷重
火災荷重とは、建物内にある家具や建材、カーテンなどの可燃物の量を、同じ発熱量を持つ木材の重量に換算した指標。一般に床面積1㎡当たりの重量で表され、数値が大きいほど火災が激しくなり、長時間燃え続ける可能性が高い。
火災危険度
火災危険度とは、地震などによって火災が発生し、周辺へ延焼する危険性を地域ごとに評価した指標。木造住宅の密集度や道路、公園の状況、出火の可能性などをもとに算定される。自治体の防災情報や住宅購入時の地域確認に活用できる。
火災気流
火災気流とは、広い範囲で火災が発生した際、加熱された空気が上昇し、周囲から空気を強く吸い込むことで生じる気流。竜巻のような火災旋風になることもあり、炎や火の粉を運んで被害を拡大させる危険がある。
火災警報
火災警報とは、空気が乾燥し、強風が吹くなど、火災が発生・延焼しやすい気象条件になった際に自治体などが発令する警報。発令中は焚き火や野焼き、花火など火を扱う行為が制限される場合があるため、地域の情報確認が必要となる。
火災警報器
火災警報器とは、火災によって発生する煙や熱を感知し、警報音や音声で居住者へ知らせる機器。住宅では主に寝室や階段へ設置される。単独で鳴るタイプと、1台が感知すると住宅内の複数台が同時に鳴る連動型がある。
火災警報設備
火災警報設備とは、煙や熱などを感知し、警報を発して火災の発生を知らせる設備の総称。煙式や熱式の警報器、自動火災報知設備、非常警報装置などが含まれる。建物の用途や規模、部屋の広さに応じて適切な種類を設置する。
火災検知器
火災検知器とは、火災による煙や熱を自動的に感知する機器で、火災感知器とも呼ばれる。煙式と熱式があり、初期火災では煙が先に広がることが多いため、住宅の寝室や階段には煙式が一般的に使用される。
火災通報設備
火災通報設備とは、火災発生時にボタン操作などで消防機関へ自動的に119番通報する設備。あらかじめ登録された施設名や住所を音声で伝える機能があり、自動火災報知設備と連動して通報するものもある。医療・福祉施設などで設置される。
火災の継続時間
火災の継続時間とは、建物内で出火してから、可燃物が燃え尽きて火勢が弱まるまでの時間。建物の構造や室内の可燃物量、換気状態などによって異なる。一般に木造建築物より耐火建築物のほうが火災が長く続くことがある。
火災報知機
火災報知機とは、煙や熱を感知して警報を鳴らし、建物内の人へ火災発生を知らせる機器やシステム。感知器、受信機、警報器、通報装置などで構成される。住宅では、感知と警報の機能を一体化した住宅用火災警報器が広く使われている。
火災保険
火災保険とは、建物や家財が火災、落雷、破裂・爆発、風災、雪災などで損害を受けた場合に補償する保険。補償範囲は契約内容によって異なる。地震や噴火、津波による火災・損害は原則として対象外のため、地震保険を併せて検討する。
家財保険
家財保険とは、住宅内にある家具、家電、衣類、生活用品などの家財を補償対象とする火災保険。火災だけでなく、落雷や水漏れ、盗難などを補償する商品もある。建物の保険とは別契約となるため、所有する家財に見合った補償額の設定が重要。
火災保険料
火災保険料とは、建物や家財を火災などの損害から補償するために支払う保険料。建物の構造や所在地、補償対象、保険金額、契約期間、特約によって金額が異なる。賃貸住宅では家財保険や借家人賠償責任保険などを組み合わせることが多い。
瑕疵
瑕疵とは、土地や建物などが、種類や品質について契約内容に適合していない状態のこと。雨漏りや構造上の欠陥、契約で説明された性能を満たさない場合などが該当する。現在の民法では、契約不適合として修補や代金減額などを請求できる場合がある。
家事コーナー
家事コーナーとは、家計簿の記入やパソコン作業、書類整理、アイロン掛けなどを行うために設ける小さな作業スペース。キッチンやリビング、洗面室などの一角へカウンターや収納を設け、家事を効率よく進められるよう計画する。
瑕疵担保保険
瑕疵担保保険とは、新築住宅の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分に欠陥が見つかった場合、補修費用を補償する保険。住宅事業者が倒産して補修できない場合には、住宅取得者が保険法人へ直接請求できることがある。
家事動線
家事動線とは、料理や洗濯、掃除などの家事を行う際に人が移動する経路。キッチン、洗面室、物干し場、収納などを近くに配置すると移動距離を短縮できる。家事動線が整理された間取りは、日々の負担を減らし、暮らしやすさを高める。
荷重
荷重とは、建築物の柱や梁、床、基礎などに加わる重さや力のこと。建物自体の重さである固定荷重、人や家具による積載荷重、雪による積雪荷重、風圧、水圧、土圧などがある。構造設計では、これらに安全に耐えられるよう計算する。
荷重・外力計算書
荷重・外力計算書とは、建築物に加わる固定荷重や積載荷重、積雪荷重、風圧力、地震力などの数値と算出方法を記載した書類。構造計算書の一部として建築確認申請時に提出され、柱や梁、基礎などの安全性を確認する資料となる。
かすがい
かすがいとは、鉄や鋼材の両端を直角に曲げた、コの字形の接合金物。木造住宅の土台や柱、梁、小屋組などで、隣り合う2つの木材へ両端を打ち込んで接合する。部材のずれや離れを防ぎ、骨組みを固定する役割を持つ。
ガス栓
ガス栓とは、ガス管からガス機器への供給を開閉する設備。ゴム管を直接つなぐホースエンド型や、専用ソケットを差し込むコンセント型などがある。大量のガスが流れた際に自動停止する安全機能付きの製品も普及している。
カスタマイズ賃貸
カスタマイズ賃貸とは、入居者が壁紙や床材、設備、間取りなどを自分の好みに合わせて変更できる賃貸住宅。選択肢から仕様を選ぶ方式や、貸主が工事する方式、借主自身がDIYする方式がある。変更部分の原状回復が免除される場合もある。
風揺れ固定装置
風揺れ固定装置とは、免震建物が日常的な風で揺れることを防ぐため、建物と基礎を一時的に固定する装置。通常時は固定され、一定規模以上の地震が発生すると解除されて免震機能が働く。地震後は再び固定状態へ戻る仕組みを持つ。
花台
花台とは、花瓶や植木鉢、プランターなどを置くための台やスペース。住宅では、腰高窓の外側やバルコニーの壁際などに設けられる。外観のアクセントや緑化に役立つが、鉢の落下防止や排水への配慮が必要となる。
片引き戸
片引き戸とは、1枚の戸を左右どちらか一方向へ滑らせて開閉する建具。開いた戸は壁の前や戸袋へ納まり、開き戸のような開閉スペースを必要としない。玄関や室内の出入り口に使われ、限られた空間を有効活用できる。
片引き窓
片引き窓とは、1枚のガラス戸を横方向へ滑らせて開閉する窓。もう片側は固定窓や壁となっている。開閉時に室内外へ張り出さず、操作しやすい点が特徴。アルミや樹脂、木製などのサッシが使用される。
片開き戸
開き戸のうち、扉が1枚のもので、押すまたは引くことで開閉する。
片開きドア
片開きドアとは、1枚の扉を左右いずれかの丁番を軸にして開閉する一般的なドア。玄関や室内の出入り口に広く使われる。室外側へ開く外開きと室内側へ開く内開きがあり、家具や通行動線を考えて開く方向を決める。
片開き窓
窓枠の左右どちらかを軸として開閉する開き窓のうち、窓が1枚のものを指す。(2枚のものは両開き窓という。)
勝手口
勝手口とは、住宅の表玄関とは別に、キッチンや洗面室などから屋外へ出入りするための出入り口。ごみ出しや買い物荷物の搬入、庭への移動に便利。外部から目立ちにくい場所に設けられることも多いため、防犯対策が重要となる。
可動式間仕切り
居室を仕切る間仕切りが固定された壁ではなく、簡単な施工・工事でレイアウトを自由に変更することができる間仕切りのこと。
可動(式)間仕切り
可動式間仕切りとは、簡単な施工や移動によって部屋の区切り方を変更できる間仕切り。家族構成や生活スタイルに合わせて、広い部屋を複数に分けたり再び一体化したりできる。収納機能を備えた可動式家具を利用する方法もある。
角地
角地とは、交差する2本の道路に接する角の土地。2方向が開けるため、採光や通風、開放感に優れ、建ぺい率が緩和される場合がある。一方、土地価格や固定資産税が高くなりやすく、道路からの視線や騒音、日差しへの対策も必要となる。
矩計図
矩計図とは、建物の一部を垂直方向に切り、基礎から屋根までの構造や寸法、使用材料、納まりを詳しく示した断面詳細図。床や壁、天井、開口部、断熱、防水などの関係を確認するため、一般に20分の1から50分の1程度の縮尺で描く。
可燃材料
可燃材料とは、加熱や炎によって燃える性質を持つ材料。木材や紙、布、樹脂などが代表例となる。建築物では、使用場所や用途に応じて防火処理を施した難燃材料や準不燃材料へ変更し、火災時の延焼を抑えることがある。
可燃性
可燃性とは、物質が火や熱によって燃えやすい性質。建築材料は燃焼性能に応じて、可燃性、難燃性、不燃性などに分類される。建築基準法では、内装材について不燃材料、準不燃材料、難燃材料の性能基準が定められている。
可燃物燃焼温度
可燃物燃焼温度とは、木材や紙などの可燃物が加熱され、燃焼を始める温度。材料の種類や厚さ、表面処理、周囲の環境によって異なる。建築物の防火設計では、加熱されていない面の温度上昇を基準として安全性を確認する。
カフェテーブル
カフェテーブルとは、喫茶や軽食などに使われる、一般的なダイニングテーブルより小型のテーブル。中央に1本脚を設けたデザインが多く、省スペースで設置しやすい。カフェのほか、一人暮らしの食卓や簡易的な作業机としても使われる。
壁構造(壁式構造)
壁構造とは、柱や梁を主体とせず、壁と床で建物に加わる力を支える構造。壁式鉄筋コンクリート造などが代表的で、中低層マンションに多く採用される。室内に柱や梁の出っ張りが少ない一方、構造壁を撤去しにくく、間取り変更には制約がある。
壁式工法
壁式工法とは、柱や梁ではなく、板状の壁と床を一体化して建物を支える工法。主に低層マンションなどで採用され、室内に柱や梁が出にくいため空間を有効に使える。一方、必要な壁量が多く、開口部や大規模な間取り変更には制限が生じやすい。
壁の配置・バランス
壁の配置・バランスとは、建物の東西・南北方向に耐力壁を偏りなく配置する考え方。壁量が十分でも一方に偏ると、地震時に建物がねじれて損傷する危険が高まる。上下階の壁位置や重心と剛心を近づけることが重要となる。
框
框とは、玄関や床の間など床の高さが変わる部分に取り付ける化粧材や、戸などの建具の周囲を固める部材。玄関の土間と室内床の境目に設けるものは上がり框と呼ばれる。畳では、畳縁のない短辺部分を框という。
紙クロス
紙クロスとは、こうぞや再生パルプなどを原料とする紙に、印刷や凹凸加工を施した壁紙。和紙製や海外製など種類や柄が豊富で、柔らかく自然な風合いを楽しめる。一方、湿気や汚れに弱いものが多く、施工や手入れには注意が必要となる。
鴨居
鴨居とは、襖や障子などの引き戸を取り付ける開口部の上側に設ける横木。戸を滑らせるための溝があり、下側に設ける敷居と対になる。和室の建具を支えるだけでなく、壁や柱をつなぐ役割を持つ場合もある。
ガラスブロック
ガラスブロックとは、内部が空洞になった箱形の建築用ガラス。一般的な板ガラスより断熱性や遮音性に優れ、光を取り入れながら視線を遮れる。壁や間仕切り、玄関周辺、屋根のトップライトなどに用いられる。
ガラリ
ガラリとは、細長い羽板を一定の間隔と角度で並べた通風・換気用の部材。視線や雨の侵入を抑えながら空気を通せるため、ドアや窓、壁、収納扉などに取り付けられる。フィルター付きのものは定期的な清掃が必要となる。
カラン
カランとは、キッチンや洗面所、浴室などで水やお湯を出す水栓器具のこと。一般には蛇口と呼ばれる。水のみを出す単水栓や、水とお湯を混ぜる混合栓があり、ハンドル式、シングルレバー式、サーモスタット式などの種類がある。
借主負担DIY型賃貸契約
借主負担DIY型賃貸契約とは、借主が費用を負担して室内の修繕や模様替えを行い、その部分について退去時の原状回復義務を負わない賃貸契約。借主は好みの住空間をつくりやすく、貸主は修繕負担を抑えながら空き家を活用できる。
加齢配慮
加齢配慮とは、居住者が高齢になり身体機能が低下しても、安全で暮らしやすいように住宅を設計する考え方。段差解消や手すり、広い廊下や水回り、温度差を抑える設備などを整え、本人の自立と介護者の負担軽減を図る。
枯山水
枯山水とは、池や流水を使わず、石や白砂、苔などで山や川、海などの自然風景を表現する日本庭園の様式。室町時代に発達し、禅宗寺院の庭園に多く見られる。石の配置や砂に描く模様によって水の流れや自然の景観を象徴する。
換気
換気とは、室内の汚れた空気や湿気、臭いなどを屋外へ排出し、新鮮な空気を取り入れること。窓の開閉や温度差を利用する自然換気と、換気扇などを使用する機械換気があり、健康的な室内環境を保つために欠かせない。
換気回数
換気回数とは、1時間に室内の空気が何回入れ替わるかを示す数値。1時間当たりの給排気量を室内の容積で割って算出する。換気設備の能力や室内空気環境を確認する指標となり、住宅では必要な換気回数が法令で定められている。
換気経路
換気経路とは、給気口から取り入れた新鮮な空気が、居室や廊下を通り、浴室やトイレなどの排気口へ流れる道筋。ドア下の隙間やガラリを利用して空気を移動させる。経路がふさがれると換気効率が低下するため、家具配置にも注意が必要。
換気口
建物内の空気を衛生的に維持するために、屋内の空気と屋外の空気を入れ替えるために設けられるもの。
換気扇
換気扇とは、モーターで羽根を回転させ、室内の空気を屋外へ排出する設備。キッチンや浴室、トイレなどに設置され、臭い、湿気、煙、熱を取り除く。プロペラファンやシロッコファンなどがあり、設置場所に応じて使い分ける。
換気ゾーン
換気ゾーンとは、1つの換気設備や換気経路によって換気を行う空間のまとまり。リビングや寝室をそれぞれ単独のゾーンとする場合や、浴室と洗面室を1つのゾーンとして換気する場合がある。ゾーンごとに必要な換気量を計算する。
環境共生住宅
環境共生住宅とは、省エネルギーや資源の有効利用、廃棄物の削減に配慮し、周辺の自然環境や街並みと調和するよう計画された住宅。太陽光や風、緑などを活用しながら、住む人が健康で快適に暮らせる住環境を目指す。
換気量過多
換気量過多とは、室内の汚れた空気を排出するために必要な量を超えて換気している状態。冷暖房した空気まで過剰に屋外へ排出されるため、室温が安定しにくく、光熱費が増える原因となる。部屋に合った能力の換気設備を選ぶことが重要。
換気量不足
換気量不足とは、室内の汚染空気や湿気を排出するために必要な換気量を確保できていない状態。化学物質や臭い、二酸化炭素、粉じんなどが室内にたまり、結露やカビ、健康への悪影響につながる。換気設備の能力や給気口の状態を確認する必要がある。
雁行型
雁行型とは、マンションの住戸を一戸または数戸ごとに斜めにずらして配置する建物形状。多くの住戸で開口部を増やし、採光や通風、眺望を確保しやすい。一方、建物形状が複雑になるため、建築費や将来の維持管理費が高くなりやすい。
含水率
含水率とは、木材などの物質に含まれる水分の割合を示す数値。木材は含水率が高いまま使用すると、乾燥後に収縮や反り、割れが生じやすい。住宅用木材では、構造材や造作材の用途に応じて一定以下まで乾燥させる。
間接照明
照明器具から直接光を当てるのではなく、天井や壁などに反射させて間接光とする照明方法のこと。
関東間
関東間とは、関東地方を中心に使われてきた建築寸法の基準で、柱の中心から隣の柱の中心までの1間を約182cmとする方式。江戸間とも呼ばれる。柱の太さを差し引いて畳を敷くため、畳寸法を基準とする京間より部屋が小さくなる傾向がある。
カントリースタイル
カントリースタイルとは、自然に囲まれた田舎の暮らしをイメージした、素朴で温かみのあるインテリア様式。無垢のパイン材やオーク材、塗り壁、テラコッタタイル、自然素材の布などを使い、植物柄やチェック柄を組み合わせることが多い。
管理規約
管理規約とは、分譲マンションの区分所有者が共同生活や建物管理について定めた基本的なルール。管理組合の運営、管理費や修繕積立金、共用部分の使用、ペット飼育、専有部分の工事などを規定する。変更には原則として特別決議が必要となる。
管理業務主任者
管理業務主任者とは、マンション管理会社が管理組合と管理委託契約を結ぶ際に、重要事項の説明や管理事務の報告などを行う国家資格者。試験合格後に登録し、管理業務主任者証の交付を受けることで業務を行える。
管理組合
管理組合とは、分譲マンションなどの区分所有者全員によって構成される団体。区分所有者はマンションを購入すると自動的に組合員となる。共用部分や敷地の維持管理、修繕、管理規約の制定、共同生活のルールづくりなどを行う。
管理組合指定書式
管理組合指定書式とは、マンションの管理規約に基づいて管理組合が作成する各種申請書類。専有部分のリフォーム申請書や駐車場使用申込書、賃借人に関する届出などがあり、必要に応じて工事概要書や工程表などを添えて提出する。
管理形態
管理形態とは、マンションの管理業務を誰がどのような方法で行うかを示す区分。管理会社へ任せる委託管理と、管理組合が自ら行う自主管理がある。委託管理には全部委託と一部委託があり、管理員の勤務方法も常駐、日勤、巡回などに分かれる。
管理棟
管理棟とは、大規模マンションなどで管理機能をまとめて設けた建物。管理員室や集会室、防犯・防災設備の管理スペースなどを備える。共用施設としてカフェやフィットネス設備を併設する場合もあり、その維持費は管理費から支払われる。
管理費
管理費とは、分譲マンションや賃貸マンションの共用部分や設備を日常的に維持管理するため、区分所有者や賃借人が毎月負担する費用。共用部分の清掃や光熱費、エレベーターの点検、管理員業務などに使われる。大規模修繕に備える分譲マンションにおける修繕積立金とは区別される。
機械換気設備
機械換気設備とは、換気扇や給気ファンなどの機械を使い、室内の空気を強制的に入れ替える設備。給気と排気を機械で行う第1種、給気のみを機械で行う第2種、排気のみを機械で行う第3種の方式がある。
機械式駐車場
機械式駐車場とは、機械装置を使って自動車を上下または水平方向へ移動させて収容する立体駐車場。二段・多段方式、垂直循環方式、エレベーター方式などがある。限られた敷地を有効活用できるが、車両寸法や重量に制限がある。
基準地価
基準地価とは、都道府県が選定した基準地について、不動産鑑定士の評価をもとに毎年7月1日時点の土地価格を調査し、公表する指標。土地取引や価格審査の目安として使われ、都市計画区域外や林地も対象に含まれる。
基礎
基礎とは、地盤と建物の間に設け、建物の重さや地震などの力を地盤へ伝える構造部分。杭基礎と直接基礎があり、直接基礎には独立基礎、布基礎、ベタ基礎などがある。地盤の状態や建物の規模に応じて適切な種類を選ぶ。
既存住宅性能表示制度
既存住宅性能表示制度とは、中古住宅の劣化状況や耐震性、維持管理のしやすさなどを、登録住宅性能評価機関が共通の基準で評価する制度。評価書により住宅の状態を把握しやすくなり、売買や修繕計画の判断材料として活用できる。
既存道路
既存道路とは、建築基準法の施行時または都市計画区域への編入時に存在していた道路。幅員4m以上の道のほか、建物が立ち並ぶ幅員4m未満の道で特定行政庁が指定したものも含まれる。後者に接する土地ではセットバックが必要になる。
既存不適格建築物
既存不適格建築物とは、建築時には法令に適合していたものの、その後の法改正や都市計画の変更によって、現在の基準に合わなくなった建築物。違法建築とは異なり、そのまま使用できるが、増改築時には現行基準への適合を求められる場合がある。
キッチン
キッチンとは、シンクや調理台、コンロ、冷蔵庫、収納などを配置した調理空間。設備の並べ方によってI型、Ⅱ型、L型、U型、ペニンシュラ型、アイランド型などに分類される。広さや家事動線、使用人数に合わせて配置を選ぶ。
キッチンパネル
キッチンパネルとは、コンロやシンク周辺の壁へ施工する仕上げ材。耐火性や耐水性があり、油汚れや臭いが付きにくいステンレス、ホーロー、アルミ、メラミン不燃化粧板などが使われる。目地が少なく、タイルより掃除しやすい。
気泡浴槽
気泡浴槽とは、浴槽内の噴射口から気泡や水流を出し、身体へ刺激を与える浴槽。ジェットバスとも呼ばれ、温浴によるリラックス効果に加え、水流によるマッサージ感を得られる。噴射口や配管は定期的な清掃が必要となる。
基本設計
基本設計とは、建築主と設計者が打ち合わせを行い、建物の間取りや外観、各空間の使い方、構造、設備、法令条件など、計画全体の概要をまとめる作業。この段階で合意した内容をもとに、詳細な実施設計へ進む。
気密住宅
気密住宅とは、壁や窓、屋根などの隙間を減らし、室内外の空気が不用意に出入りしにくいよう施工した住宅。冷暖房効率や断熱性能を高めやすい一方、湿気や化学物質がこもらないよう、計画的な換気設備を併せて整えることが重要となる。
キャットウォーク
キャットウォークとは、猫が室内の高い場所を移動したり休んだりするための通路や棚。壁面や窓の上部、梁の周辺などに設けるほか、突っ張り式の棚やキャットタワーを利用する方法もある。落下や部材の外れを防ぐ安全な固定が必要。
キャビネット
キャビネットとは、扉や引き出し、棚などを備えた収納家具や収納ユニット。飾り棚や収納棚のほか、キッチン、洗面化粧台、玄関収納などの設備にも用いられる。設置場所や収納物に合わせて、幅や奥行き、開閉方法を選ぶ。
給気機能付きレンジフード
給気機能付きレンジフードとは、調理中の煙や臭いを排出すると同時に、屋外から必要な空気を取り入れる機能を備えた換気設備。気密性の高い住宅でも室内が過度な負圧になりにくく、安定した排気を確保しやすい。
給水装置
給水装置とは、水道の配水管から各住宅へ水を届けるための設備一式。給水管、分水栓、止水栓、水道メーター、蛇口などが含まれる。一般に敷地内の給水装置は所有者の財産となり、新設や修理の費用も所有者が負担する。
給湯
給湯とは、加熱したお湯をキッチンや浴室、洗面所などへ供給すること。必要な場所ごとに加熱する局所方式と、1カ所の熱源から配管で送る中央方式がある。給湯器には瞬間式や貯湯式があり、ガスや電気、太陽熱などを利用する。
給排水
給排水とは、建物内へ水を供給する給水と、使用後の汚水や雑排水、雨水などを建物外へ流す排水の総称。住宅では水道管や排水管、貯水槽、浄化槽、雨どいなどが関係し、衛生的な生活を支える重要な設備となる。
給排水設備
給排水設備とは、建物へ水を供給し、汚水や雑排水、雨水を屋外へ排出するための設備。給水管、排水管、貯水槽、給水タンク、便器、浄化槽、雨どいなどが含まれる。漏水や詰まりを防ぐため、定期的な点検と清掃が必要。
共益費
共益費とは、賃貸マンションやアパートの入居者が、家賃とは別に負担する共用部分の維持費。共用灯の電気代、廊下やごみ置場の清掃費、エレベーターの点検費などに使われる。物件によっては管理費とほぼ同じ意味で表示される。
境界
境界とは、隣接する土地同士や土地と道路との範囲を区切る線。土地の売買では、所有する範囲を明確にするため、境界標や測量図を確認することが重要となる。建物や塀、配管、樹木などが境界を越えると、越境問題につながる場合がある。
境界杭
境界杭とは、隣接地や道路との境界点を示すために地面へ設置する杭。コンクリートや石、金属、樹脂などでつくられ、プレートや鋲を使用する場合もある。土地の売買時には、隣地所有者の立会いや測量図と合わせて位置を確認する。
境界標
境界標とは、土地の境界が曲がる地点や端点に設置し、所有地の範囲を示す目印。石杭、コンクリート杭、樹脂杭、金属プレートなどが使用される。境界標同士を結んだ線が境界線となるため、紛失や移動がないか確認することが大切。
狭小住宅
狭小住宅とは、都市部などの狭い敷地に建てる床面積の小さな住宅。吹き抜けや地下室、スキップフロア、造り付け収納などを活用し、限られた空間を有効に使う。設計の工夫が必要なため、一般的な住宅より建築費が割高になる場合がある。
共振
共振とは、地盤や建物などが持つ固有周期と、地震など外部から加わる揺れの周期が一致し、揺れが大きく増幅される現象。建物に強い変形や損傷を与える可能性があるため、構造設計では建物の周期や地盤特性を考慮する。
京間
京間とは、京都や近畿、中国、四国、九州の一部で使われてきた建築寸法の基準。本間や関西間とも呼ばれ、畳の大きさを基準として柱を配置する。関東間より1畳の面積が広く、同じ畳数でも部屋が大きくなる傾向がある。
京町家
京町家とは、京都で江戸時代から昭和初期ごろまで建てられた、店舗や作業場と住居を兼ねる伝統的な建物。間口が狭く奥行きが長い「うなぎの寝床」と呼ばれる形状が特徴。現在は改修して店舗や宿泊施設へ活用される例もある。
鏡面仕上げ
鏡面仕上げとは、金属や塗装面、石材などの表面を細かく研磨し、鏡のように滑らかで光沢のある状態に仕上げる加工。高級感や清潔感を演出できる一方、指紋や細かな傷、汚れが目立ちやすい場合がある。
共有・準共有
共有とは、1つの土地や建物を複数人で所有する状態で、それぞれの所有割合を持分として登記する。売却などの処分には原則として共有者全員の同意が必要。準共有は、借地権など所有権以外の財産権を複数人で持つ状態をいう。
共用部分
共用部分とは、分譲マンションで区分所有者全員が共同で所有・利用する部分。廊下、階段、エントランス、屋根、基礎、共用配管などが含まれる。バルコニーや玄関扉、窓などは共用部分でありながら、各住戸に専用使用権が設定される場合が多い。
局所換気
局所換気とは、臭いや湿気、煙などが多く発生する場所で、汚染空気を集中的に排出する換気方法。キッチンのレンジフードや浴室・トイレの換気扇などが代表例で、住宅全体を換気する全般換気と組み合わせて使用される。
居室
居室とは、居住や食事、就寝、作業、娯楽などのために継続して使用する部屋。住宅ではリビング、ダイニング、寝室、子ども部屋などが該当する。トイレや浴室、玄関は含まれず、居室には採光や換気に関する基準が設けられている。
居室の天井高
居室の天井高とは、生活に必要な室内空間を確保するため、建築基準法で定められた天井高。原則として2.1m以上が必要となる。天井の高さが部分によって異なる場合は、室内全体の平均高さによって判断する。
居室の床の高さ
居室の床の高さとは、木造住宅の最下階にある居室について、地盤面から床上面まで確保する高さ。床下の湿気や木材の腐朽を防ぐため、原則として45cm以上とされるが、床下をコンクリートなどで防湿処理した場合は除外されることがある。
居宅介護サービス
要支援または要介護の認定を受けた人が、自宅を中心に利用する介護サービス。訪問介護や訪問看護、通所介護、短期入所、福祉用具の貸与などがあり、本人の状態や家族の介護負担に応じて組み合わせて利用する。
近居
親世帯と子世帯が同居せず、互いに行き来しやすい近い距離で暮らす住まい方。それぞれの生活やプライバシーを保ちながら、子育てや家事、介護などを助け合いやすい点が特徴となる。
近隣挨拶
新築やリフォーム工事の開始前に、近隣住民へ工事内容や期間を伝え、騒音や振動、車両の出入りなどへの理解を求めること。戸建てでは隣接地や道路向かい、マンションでは上下左右の住戸などを訪問することが多い。
近隣商業地域
都市計画法で定められた用途地域の一種。主に住宅地周辺で日用品の買い物やサービス施設(店舗、飲食店、銀行、診療所など)の利便性を高めるための地域。利便性が高い一方で、にぎやかな場所や交通量が多い場所もある。
クーラースリーブ
エアコンの冷媒管や排水ホース、電線などを室内から屋外へ通すため、外壁に設ける専用の穴や筒状部材。使用しない場合は雨水や虫、外気が入らないように適切にふさぐ必要がある。
空気殺菌
空気中に浮遊する細菌やカビなどを減らしたり死滅させたりすること。紫外線を利用する殺菌灯などが使われるが、対象となる微生物や使用場所に応じて、適切な方法や設備を選ぶ必要がある。
空気清浄機
室内空気に含まれるほこりや花粉、煙、臭いなどを取り除く装置。フィルターで捕集する方式や、電気の力で微粒子を集める電気集じん方式などがあり、製品によって除去できる物質や適用面積が異なる。
空気洗浄器
噴霧した水へ空気を通し、ちりやほこりを取り除く設備。エアウォッシャーとも呼ばれる。使用する水の温度を調整することで、空気の洗浄と同時に加熱、冷却、加湿、除湿を行える。
空気層
建物の仕上げ材と構造体の間などに設ける空間。空気の熱や音を伝えにくい性質を利用し、断熱性や遮音性を高める目的で設けられる。厚さや通気方法が適切でないと、内部結露の原因となる場合がある。
空気調和
室内の温度や湿度、気流、清浄度、臭いなどを調整し、人が快適かつ衛生的に過ごせる環境を保つこと。冷暖房だけでなく、換気や除湿、加湿、空気清浄なども含まれる。
空地
宅地や農地などのうち、建物が建っていない部分や、特定の目的に使われていない土地のこと。マンションでは通路、駐車場、広場、植栽などに活用され、空地が広いほど採光や通風、開放感を確保しやすい。一般の人が利用できるものは公開空地と呼ばれる。
空中廊下
マンションの共用廊下を住戸から離して配置し、住戸との間を吹き抜けにして専用ポーチなどで結ぶ構造。玄関や窓のすぐ前を居住者や来訪者が通らないため、住戸内への視線を遮りやすく、プライバシーを確保できる。
空調
室内の温度、湿度、気流、空気の清浄度などを調整し、快適で衛生的な環境を保つこと。空気調和の略称で、家庭用エアコンや加湿器、除湿機、空気清浄機のほか、大規模建築物で用いる集中管理型の設備なども含まれる。
躯体
建物の強度や安全性を支える骨組み部分の総称。基礎、柱、梁、耐力壁、床などが該当し、内外装の仕上げ材や設備機器とは区別される。使用する材料によって、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などに分類される。
躯体図
鉄筋コンクリート造の建物について、コンクリートを施工する位置や寸法を詳しく示した施工図。柱、梁、壁、床、開口部、アンカーボルト、設備用の貫通孔などを記載する。躯体工事だけでなく、内装や設備の納まりを決める基準にもなる。
クッションフロア
中間層に発泡塩化ビニールなどを用い、弾力性を持たせたシート状の床材。水や汚れに比較的強く、掃除や施工がしやすいため、キッチン、洗面所、トイレなどに多く使われる。色や木目、石目などのデザインも豊富。
区分所有権
分譲マンションなどで、構造上・利用上独立した各住戸や店舗などの専有部分を所有する権利。廊下や階段、エントランスなどの共用部分は、区分所有者全員で持分に応じて共有する。敷地を利用する権利も専有部分と一体で扱われる
区分所有建物
一棟の建物が複数の独立した部分に区切られ、それぞれが住居、店舗、事務所などとして別々に所有される建物。分譲マンションが代表例で、各区画には構造上と利用上の独立性が必要となる。区分所有法に基づいて管理される。
区分所有法
分譲マンションなどを複数人で区分して所有する場合の権利や管理方法を定めた法律。正式名称は「建物の区分所有等に関する法律」。専有部分、共用部分、敷地利用権、管理組合、管理規約、集会などの基本的なルールを規定している。
グラスウール
ガラスを細い繊維状に加工し、綿のように成形した建築材料。繊維の間に多くの空気を含むため、断熱性や吸音性に優れる。耐火性や耐薬品性もあり、住宅の壁、天井、床などの断熱材や防音材として広く使われる。
クラック
コンクリートやモルタルなどに生じるひび割れや亀裂のこと。乾燥収縮などによる表面的で細いものはヘアークラック、地盤沈下や設計・施工上の問題などで躯体内部から生じるものは構造クラックと呼ばれる。幅や深さ、進行状況の確認が重要。
クラックスケール
コンクリートの壁や床、基礎などに生じたひび割れの幅を簡易的に測る定規。異なる太さの線をクラックに重ねて測定する。ひび割れの変化を記録する際に役立つが、構造上の危険性を確定するものではなく、必要に応じて専門家が診断する。
グループケア
高齢者施設やデイサービスの利用者を10人程度の小規模なグループに分けて行う介護方法。大人数を一括して支援する方法より、利用者一人ひとりの生活習慣や希望を把握しやすく、家庭的で落ち着いた環境をつくりやすい。
グループホーム
主に認知症の高齢者が、専門スタッフの支援を受けながら少人数で共同生活を送る施設。入居者はできる範囲で食事の準備や掃除、洗濯などを行い、生活能力の維持を目指す。原則として施設のある市区町村の住民が対象となる。
グルニエ
フランス語で屋根裏部屋を意味する言葉。住宅では、屋根裏を利用した収納スペースを指すことが多い。採光や換気を確保して書斎などに使う場合もあるが、小屋裏収納として扱うには、面積や天井高など一定の条件を満たす必要がある。
クレセント
引き違い窓や上げ下げ窓などの窓枠が重なる部分に取り付ける、三日月形の締め金具。ハンドルを回して窓を固定し、気密性や防犯性を確保する。鍵やダイヤル錠を備えた防犯性の高い製品も普及している。
クレセント錠
引違い窓のアルミサッシで主に使われる、三日月型の締め付け金具。防音・気密性向上を目的にしている。
クローク
ホテルや劇場、コンサートホールなどで、利用者のコートや手荷物を一時的に預かる場所。もともとは外套を意味する言葉から派生した。日本では、住宅内で衣類などを保管する収納スペースをクロークと呼ぶ場合もある。
クローズドキッチン
リビングやダイニングから壁や扉で独立させたキッチン。調理中の臭いや煙、音、油汚れがほかの部屋へ広がりにくく、作業へ集中しやすい。一方、家族の様子が見えにくく、閉鎖的に感じられる場合がある。
クローゼット
洋服や生活雑貨を収納するために部屋に備え付けられた、主に衣類用の収納スペース。CLと略されることもある。
クロス
住宅の壁や天井へ張る内装仕上げ材の総称。ビニール、布、紙、和紙などさまざまな素材があり、色や柄によって室内の印象を変えられる。防臭、防汚、消臭、傷への強さなど、使用する部屋に合わせた機能性クロスも選べる。
クロゼット
主に洋室へ設ける衣類収納。一般的なリーチイン式は、ハンガーパイプを備え、扉の前から衣類を出し入れする。奥行きは50~60cm程度のものが多い。人が中へ入って収納できる大型タイプはウォークインクロゼットと呼ばれる。
ケーシング
物を囲う枠や覆いを指す言葉。住宅やインテリアでは、窓やドアの周囲へ取り付ける額縁状の化粧材をいう。壁と窓枠・ドア枠との取り合いを隠して仕上がりを整えるほか、室内デザインのアクセントにもなる。
蹴上げ
階段の一段ごとの高さ。住宅の階段では、建築基準法により原則として23cm以下と定められている。蹴上げが高いほど急で上り下りの負担が大きくなるため、踏面の奥行きと合わせて、利用者の年齢や身体状況に配慮して設計する。
ケアハウス
家族からの支援を受けることが難しい高齢者が入居できる軽費老人ホーム。自立した人を対象とする自立型と、施設内で介護サービスを受けられる介護型がある。食事、安否確認、入浴支援などを受けながら、原則として個室で生活する。
ケアマネジャー
正式には介護支援専門員といい、要支援・要介護認定を受けた人の相談に応じる専門職。本人や家族の希望、心身の状態を踏まえてケアプランを作成し、介護サービス事業者、医療機関、行政などとの連絡や調整を行う。
景観利益
住民が良好な景観の中で生活することにより得られる利益。法律上の権利とは異なるため、眺望が悪くなっただけで建物の撤去を求めることは一般に難しいが、景観法や自治体の条例によって景観保全が図られている。
蛍光灯
ガラス管内で放電により発生した紫外線を蛍光物質へ当て、可視光へ変換して発光する照明。白熱灯より消費電力が少なく寿命も長いため、住宅やオフィスなどで広く利用されてきた。
経済的耐用年数
建物や設備を修繕しながら使い続けるより、新しいものへ更新したほうが経済的に有利となるまでの期間。法定耐用年数とは異なり、維持費や修繕費、性能低下なども考慮して判断される。
珪藻土
植物プランクトンの一種である珪藻が堆積してできた天然素材。無数の細かな孔を持つため、調湿性や吸湿性、消臭性、耐熱性に優れ、住宅では壁や天井の塗り壁材として使用されることが多い。
珪藻土クロス
珪藻土を配合した壁紙。珪藻土ならではの調湿性や消臭性を生かしながら、塗り壁より施工しやすい点が特徴である。住宅のリビングや寝室などで使用されることが多く、デザインや色柄も豊富に揃っている。
珪藻土塗り
珪藻土を主原料とした塗り壁仕上げ。調湿性や消臭性、吸音性に優れ、結露やカビの発生を抑える効果が期待できる。自然素材ならではの風合いがあり、住宅の内壁や天井などに広く採用されている。
経年変化
年月の経過によって建材や設備の色合い、質感、風合いなどが変化すること。無垢材や天然石、革などでは、使い込むほど味わいが増す場合もあり、劣化とは区別して捉えられることが多い。素材ごとの特徴を理解して楽しむことも大切である。
経年劣化
建物や設備が時間の経過とともに自然に性能や美観を失うこと。日光や雨風、温度変化、通常の使用などが原因で生じるため、一般的には入居者の責任とはならない。適切な点検や補修を行うことで劣化の進行を抑えられる。
契約
当事者同士が内容について合意し、法律上の権利や義務を生じさせる約束。不動産では売買契約や工事請負契約、賃貸借契約、住宅ローン契約などが代表例となる。契約成立後は原則として一方的に解除できず、契約内容に従う義務が生じる
契約自由の原則
公序良俗や法律に反しない範囲であれば、契約を結ぶかどうか、相手方、契約内容、契約方法を当事者が自由に決められるという民法上の基本原則。私的自治の考え方を支える重要なルールとなっている。
契約不適合責任
引き渡された建物や土地が契約内容と異なっていた場合に、買主が売主へ修補や不足分の引渡し、代金減額、損害賠償、契約解除などを求められる制度。2020年の民法改正で従来の瑕疵担保責任に代わって導入された。
契約保証金
公共工事の請負契約で、請負業者が契約どおりに工事を履行することを保証するために発注者へ納める保証金。原則として契約金額の10%以上とされ、契約違反があった場合は没収されることがある。
軽量気泡コンクリート
発泡剤によって無数の気泡を含ませた軽量コンクリートで、ALCとも呼ばれる建築材料。軽量で耐火性や断熱性に優れ、加工もしやすいため、外壁や間仕切り壁などのパネルとして広く利用されている。
軽量床衝撃音
スリッパで歩く音やスプーンなど軽い物を落とした音のように、床を通じて下階へ伝わる比較的高い音のこと。マンションの遮音性能ではLL値で評価され、床材や仕上げ材によって遮音性能が異なる。
経路
不動産における経路とは、建物内で人や空気、配管、配線などが通る道筋のこと。建築では避難経路や換気経路、給排水経路などさまざまな意味で用いられる。安全性や使いやすさを確保するため、用途に応じた適切な計画が重要となる。
化粧材
柱や床板など、目に見える部分に使われる木材のこと。
ゲストハウス
浴室やトイレ、リビングなどを共用し、比較的安い料金で短期または中長期滞在できる宿泊・居住施設。古い建物を改修して活用する例も多い。施設ごとに宿泊、居住、仕事場など利用目的が異なるため、事前確認が必要となる。
げたばきマンション
建物の1~2階などの下層階に店舗や事務所が入り、上層階を住戸としたマンション。生活利便性が高い一方、店舗の騒音や臭気の影響を受ける場合があるため、テナントの業態や営業時間、出入口の動線、管理規約などの確認が重要となる。
結露
空気中の水蒸気が冷えた窓ガラスや壁などに触れ、水滴となって現れる現象。放置するとカビやダニの発生、木材の腐朽、断熱材の性能低下につながることがある。断熱性能の向上や適切な換気、除湿によって発生を抑えられる。
結露防止対策
住宅内で発生する結露を抑えるために行う対策。断熱材の適切な施工や気密性の向上、防湿層の設置、計画換気などを組み合わせることで、カビや腐朽の発生を防ぎ、建物を長持ちさせることにつながる。
煙感知器
火災感知器の1つで、火災初期の煙を検知してベルや音声で警報を発する、自動火災報知設備の必須部分。
玄関
住宅や建物の主要な出入口。道路からの動線や間取り、方角などを考慮して配置する。高齢者や車椅子利用者へ配慮する場合は、引き戸の採用、出入口幅の確保、段差解消、介助スペースの確保などが重要となる。
玄関収納
玄関に設ける靴や傘などの収納設備。一般的な下駄箱のほか、コートやベビーカー、ゴルフバッグ、アウトドア用品なども収納できる大型タイプがある。収納物の量や使い方に合わせて、棚の高さや奥行きを計画する。
現況調査
不動産の強制競売に先立ち、裁判所の執行官が対象物件の状態や使用状況、占有者などを確認する調査。調査結果は現況調査報告書へまとめられ、競売物件の権利関係や利用状況を判断する重要な資料となる。
原状回復
賃貸借契約の終了時に、借主の故意や過失、通常の使用を超える使い方で生じた損傷を修繕し、貸主へ返還すること。通常損耗や経年変化、災害など借主に責任のない損傷は、原則として借主の負担にはならない。
原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
賃貸住宅の退去時における修繕費用の負担区分を示した国土交通省の指針。通常損耗や経年変化は貸主負担、借主の故意・過失による損傷は借主負担とする基本的な考え方を示している。
現状有姿
不動産を現在の状態のまま引き渡すこと。土地や中古住宅の売買契約や賃貸借契約で使われ、契約後に状態が変化しても、原則として引渡し時の状態で渡すことを意味する。ただし、現状有姿であることだけで売主の契約不適合責任がすべて免除されるわけではない。
建築
住宅や店舗、事務所などの建物を新築、増築、改築、移転すること。建築基準法などの法令に基づき、安全性や防火性、衛生面などを確保しながら行われる。一般には建物の企画から設計、施工までを含めて建築という。
建築基準法
建築物の敷地や構造、設備、用途などについて最低限の基準を定め、生命や健康、財産を守るための法律。建物自体の安全性を定める単体規定、街並みや環境に関する集団規定、建築確認などの手続きを定めている。
建築基準法施行令
建築基準法を実際に運用するため、法律で委任された具体的な技術基準や細則を定めた政令。構造、防火、採光、換気、衛生、避難などについて、建築基準法より詳しい基準が規定されている。
建築士
建築物の設計や工事監理などを行う国家資格者。一級建築士、二級建築士、木造建築士があり、資格の種類によって設計・監理できる建物の用途や規模、構造が異なる。法令を守り、安全な建物を計画する役割を担う。
建築士法
建築士の資格や業務範囲、建築士事務所の運営などを定め、設計・工事監理業務の適正化と建築物の質の向上を図る法律。一級、二級、木造建築士の資格区分や、契約、重要事項説明、講習などのルールを規定する。
建築設備
建築物に設ける各種設備のことで、空気・水・電気・ガスなどを選んで使えるようにする機械・配管配線・器具などで構成されるシステムや機器をさす。
建築物
住宅やビル、倉庫、工場など、土地に定着し、屋根と柱または壁を備えた工作物。建築基準法では、付属する門や塀、地下や高架下の店舗、建築設備なども含まれ、安全性や衛生、構造、設備に最低基準が定められている。
建築物の高さ
原則として地盤面から建物の最上部までの高さ。傾斜地では建物が接する地盤の平均高さを基準に計算する場合がある。棟飾りや一定規模以下の階段室、エレベーター塔などは高さへ算入されないことがある。
建築面積
建物を真上から見たときに、外壁または柱の中心線で囲まれる水平投影面積。建ぺい率を計算する基準となる。軒や庇などが外壁から1mを超えて突き出す場合は、先端から1m後退した部分を算入する。
現地調査
リフォームや建築工事の設計・施工前に、対象となる建物や敷地の状態を確認する調査。建物の寸法や劣化、構造、設備、周辺環境などを調べる。概略調査、詳細調査、解体中の調査などに分けて行われる。
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積の割合。建築面積を敷地面積で割って求める。用途地域などによって上限が定められ、敷地に一定の空地を確保することで、採光や通風、防火、避難しやすい市街地環境を維持する。
コートハウス
中庭を建物や塀で囲むように設計した住宅。外部からの視線を遮りながら、中庭を通して採光や通風を確保できる。住宅が密集する地域や狭い敷地でも、プライバシーと開放感を両立しやすい。
コーナーガラス
建物の角へ柱や桟を目立たせず、L字形に連続して取り付けるガラス。壁や柱による視界の遮りが少なく、室内へ光を取り込みやすい。外部への眺望が広がり、空間を明るく広く見せる効果がある。
公営住宅
住宅に困窮する低所得者へ比較的低い家賃で提供するため、国の補助を受けて地方公共団体が整備する賃貸住宅。入居には収入や居住地、世帯構成などの条件があり、高齢者や障がい者世帯には特例が設けられる場合がある。
公開空地
マンションやビルの敷地内に設けられ、居住者だけでなく一般の人も自由に利用できる広場や歩道、ピロティなど。一定の条件を満たす公開空地を設けることで、総合設計制度による容積率や高さ制限の緩和を受けられる場合がある。
高架水槽
中高層のビルやマンションの屋上などに設置し、水を貯める設備。受水槽からポンプで水をくみ上げ、重力を利用して各階へ給水する。現在は衛生管理や維持管理の面から、増圧ポンプを用いる直結給水方式も普及している。
高気密・高断熱住宅
壁や床、屋根、窓などの断熱性能を高め、建物の隙間を減らした住宅。冷暖房効率が高まり、室温を保ちやすい一方、自然な空気の出入りが少なくなるため、24時間換気などの計画的な換気設備が必要となる。
工業専用地域
住宅を排除し、計画的に整備されたコンビナートや工業団地等を想定した工業地域で、工業の促進を図るために指定された用途地域のこと。住宅、老人ホーム、店舗、図書館、運動施設、学校、病院などの建設が禁止される。
工業地域
住宅等と工場が混在する地域のうち、主として工業の利便性を考慮して指定された用途地域のこと。学校、病院、劇場や映画館、ホテル、歓楽施設等の建設が禁止される。
高強度コンクリート
一般的なコンクリートより高い圧縮強度と耐久性を持つコンクリート。高い荷重へ耐えられるため、超高層マンションなどの柱や梁に使用される。部材を細くしたり、建物を高層化したりしやすい点が特徴となる。
抗菌仕様
住宅設備や家電製品などの表面に、細菌が付着・増殖しにくくなる加工を施した仕様。キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水回り設備に多く採用される。抗菌は菌を完全に除去するものではないため、日常的な清掃も必要となる。
高効率ガス給湯器
従来型より少ないガスで効率よくお湯をつくる給湯器。排気熱を再利用するエコジョーズや、ガスで発電し排熱を給湯へ利用する方式などがある。設備費は高くなる場合があるが、光熱費や二酸化炭素排出量を抑えやすい。
公示価格
国土交通省の土地鑑定委員会が、標準地について毎年1月1日時点の正常な土地価格を判定し、公表するもの。一般の土地取引や公共用地取得の価格、固定資産税評価、相続税評価などの基準として利用される。
公示地価
国土交通省の土地鑑定委員会が、都市計画区域内などの標準地について毎年公表する土地価格。複数の不動産鑑定士による評価をもとに決定され、一般の土地取引や公共事業用地の取得価格を判断する基準として使われる。
格子戸
細い木材や金属を縦横の格子状に組んだ引き戸や開き戸。外部からの視線を適度に遮りながら、採光や通風を確保できる。伝統的には木製が多いが、現在はアルミ製やガラスを組み込んだ玄関建具もある。
更新手数料
賃貸借契約を更新する際の事務手続きに対し、借主が不動産会社や管理会社へ支払う費用。貸主へ支払う更新料とは異なる。金額や支払条件は物件や地域によって異なるため、重要事項説明書や契約書で確認する必要がある。
更新料
賃貸契約を更新する際に支払う費用。借地や借家は、期間満了時に賃借人が契約の更新を希望する場合、賃貸人は正当な理由がなければ契約更新を断ることができない。このために更新時に貸主が更新料を請求することが一般化してきたといわれている。一般的に家賃の1ヶ月分程度。地域によって慣習が異なり、関西では不要な場合も多い。
公図
土地の区画や地番、位置、形状などを示した、法務局に保管されている地図に準ずる図面。古い測量をもとに作成されたものも多く、現況や実測面積と異なる場合があるため、土地の位置関係を確認する参考資料として利用される。
構造
建物の自重や人・家具の重さ、積雪、風、地震などの力に抵抗し、建築空間を支える仕組み。木造住宅では柱、梁、壁、床などが構造を構成し、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの種類がある。
構造躯体
建物の荷重を支え、地震や風などの力へ抵抗する骨組み部分。基礎、柱、梁、耐力壁、床などで構成され、内装材や仕上げ材、設備などを除いた建物の主要な構造部分を指す。
構造耐用年数
建物の柱や梁、土台などの主要構造部が腐食や老朽化、損傷によって寿命を迎え、修繕しても継続使用できなくなるまでの年数。構造的耐用年限や耐久年数とも呼ばれる。
構造耐力
建物の構造部分が安全に支えることのできる荷重や外力への強さ。構造耐力を超える力が加わると、柱や梁、壁などの構造部材が大きく変形したり、破壊したりするおそれがある。
構造耐力上主要な部分
建物の自重を支え、地震や台風などの外力へ抵抗する重要な部分。基礎、基礎杭、壁、柱、小屋組、土台、斜材、床版、屋根版、梁などが該当する。
勾配天井
水平ではなく屋根の傾斜などに合わせて斜めに設けた天井。屋根形状を生かして室内に高さや開放感を与えられる。浴室では、天井面の水滴を流れやすくする目的で勾配を設ける場合もある。
合筆
合筆とは、隣接する複数の土地を登記上1筆の土地へまとめること。土地所有者が法務局へ合筆登記を申請して行う。所有者や地目、地番区域が異なる土地などは合筆できず、合筆後は土地同士の筆界が抹消される。
工務店
比較的限られた地域で住宅の設計や施工を行う建設会社。地域に密着した対応や自由度の高い設計を特徴とし、木造軸組工法など会社ごとに得意な工法や分野を持つ。大手住宅会社から工事を請け負う工務店もある。
木口
木材を繊維方向に対して直角に切断した断面。年輪が見える切り口を木口面といい、板材の端部や柱・梁の切断面などを指す。
国土交通大臣免許
宅地建物取引業者が2つ以上の都道府県に事務所を置いて営業する場合に必要な免許。1つの都道府県内だけに事務所を置く場合は、都道府県知事免許となる。
腰高窓
床面から成人の腰程度の高さに窓台を設けた窓。採光や換気を確保しながら、窓の下へ家具を置きやすい。子どもや高齢者の転落防止には、手すりや開口制限などの対策が必要となる。
固体音(個体伝搬音)
床や壁、配管などの固体を振動が伝わることで聞こえる音。上階の足音や家具を引きずる音、排水音、壁へ釘を打つ音などが該当する。
ゴミドラム
投入されたごみを回転式のドラムで攪拌・圧縮し、内部へ貯留する設備。マンションの共用部などへ設置され、悪臭や害虫、ごみの散乱を防ぎながら、保管に必要なスペースを減らせる。
コミュニティ
地域や集合住宅などで暮らす人々のつながりや共同体。住民同士の交流や協力、防災活動、管理組合の運営などを円滑にする役割を持つ。
コミュニティバス
通常の路線バスでは対応しにくい地域の交通を補うため、市町村などが計画・運営するバス。住宅地や公共施設、駅などを結び、小型バスや乗合タクシーを使用する場合もある。
コミュニティホール
マンションなどで住民の交流や管理組合活動のために設ける共用スペース。会議や趣味の教室、住民行事、防災活動などに利用される。
古民家
伝統的な工法で建てられ、長い年月を経た日本の民家。明確な定義はないが、築50年以上で、太い柱や梁、土間、瓦屋根や茅葺き屋根などを持つ建物を指すことが多い。
コモンスペース
集合住宅の居住者が共同で利用する庭や広場。植栽やベンチなどを設け、住民の交流や休憩の場として活用される。
小屋裏
住宅の天井と屋根の間にできる空間。天井が低く屋根構造が入り組んでいることが多いが、収納や書斎、趣味のスペースとして利用される場合がある。
小屋裏換気
屋根裏にこもる熱気や湿気を換気口から屋外へ排出すること。軒下換気、妻面換気、棟換気などがあり、結露や木材の腐朽、夏の温度上昇を抑える。
コリドール
建物内の各空間を結ぶ廊下や回廊。マンションでは、住戸とエントランスをつなぐ通路や、眺望を楽しむために設けた共用通路などを指す場合がある。
コルクタイル
コルクタイルとは、コルク樫などの樹皮を加工してタイル状にした内装材。断熱性、防音性、クッション性があり、歩行感が柔らかいため、床材や壁材として使用される。
コレクティブ住宅
各世帯の独立した住戸に加え、共同の食堂やキッチン、談話室などを備えた集合住宅。居住者が交流し、家事や生活の一部を協力して行う住まい方を特徴とする。
コンクリート打ち放し
型枠を外したコンクリート面へ塗装やタイルなどの仕上げを施さず、そのまま見せる仕上げ方法。施工精度が外観へ直接表れるため、高度な型枠工事と品質管理が必要となる。
混合水栓
水と湯を混ぜ、適温に調整した水を一つの吐水口から出す水栓。2つのハンドルで調整するタイプ、1本のレバーで操作するタイプ、設定温度を保つサーモスタット式などがある。
コンサバトリー
ガラス張りのサンルームのような空間。もともとは英国などで、植物を冬の寒さから守るために設けられた温室を指し、住宅では採光を取り入れるくつろぎの場などとして利用される。
コンシェルジュ
マンションのエントランスなどに常駐し、居住者の生活を支援するスタッフ。宅配便やクリーニングの取り次ぎ、タクシーの手配、メッセージの預かりなどを行い、建物管理を中心とする管理員とは役割が異なる。
コンセプトシェアハウス
共通の趣味や目的を持つ人が集まり、設備やサービスを共有しながら暮らすシェアハウス。音楽、スポーツ、ペット、国際交流、起業支援など、物件ごとに明確なテーマが設定されている。
コンセプト賃貸
特定の趣味や生活スタイルを持つ人を対象に、設備やサービスへ独自のテーマを持たせた賃貸住宅。防音室やワインセラーなどを設け、一般的な賃貸物件との差別化を図っている。
コンドミニアム
主にアメリカやカナダで使われる分譲集合住宅の呼称。日本では、家具や設備を備えたリゾート地の集合住宅型別荘を指す場合もあり、所有者が利用しない期間に宿泊施設として運用されることもある。
コンバージョン
事務所や商業施設、倉庫などとして使われていた建物を、住宅や別の用途へ変更して再利用すること。既存建物を活用できる一方、用途変更に伴う法令や設備基準への対応が必要となる。
コンパクトハウス
一般に延べ床面積30坪未満程度の小規模な住宅。建築費や光熱費、固定資産税を抑えやすく、無駄な動線を減らした効率的な間取りをつくりやすい。
コンパクトマンション
単身者や夫婦、シニア世帯など少人数での居住を想定した比較的小規模なマンション。専有面積30~50平方メートル程度、1LDK~2LDKが中心で、交通利便性の高い場所に供給されることが多い。
さ行
サーキュレーター
サーキュレーターとは、室内の空気を循環させるための装置。冬は天井付近にたまりやすい暖かい空気を足元へ送り、夏は床付近にたまりやすい冷たい空気を上部へ循環させることで、室温のむらを抑える。天井に取り付けるシーリングファンも代表的な設備の一つ。
サービスアパートメント
サービスアパートメントとは、ホテルと賃貸マンションの中間的な機能を持つ住居。主に1カ月から数カ月程度の滞在を想定し、家具や清掃、コンシェルジュなどのサービスを利用できる。ホテルとは異なり、室内のキッチンで自炊したり、洗濯したりできるのが特徴。
サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者が安心して暮らせるよう、住まいと生活支援サービスを組み合わせた住宅。「サ高住」とも呼ばれる。一定の居室面積やバリアフリー設備などの基準に加え、専門スタッフによる安否確認や生活相談などのサービスが提供される。
サービスバルコニー
サービスバルコニーとは、メインバルコニーとは別に設けられる比較的小さなバルコニー。キッチンの横などに設置されることが多く、採光や通風を確保しやすいほか、ゴミや空き瓶などを一時的に置くスペースとしても利用できる。
サービスヤード
サービスヤードとは、キッチンなどにつながる屋外の家事作業スペース。洗濯や物干し、物置、ゴミの一時保管などに使われることが多い。
サービスルーム
サービスルームとは、採光などの条件を満たさず、建築基準法上の居室として認められない部屋。納戸や大型収納、家事スペースなどとして利用されることが多い。
災害危険区域
災害危険区域とは、津波、高潮、がけ崩れ、洪水などの災害危険性が高い区域について、地方公共団体が条例で指定する区域。建築基準法に基づき、住宅などの建築禁止や、床の高さなどに一定の制限が設けられる場合がある。
サイクルポート
サイクルポートとは、自転車を置くためのスペース。マンションなどでは一般的な共用駐輪場と区別し、住戸ごとに専用区画として設けられた自転車置き場を指すことが多い。
債権
債権とは、特定の相手に対して金銭の支払いや一定の行為を求めることができる権利。賃貸住宅では、貸主には借主へ家賃を請求する権利があり、借主には必要な修繕などを貸主へ求める権利がある。
再現期間
自然災害や気象現象の規模を表す際に用いられる指標で、ある規模の現象が統計上どの程度の頻度で発生すると想定されるかを示す考え方。例えば「100年再現期間」の降雨は、平均すると100年に1回程度発生する規模を意味する。河川整備や防災計画、建築物の安全設計などに活用される重要な基準。
再建築不可
建物を解体すると新たな建築が認められない土地のこと。主な原因は建築基準法の接道義務を満たしていないためで、既存不適格建築物などが該当する。一般的に市場価格は低くなる傾向があるが、建て替えができないことから資産価値や融資条件に影響する場合もあり、購入前の十分な調査が重要。
採光
採光とは、窓などの開口部から建物内部へ自然光を取り入れること。建築基準法では、住宅などの居室について、床面積に応じて必要となる採光用の開口部面積が定められている。
採光関係比率
採光関係比率とは、窓などの有効採光面積を計算する際に使う数値。開口部から隣地境界線までの距離と、開口部の中心から上部の建築物までの高さなどをもとに算出し、自然光の取り入れやすさを判断する。
採光補正係数
採光補正係数とは、窓などの有効採光面積を求める際に用いる係数。採光関係比率に用途地域ごとの条件を加味して算出し、窓が道路に面している場合などには一定の緩和措置が設けられている。
サイザル麻
リュウゼツラン科の植物から採取される天然繊維。耐久性や弾力性に優れており、ロープやカーペット、住宅用床材などに利用される。調湿性や防臭性も高く、自然素材ならではの風合いが魅力であるため、ナチュラルテイストの住宅やペット共生住宅でも人気が高い。
再生可能エネルギー
再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマスなど、自然界から繰り返し利用できるエネルギー。発電や熱利用の際に二酸化炭素の排出を抑えやすく、環境負荷の低減やエネルギーの安定供給に役立つ。
最多価格帯
最多価格帯とは、新築マンションや一戸建て、宅地などを複数販売する際に、販売戸数や区画数が最も多い価格帯。不動産広告では、一定数以上の物件を販売する場合に、最低価格や最高価格とともに表示される。
在宅リフォーム工事
在宅リフォーム工事とは、施主が住宅で生活を続けながら行うリフォーム工事。「住みながらリフォーム」「居ながらリフォーム」とも呼ばれる。キッチンや浴室、トイレなど工事範囲が限定される場合や、仮住まいが難しい場合などに行われる。
サイディング
サイディングとは、住宅の外壁に張る板状の外装材。セメント系、金属系などの工業製品が多く、耐久性、防火性、断熱性、デザイン性などに配慮したさまざまな製品がある。
サイドテーブル
サイドテーブルとは、ソファやベッドなどの脇に置く小型のテーブル。飲み物や本、照明、小物などを置くために使われる。
サイドレール
サイドレールとは、ベッドの側面に取り付ける柵状の部品。転落防止や姿勢保持などに利用されるが、製品の隙間に身体の一部が挟まるおそれもあるため、使用時には注意が必要。
債務不履行
債務不履行とは、契約などで負っている義務を債務者が果たさないこと。住宅ローンの返済をしない場合などが該当し、状況によって損害賠償などの法的責任が生じる。
在来工法
在来工法とは、「木造軸組工法」とも呼ばれる日本の伝統的な木造建築工法。基礎の上に土台と柱を設け、梁などの水平材を組み、筋かいで補強して建物を支える。柱の位置などを調整しやすく、間取りやデザインの自由度が比較的高い。
竿縁天井
和室で多く採用される伝統的な天井仕上げの一種。一定間隔で配置した細長い木材である竿縁の上に天井板を張って仕上げる構造で、木の風合いを生かした落ち着きのある空間を演出できる。和風住宅や旅館、茶室などで見られることが多い天井意匠。
逆目
木材の繊維方向と逆向きに加工する状態、または木目の流れが逆になっている部分を指す用語。逆目方向に削ると表面がささくれたり欠けたりしやすく、仕上がり品質に影響を与える。そのため木工加工や建築現場では木目の方向を確認しながら作業を進めることが重要となる。
下がり天井
下がり天井とは、梁や配管スペースなどの影響で、天井の一部分だけが周囲より低くなっている部分。間取り図では点線などで表示されることがある。
左官技能士
壁や天井の塗り仕上げなどに関する技能を持つことを証明する国家資格。都道府県職業能力開発協会が実施する技能検定の合格者に与えられる称号で、左官工事に必要な知識と技術を客観的に証明できる。住宅や建築物の品質向上に重要な役割を担う専門資格。
左官工
モルタルや漆喰、土壁などを用いて建物の内外装を仕上げる職人。壁や床の仕上げだけでなく、タイル施工の下地づくりなども担当する。建物の美観や耐久性に大きく関わる職種であり、近年は自然素材を活用した住宅づくりの分野でも注目されている。
左官工事
左官工事とは、壁や床などへモルタル、漆喰、土などを塗り付けて仕上げる工事。材料や塗り方によって、さまざまな質感や表情をつくり出せる。
差押
差押とは、債権者の申し立てなどに基づき、裁判所などが債務者の財産を勝手に処分できないようにする手続き。不動産が差し押さえられると、所有権の譲渡や新たな担保権の設定などが制限される。
さしがね
大工や木工職人が使用するL字型の測定工具。長さや直角を測るだけでなく、勾配や角度の計算、木材加工時の墨付けなど幅広い用途に利用される。日本の伝統的な木造建築を支えてきた道具の一つであり、現在でも建築現場や木工製作で欠かせない存在。
三和土
三和土とは、玄関などに設けられる、土足で使用する土間部分。もともとは叩き土に石灰、水、苦汁を混ぜて練り、塗った後にたたき固めて仕上げた床を指す。現在はコンクリートやタイルで仕上げた玄関土間も三和土と呼ばれる。
雑壁
雑壁とは、主要な耐震要素ではない壁を指す用語。柱に取り付くことで局部的に剛性を高め、地震時の力の集中や建物の偏心に影響を与える場合がある。
サッシ工
サッシ工とは、住宅などへ窓サッシやドアを取り付ける専門職。施工位置や高さを調整して枠を固定し、把手や金具などの取り付けも行う。
査定
不動産の市場価値を調査し、売却できる可能性が高い価格を算出すること。査定価格はあくまで目安であり、その金額での売却を保証するものではない。立地や築年数、周辺の取引事例などを基に算出されるため、複数の不動産会社へ依頼して比較検討するケースも多い。
サテンシカモア
アフリカ産のシルバーハート材に現れる美しい縮杢を持つ木材の総称。光の当たり方によって独特の光沢や波模様が浮かび上がることが特徴で、高級家具や化粧合板、建築用造作材などに利用される。意匠性が高く、上質な空間演出を目的とした内装材として人気がある。
さな割れ
立木の内部に発生する割れの一種で、心割れが進行した状態を指す。木材内部に大きな亀裂が生じるため、強度や見た目に影響を及ぼすことがある。製材時には割れ部分を避けて木取りを行う必要があり、木材品質を判断する際の重要な確認項目となる。
サニタリー
サニタリーとは、住宅内の浴室、洗面室、トイレなど、衛生に関係する水回り空間の総称として使われる言葉。
錆び丸太
床柱や装飾材として利用される化粧用丸太の一種。立木の段階で樹皮を剥ぎ、菌類などの作用によって表面に独特の茶褐色模様を発生させたものを指す。自然素材ならではの風合いを持ち、和風建築や数寄屋造りなどで意匠性を高める目的で用いられる。
サブコン
サブコンとは、ゼネコンなどから建設工事の一部を請け負う専門工事業者。英語の「Subcontractor」を略した言葉で、設備工事や電気工事など特定分野の施工を担当する。
サブリース
サブリースとは、不動産会社などがオーナーから物件を一括して借り上げ、入居者へ転貸する仕組み。オーナーは管理の手間を軽減しやすい一方、契約条件や賃料見直しなどを事前に確認することが重要。
サペリ
西アフリカから中央アフリカに分布するセンダン科の広葉樹。マホガニーに似た美しい木目と落ち着いた色合いが特徴で、建築用造作材や家具、化粧単板、楽器など幅広い用途に利用される。高級感のある仕上がりを求める住宅の内装材としても人気が高い。
砂防指定地
土砂災害の防止を目的として国や自治体が指定する区域。土地の掘削や盛土、樹木の伐採、建築行為などに一定の制限が設けられており、実施には都道府県知事の許可が必要となる場合がある。土地購入や開発計画の際には事前確認が欠かせない法的規制の一つ。
サムターン
ドアの室内側についている施錠・解錠用のつまみのこと。親指(thumb)でつまんで回す(turn)動作が語源となっており、外側からは鍵穴に鍵を差し込んで解錠し、内側からはつまみを回すことにより施錠できるのが特徴。
サムターン回し
サムターン回しとは、玄関ドアに穴を開けたり隙間から工具を差し込んだりして、室内側の鍵のつまみを回して解錠する侵入手口。防犯対策としてサムターンカバーなどが使用される。
さや管ヘッダー工法
さや管ヘッダー工法とは、給水・給湯管を保護用のさや管の中へ通し、ヘッダーから各水栓へ個別に配管する方法。途中の接続箇所が少なく、水漏れのリスクを抑えやすいほか、点検や配管交換もしやすい。
更地
更地とは、建物などがなく、宅地として特別な使用上の制約がない土地。土地を購入した後は、建ぺい率や容積率などの法規制の範囲内で建物を建築できる。
椹
木材を一定間隔で取り付ける際に使用する細長い部材。屋根下地や壁下地、床組みなど幅広い箇所で利用され、仕上げ材を固定するための補助材として重要な役割を担う。建物の通気性確保や下地調整にも活用されることが多く、住宅施工では欠かせない部材の一つ。
サンクンガーデン
サンクンガーデンとは、地面より一段低い位置に設ける庭や広場。都市部では半地下の広場などとして使われ、住宅では地下室への採光や、立体的な景観をつくる目的で設けられることがある。
3項道路
建築基準法第42条第3項に基づき指定される道路。地形や既存市街地の状況などから、通常の接道要件を満たす道路幅員を確保することが困難な場合に特例として認められる。建築計画や再建築の可否に関わる重要な制度であり、土地購入前の確認が欠かせない。
残債
残債とは、ローン返済途中の時点で、まだ返済していない借入金の元金残高。「ローン残高」と呼ばれることもある。返済を重ねるごとに減少し、返済期間が終了すると原則としてゼロになる。
散水栓
散水栓とは、庭への水まきや屋外清掃などに使用する水栓。一般に屋外の出入口付近などへ設けられ、地中のボックス内へ収納するタイプが多い。
3000万円特別控除
自宅を売却した際、一定の要件を満たすことで譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる税制上の特例。正式名称は「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」。譲渡所得税や住民税の負担軽減につながるため、住み替えや自宅売却時の代表的な節税制度として活用されている。適用には居住実態や所有期間など一定の条件がある。
サンダー
サンダーとは、紙やすりを底面に取り付け、モーターの振動によって木材や金属を効率よく研磨する電動工具。耐久性や集塵性能などに優れたプロ用と、機能を絞って価格を抑えたDIY用がある。形状は四角形や、先端がとがったアイロン型などが一般的。
サンプルルーム
サンプルルームとは、マンションの住戸に使用される設備や建材、主要なスペースの一部を再現・展示した場所。パンフレットやインターネットでは分かりにくいサイズ、色、素材の感触などを実際に確認できる。住戸全体を再現するモデルルームとは異なり、一部分を展示するのが特徴。
サンルーム
サンルームとは、日光を多く取り入れるため、開口部を大きくしたり屋根などをガラス張りにしたりしてつくる部屋。リビングの外側に増設する形で設けられることが多く、鉄線入りガラスや透明な強化ポリエステル板などが使われる。
3路スイッチ
3路スイッチとは、1つの照明器具を2カ所から点灯・消灯できるスイッチ。階段の上下から同じ照明を操作する場合などに使われる。電路が3本必要なことから「三路」と呼ばれる。
CATV
CommunityAntennaTelevision(コミュニティー・アンテナ・テレビジョン)、またはCableTelevision(ケーブル・テレビジョン)の略で、有線テレビのこと。同軸ケーブルや光ファイバーなどの有線回線を使って、テレビ放送や情報を各家庭へ届けるサービス。電波が届きにくい地域でも安定して視聴しやすい。現在は地上波やBS・CS放送に加え、インターネットや電話サービスも提供されている。
CS
CSとは、「Communications Satellite」の略で、通信衛星のこと。通信衛星を利用したテレビ放送は一般に「CS放送」と呼ばれ、視聴には専用アンテナやチューナーなどが必要となる。
シート防水
シート防水とは、合成ゴム系や塩化ビニル樹脂系などの防水シートを、屋根やベランダなどの下地へ張り付ける防水工法。素材によって工期の短さや耐候性などに特徴があり、非歩行屋根や軽歩行屋根などに用いられる。
シーリング材
シーリング材とは、サッシ窓の周囲やプレハブ材の接合部、建築物の目地などへ充填するゴム状物質や合成樹脂などの総称。油性コーキングや弾性シールなどがある。
シーリングファン
シーリングファンとは、天井に取り付けた羽根を回転させて室内の空気を循環させる設備。空調補助だけでなく、室内装飾として設置されることもある。
シーリングライト
シーリングライトとは、天井に取り付ける照明器具。天井灯とも呼ばれ、天井へ直接設置する直付けタイプと、天井へ埋め込むタイプがある。
仕上げ材
仕上げ材とは、建物の内外装で、直接目に触れる表面部分に使用する材料。サイディングやタイルなどの外装材も含まれる。
Jターン
Jターンとは、故郷から一度都市部へ移住した人が、故郷そのものではなく、故郷に近い地方都市へ移住すること。仕事や生活利便性などを確保しながら故郷へ近づく移住形態。
シェアハウス
シェアハウスとは、複数の入居者がそれぞれ個室を使用しながら、キッチンやリビング、水回りなどを共同利用する住宅。一般的な賃貸住宅に比べて初期費用や賃料を抑えられる場合があり、入居者同士の交流が生まれやすいことも特徴。
ジェットバス
ジェットバスとは、浴槽の穴から気泡を含んだ湯を噴出させる浴槽。マッサージ効果やリラックス効果を目的として利用される。
敷金
敷金とは、賃貸借契約の際に、借主が家賃の未払いや部屋を損傷した場合の修理費などの金銭債務を担保するため、貸主へ預ける金銭。2020年施行の改正民法では敷金の定義や返還義務について明文化されている。
敷地権
敷地権とは、マンションなどの区分所有建物における敷地利用権。建物の専有部分と敷地利用権を別々に売却したり、抵当権を設定したりする分離処分は、原則として認められていない。
敷引
敷引とは、賃貸住宅の契約時などに預けた金銭から、退去時に一定額を差し引く仕組み。入居継続年数によって控除額が変わるものや、入居継続年数に関わらず一定額を控除するものなど、契約により異なる。
事業用定期借地権
事業用定期借地権とは、事業用建物の所有を目的とし、契約期間終了後に原則として借地権が消滅する借地権。契約終了後は、借地人が建物を撤去して更地に戻し、地主へ返還する。
事故物件
事故物件とは、過去に人の死亡など、入居や購入の判断へ心理的な影響を与える出来事があった物件を指す用語。2021年に国土交通省が告知範囲や宅建業者の調査方法についてガイドラインが示している。
資産管理会社
資産管理会社とは、個人や家族が保有する不動産、株式、国債、社債などの資産を管理・運用する目的で設立する会社法人。
自重
自重とは、建築物そのものの重さ。構造力学では固定荷重の一つとして扱われ、床、外壁、屋根、窓、ドアなど建物を構成する各部材の重量が含まれる。
自主管理
自主管理とは、マンションの管理業務を管理会社へ全面委託せず、管理組合や区分所有者が主体となって行う管理方式。必要に応じて管理員を雇ったり、設備点検など一部の業務だけ専門業者へ依頼する場合もある。
支持力
支持力とは、住宅などの建物から基礎や杭を通して地盤へ伝わる荷重に対し、地盤や杭などが支えることのできる最大荷重。対象によって地盤支持力、杭支持力などと呼ばれる。
地震
地震とは、地球内部に蓄積されたエネルギーなどによって弾性波が発生し、地面が揺れる自然現象。構造地震、陥没地震、火山地震などが挙げられる。
地震応答
地震応答とは、地震によって建物などが振動する現象。建物の揺れを抑えるため、制震装置や免震装置などの技術が利用されている。
地震火災
地震火災とは、地震をきっかけとして発生する火災。建物が密集する地域では同時多発的な出火に加え、断水、停電、道路寸断などによって消防活動が難しくなり、被害が拡大するおそれがある。
地震危険度マップ
地震危険度マップとは、地震発生時の揺れや建物倒壊、液状化などの危険性を地域ごとに示した地図。自治体などが公表し、防災対策や住宅購入時の参考資料として利用される。
地震災害
地震災害とは、地震によって引き起こされる災害の総称。建物の損壊など直接的な被害に加え、火災、津波、山崩れ、雪崩などの二次災害も含まれる。
地震保険
地震保険とは、地震、噴火、またはこれらによる津波を原因とする建物や家財の損害を補償する保険。単独では加入できず、火災保険とセットで契約する。
地震保険料控除
地震保険料控除とは、支払った地震保険料について、一定額を所得税や住民税の所得から控除できる制度。年末調整や確定申告で適用を受けられる。
JIS
JISとは、国が定める工業分野の標準規格。製品や技術の標準化によって生産効率や利便性、公正性の確保などを図るものとされている。
止水栓
止水栓とは、設備の故障やメンテナンス時に水を止めたり、水量を調整したりするため、給水管と給水器具の間に設ける水栓。洗面化粧台やキッチンでは、収納内部などに設置されていることが多い。
システムキッチン
システムキッチンとは、流し台、調理台、レンジ、収納などの設備を組み合わせ、その上に一枚の天板を載せて一体化したキッチン設備。設置場所の広さや形、必要な機能に合わせて組み合わせを選べる。
システム収納
システム収納とは、棚や引き出しなどの収納パーツを規格化し、それらを組み合わせて構成する収納。用途やスペースに応じて組み合わせを変えられ、限られた空間を有効に活用しやすい。
システム洗面化粧台
システム洗面化粧台とは、洗面ボウル、水栓、シャワー、照明、鏡、コンセント、収納など、洗面時に必要な機能を一体化した設備。
自然換気設備
自然換気設備とは、給気口と排気口の気圧差を利用して、自然に室内の空気を入れ替えるための設備。
自然材料・素材
自然材料とは、木材、紙、草、石、土など、自然由来の素材を利用した材料。無垢材、和紙、大理石のほか、月桃やケナフを原料とした壁紙、コルクや麻の床材、漆喰、珪藻土などさまざまな種類がある。
自然塗料しぜんとりょう
自然塗料とは、植物成分や無害な顔料成分などを主体としてつくられる塗料。柿渋、蜜蝋、木酢液、植物油を利用したフローリング用塗料などがある。
自走式駐車場
自走式駐車場とは、自動車を運転して各駐車スペースまで移動する方式の駐車場。専用の駐車棟を設ける多層式駐車場などがある。
時代処理塗装
時代処理塗装とは、新しい素材を長年使い込んだような風合いへ仕上げる塗装方法。アンティーク塗装とも呼ばれ、ぼかしや柿渋などを使って古びた印象を表現する。
室外機置き場
室外機置き場とは、エアコンの室外機を屋外へ設置するためのスペース。マンションではサービスバルコニーなどに設けられる場合があるが、室外機だけを置く小さなスペースで、ほかの用途に使えないこともある。
漆喰
漆喰とは、石灰に麻糸などの繊維や、フノリ・ツノマタなどの膠着材を加え、水で練った材料。防火性や調湿性に優れるため、古くから土蔵などに使われてきた。現在では化学糊を使用する製品もある。
私道
私道とは、個人が所有する土地の一部を道路として整備・管理し、通行に利用しているもの。都市計画区域内で接道条件を満たさない敷地に建物を建てる際、敷地の一部を私道として建築基準法上の道路に認定してもらう場合がある。
地盤調査
地盤調査とは、建築予定地が建物の荷重を安全に支えられるかを確認する調査。ボーリング調査、サウンディング調査、平板載荷試験、液状化判定、土質試験などの方法がある。
地盤沈下
地盤沈下とは、過剰な地下水の採取などによって地層が収縮し、地表面が沈下する現象。
地盤面
地盤面とは、建築物が周囲の地面と接する位置の平均高さを基準とした水平面。傾斜地などで高低差が大きい場合は、一定の高さごとに区分して平均地盤面を求める。
ジプトーン
ジプトーンとは、化粧石膏ボードの商品名で、不規則な穴模様を持つ洋風天井材。比較的安価で施工しやすく、事務所、店舗、物置、倉庫などで使われる。
司法書士
司法書士とは、司法書士法に基づく国家資格者。不動産登記や商業登記、相続・債務整理などに関する書類作成、一定の簡易裁判所事件の代理などを行うほか、成年後見人として財産管理などを担う場合もある。
地窓
地窓とは、床面に近い低い位置へ設ける窓。掃き出し窓より小さいものが多く、上部や対角方向の窓と組み合わせることで自然換気に利用できる。
事務所地区
事務所地区とは、特別用途地区の一つで、事務所や行政機関、企業の本支店などの集積を促し、業務効率を高めるために指定される地区。具体的な規制内容は地方公共団体の条例で定められる。
遮炎性能
遮炎性能とは、通常の火災時に炎を有効に遮る性能。防火地域、準防火地域、法22条指定区域などでは、建物に一定の防火・耐火性能が求められる。
遮音等級
遮音等級とは、建物の遮音性能を示す指標。隣戸や屋外からの空気音を遮る壁・サッシの性能と、上階から下階へ伝わる床衝撃音を遮る性能などがあり、壁やサッシではD値などで表示される。
遮音フローリング
遮音フローリングとは、足音や物の落下音、椅子を引く音などの床衝撃音を軽減するため、遮音材などを組み込んだフローリング。集合住宅で多く使われ、直張りタイプや下地材を組み合わせるタイプなどがある。
尺
尺とは、尺貫法で用いられる長さの単位。1尺は約30.3cm。
ジャグジー
ジャグジーとは、気泡や水流を発生させる機能を備えた浴槽などを指して使われる言葉。
借地借家法
借地借家法とは、土地の賃借権などの存続期間や効力、建物賃貸借契約の更新などについて定めた法律。旧借地法や旧借家法を廃止して1991年に成立し、1992年から施行された。
車庫
車庫とは、柱、梁、壁、屋根などで構成され、自動車を収容する建築物。屋根・柱・壁のあるものをガレージや車庫、屋根と柱だけのものをカーポート、屋根などがないものをカースペースや屋根なし駐車場などと呼ぶ。
遮光カーテン
遮光カーテンとは、外部からの光を遮るとともに、室内の光が外へ漏れにくいよう加工されたカーテン。黒糸を織り込んだタイプや、生地裏面へ樹脂をコーティングしたタイプなどがある。
JAS
JASとは、日本農林規格のこと。農林物資に関する標準規格で、住宅関係では製材、集成材、合板、フローリングなどの木質建材や畳表などについて規格が定められている。
斜線規制
斜線規制とは、道路や隣地の日照・通風・開放性などを確保するため、建物の高さや配置を制限する規制。道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限の3種類がある。
シャッター雨戸
シャッター雨戸とは、シャッター状に開閉する雨戸。手動式と電動式があり、窓上部の収納ケースへ巻き上げて収納するため、戸袋が不要で外観をすっきりさせやすい。
遮熱ガラス
遮熱ガラスとは、複層ガラスの室外側などへLow-E金属膜をコーティングし、日射熱を遮る性能を高めたガラス。紫外線や赤外線を抑えるとともに断熱効果もあり、冷暖房効率の向上に役立つ。
シャビーシック
シャビーシックとは、白を基調とした空間へ、使い込まれた風合いのアンティーク調家具や照明を組み合わせるインテリアスタイル。塗装の剥がれや錆を思わせる加工などを取り入れ、古さと上品さを組み合わせる。
斜面住宅
斜面住宅しゃめんじゅうたく
斜面住宅とは、傾斜地に建てられた一戸建てや、斜面に沿って階段状に配置されたマンションなど。傾斜地を開発した住宅地を斜面住宅地と呼ぶ場合もある。
ジャロジー
ジャロジーとは、細長いガラス板を並べ、角度を変えることで通風量を調整できる窓。ルーバー窓とも呼ばれ、浴室、洗面室、トイレなどで使われることが多い。
シャンプードレッサー
シャンプードレッサーとは、洗髪、洗面、化粧などの機能と収納を一体化した洗面台。洗髪洗面化粧台とも呼ばれ、大型の洗面ボウルやハンドシャワーを備えるタイプが多い。
シューズクローク
シューズクロークとは、玄関に設けられる、靴を履いたまま入れる収納スペース。「S.C.」や「シューズ・イン・クロゼットS.I.C.」と呼ばれることもある。
住居専用地域
住居専用地域とは、良好な住環境を守ることを主な目的とした用途地域。
住居地域
住居地域とは、主に住居の環境を守るために指定される用途地域。
集合住宅
集合住宅とは、複数の住戸を一つの建物などにまとめた住宅。木造や軽量鉄骨造などの賃貸住宅をアパート、鉄筋コンクリート造などの耐火構造の集合住宅をマンションとする一般的な区分。
柔構造
柔構造とは、地震時などに建物の振動周期を長くし、ゆっくり大きく揺れることで地震の影響を抑える構造。超高層建築物などで採用される。
終身建物賃貸借制度
終身建物賃貸借制度とは、都道府県知事の認可を受けたバリアフリー住宅などで、高齢者が死亡するまで賃貸借契約を継続できる制度。通常の賃借権と異なり相続されず、一定の事情を除いて貸主側から契約解除できない。
修繕・模様替え
修繕とは、建築物の一部をほぼ同じ材料・形状・寸法でつくり替え、性能や機能を回復させる工事。住宅設備の部品交換なども含まれる。模様替えとは、家具配置の変更や壁紙の張り替えなど、室内の表層や雰囲気へ軽微な変更を加えること。
修繕積立一時金
修繕積立一時金とは、大規模修繕の時期などに臨時で徴収される修繕費用。新築マンション入居時の修繕積立基金や、大規模修繕時に資金不足が生じた場合の追加徴収などがある。
修繕積立基金
修繕積立基金とは、新築マンション購入時に、将来の大規模修繕に備えて引き渡し時などにまとめて支払う費用。修繕積立準備金や修繕積立一時金と呼ばれる場合もある。
修繕積立金
修繕積立金とは、分譲マンションの外壁、屋上、エントランスなど共用部分の修繕費用に備え、区分所有者から毎月徴収して積み立てる金銭。長期修繕計画をもとに必要額が検討される。
住宅宿泊事業法
住宅宿泊事業法とは、民泊に関わる住宅宿泊事業者、住宅宿泊管理業者、住宅宿泊仲介業者の役割や義務などを定めた法律。住宅宿泊事業者には届出が必要で、年間提供日数の上限は180日とされている。
住宅セーフティネット法
住宅セーフティネット法とは、高齢者、子育て世帯、低所得者、障がい者、被災者などの住宅確保要配慮者が入居しやすい賃貸住宅の供給を促進する法律。正式名称は「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律」。
住宅性能表示制度
住宅性能表示制度とは、マンションや一戸建ての性能を第三者の専門機関が一定基準に沿って評価し、等級などで分かりやすく表示する制度。設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書がある。
住宅紛争処理機関
住宅紛争処理機関とは、建設住宅性能評価書が交付された住宅について、裁判によらず住宅トラブルの解決を支援するため、国土交通大臣から指定された機関。各地の弁護士会などが指定される。
住宅保険
住宅保険とは、住宅にかける火災保険や地震保険などを指す用語。火災保険は火災だけでなく、契約内容によって風災、水災、盗難などを補償する場合もあり、地震保険は地震・噴火・津波による損害を補償する。
住宅用火災警報器
住宅用火災警報器とは、住宅内の天井や壁に設置し、煙や熱などを感知して火災を音や音声で知らせる機器。設置場所は各市町村の火災予防条例などによって定められている。
住宅ローン
住宅ローンじゅうたくろーん
住宅ローンとは、原則として自分が住む住宅の購入や新築などを目的として、金融機関から受ける融資。長期返済・低金利であることが一般的で、民間住宅ローン、【フラット35】、財形住宅融資などがある。
収納率
収納率とは、住宅の床面積に占める収納面積の割合。一般的な目安として、マンションで8~10%、一戸建てで13%程度とされている。
住民税
住民税とは、市町村民税と都道府県民税の総称。個人に課される個人住民税と、法人に課される法人住民税がある。
住民票
住民票とは、住民基本台帳法に基づき、氏名、生年月日、性別、住所、世帯主との続柄などを個人ごとに記録したもの。住民票の写しは、住民登録している市区町村へ請求できる。
重要事項説明
重要事項説明とは、不動産取引の契約前に、物件や取引条件に関する重要事項を宅地建物取引士が説明する手続き。重要事項説明書を用い、宅地建物取引士証を提示して説明される。
重量床衝撃音
重量床衝撃音とは、人が飛び跳ねたり走ったり、重い物を落としたときなどに、床を通じて下階へ伝わる低く鈍い衝撃音。マンションでは床スラブの厚さなどが遮音性能に影響する。
受水槽
受水槽とは、ビル、マンション、学校、病院などで、水道から供給された水を一時的にためる設備。高架水槽と組み合わせることで、給水圧や給水量を安定させ、断水時などにも一定量の水を確保できる。
準委任契約
準委任契約とは、当事者の一方がもう一方へ、法律行為ではない事務の処理を依頼し、相手が承諾することで成立する契約。専門的な知識や判断を信頼して仕事を依頼する場合などに用いられ、請負契約とは性質が異なる。
準共有
準共有とは、借地権など所有権以外の財産権を複数人で持つ状態。土地や建物そのものの所有権を複数人で持つ「共有」と区別される。例えば借地上の建物を複数人で相続した場合、土地の借地権は準共有、建物は所有権の共有となる。
準工業地域
準工業地域とは、用途地域の一つ。住宅や商業施設と中小規模の工場が混在する地域などを対象とし、主に中小企業の振興や育成を図るために指定される。流通関連施設が立地する区域に指定される場合もある。
竣工検査
竣工検査とは、工事がほぼ完了した段階で、施主が現場監督などとともに施工状態を確認する検査。壁や床の傷、設備機器の動作などを確認し、不具合が見つかった場合は補修後に再確認してから引き渡しとなる。
竣工図
竣工図とは、工事中に生じた設計変更などを反映し、完成時点の建物を正確に表した図面。平面図、意匠図、構造図、電気配線図、設備図などで構成され、将来のリフォームや修繕にも役立つ。
準住居地域
準住居地域とは、用途地域の一つ。道路沿いで自動車関連施設などの立地と、それらと調和した住環境を保護することを目的として定められる。幹線道路沿いに指定されることが多く、住宅や店舗、事務所、ホテルなど一定の建築物を建てることができる。
準耐火
準耐火とは、通常の火災による延焼を抑えるために必要な準耐火性能を備えた建築物の部分や構造。一定時間、火熱を受けても構造耐力上支障となる変形、溶融、破壊などが生じない性能が求められる。
準耐火建築物
準耐火建築物とは、壁、床、柱などの主要部分が準耐火性能の基準に適合した建築物。国土交通大臣が定める構造、または認定を受けた構造によってつくられ、通常の火災による延焼を一定時間抑制する性能を持つ。
準耐火構造
準耐火構造とは、壁、柱、梁、床、屋根、階段などが、通常の火災による延焼を抑えるために必要な準耐火性能を備えた構造。建物の部位や階数などに応じて、材料や厚さなどの基準が定められている。
準都市計画区域
準都市計画区域とは、都市計画区域外で、無秩序な開発や建築を放置すると将来の土地利用や環境保全に支障が生じるおそれがある区域について、都道府県が指定する区域。一定規模以上の開発には開発許可が必要となり、建築物の新築や増改築などには建築確認が必要になる場合がある。
準不燃材料
準不燃材料とは、通常の火災による加熱を受けた場合に、一定時間燃焼せず、防火上有害な変形、溶融、亀裂などを生じない性能を持つ材料。石膏ボードや木毛セメント板などが例として挙げられている。
準防火地域
準防火地域とは、市街地で火災による被害を防ぐため、都市計画で指定される地域。防火地域の周辺などに指定されることが多く、一定規模以上の建物には耐火建築物や準耐火建築物などの構造が求められる。
ショートサーキット
ショートサーキットとは、給気口と排気口の位置が近すぎることで、取り込んだ新鮮な空気が室内全体へ行き渡る前に排出されてしまう現象。換気効率が低下するため、給気口と排気口を離して配置するなどの対策が必要となる。
書院
書院とは、一般住宅では床の間の脇に設けられる、棚や障子などで構成された空間。もともとは文章を書いたり書物を読んだりする場所で、書院造りの様式が住宅へ取り入れられたもの。
省エネルギー住宅
省エネルギー住宅とは、快適な室内環境を保ちながら、冷暖房などに必要なエネルギー消費を抑えられる住宅。断熱性・気密性・日射遮蔽性能の向上、高効率設備や太陽光発電設備の導入などが主な対策となる。
消火栓
消火栓とは、火災時に消火用の水を水道管から取り出すための設備。公設と私設があり、公設には地下式や地上式がある。一定規模以上のマンションでは、屋内消火栓の設置が必要となる場合がある。
浄化槽
浄化槽とは、生活排水を処理し、汚濁物質を除去して放流するための設備。「ミニ下水処理場」と呼ばれることもあり、下水道が整備されていない地域などで利用される。設置時には届出などの手続きが必要となる。
償却金
償却金とは、保証金などから退去時にあらかじめ定められた金額を差し引く場合、その差し引かれる金額。
商業専用地区
商業専用地区とは、用途地域の制限を地域の特性に合わせて補完する特別用途地区の一つ。地方公共団体の条例により、用途地域による建築制限を強化または緩和する場合がある。
商業地域
商業地域とは、都市計画法で定められた用途地域の一つ。主として商業その他の業務の利便性を高めるために指定され、大都市の都心部や副都心など中心的な商業地に多い。
仕様書
仕様書とは、図面だけでは分かりにくい工事内容や材料・資材の仕様を文章や数値でまとめた書類。材料名、寸法、メーカー、品番などが記載され、数量や単価などを加えて内訳明細書としてまとめる場合もある。
浄水器
浄水器とは、水道水を活性炭フィルターなどでろ過し、残留塩素によるカルキ臭やトリハロメタンなどを除去する設備。蛇口へ取り付けるタイプや、シンク下へ設置するビルトインタイプなどがある。
小破損傷
小破とは、地震などで柱、梁、壁、基礎、床組、屋根組などの構造体に軽微な剥離、ひび、部分的な破損などが生じているものの、そのまま継続して使用できる程度の被害。
消費者契約法
消費者契約法とは、消費者と事業者との契約について、不適切な勧誘や消費者の利益を不当に害する契約内容があった場合に、契約の取り消しなどを認める法律。消費者団体による差止請求制度なども設けられている。
消費者生活センター
消費者生活センターとは、地方公共団体が運営し、商品やサービス、契約などに関する消費者からの相談を受け付ける行政機関。専門の相談員が公正な立場で対応する。
消防法
消防法とは、火災の予防、警戒、鎮圧や、火災・地震などの災害による被害軽減、傷病者の適切な搬送などを目的とする法律。学校、病院、大規模商業施設などには、防火管理者の選任や消防計画の作成、避難訓練、消防設備の点検などが求められる。
照明器具
照明器具とは、室内を照らす機器や、その関連設備の総称。シーリングライト、ペンダントライト、ブラケット、ダウンライトなどがあり、部屋の広さや用途、利用者などに応じて選ぶ。
消滅時効
消滅時効とは、債権などの権利を一定期間行使しなかった場合に、その権利を消滅させる制度。
初期費用
初期費用とは、住宅購入や新築、賃貸住宅への入居時などに最初に必要となる費用。引越し費用や家具の購入費などを含めて呼ぶ場合もある。
植栽
植栽とは、敷地内の庭やアプローチ、道路沿いなどへ植えられた樹木や草花。屋上緑化などを広い意味で含むこともあり、景観向上、温度調節などさまざまな役割を持つ。
食器洗浄乾燥機
食器洗浄乾燥機とは、食器や調理器具を温水で自動洗浄し、乾燥まで行うキッチン設備。ビルトインタイプと卓上タイプなどがある。
所有権
所有権とは、物を全面的に支配できる権利。使用・収益・処分などを行える一方、公共の福祉などの観点から一定の制限を受ける場合がある。
所有権移転登記
所有権移転登記とは、不動産の所有者が売買などによって変わった際、新しい所有者へ所有権が移ったことを登記する手続き。中古住宅では土地と建物それぞれについて行う。
所有権留保
所有権留保とは、商品を分割払いで販売する場合に、商品を買主へ引き渡した後も、代金を完済するまでは売主が所有権を保持する仕組み。
シリンダーキー
シリンダーキーとは、外筒と内筒からなる錠前で、鍵を差し込むことで内筒が回転して施錠・解錠する方式。ディスクシリンダー、ピンシリンダー、マグネットシリンダーなど複数の種類がある。
シルバーハウジング
シルバーハウジングとは、「シルバーハウジング・プロジェクト」によって供給される高齢者向け賃貸住宅。手すりや段差を抑えたバリアフリー設備、緊急通報システムなどを備え、生活援助員による安否確認、緊急時対応、一時的な家事援助などの支援を受けられる。
人感センサー
人感センサーとは、赤外線や超音波、可視光などを利用して人の存在を感知する機器。住宅では玄関、廊下、トイレなどの照明、自動水栓、換気扇などに利用され、人を感知すると自動的に作動する。
シンク
シンクとは、キッチンの流し台。ステンレス、人工大理石、ホーローなどが素材として使われ、1槽式と2槽式などのタイプがある。
シングルレバー混合水栓
シングルレバー混合水栓とは、水とお湯を一つの吐水口から出す混合水栓のうち、1本のレバーで水温や水量、吐水・止水を操作するタイプ。ほかに2ハンドル式やサーモスタット式などがある。
人工地盤免震
人工地盤免震とは、人工地盤の最下層へ免震層を設け、その人工地盤上に建つ複数の建物をまとめて免震化する仕組み。用途や構造の異なる複数の建物を一体的に免震できる。
心々
心々とは、柱と柱、鴨居と敷居など、向かい合う2つの部材の中心から中心までの寸法。部材の内側同士の寸法は「内々」や「内法」、外側同士の寸法は「外々」や「外法」と呼ぶ。
振動規制法
振動規制法とは、工場・事業場の活動や建設工事などから発生する振動を規制し、生活環境や健康を守るための法律。住宅地や学校・病院周辺など、振動防止が必要な地域について規制基準を定める。
シンプルナチュラル
シンプルナチュラルとは、白、生成り、明るいベージュなどを使うナチュラルスタイルを、より簡潔な印象にまとめたインテリア。壁や床なども、凹凸や木目の主張を抑えた素材を使う。
シンプルモダン
シンプルモダンとは、余分な装飾を抑え、素材そのものの美しさや機能性を生かすデザイン。ガラス、金属、強化プラスチックなどを使い、直線的で簡潔なデザインにまとめることが多い。
水性塗料
水性塗料とは、水を溶剤として顔料などを配合した塗料。油性塗料と比較して臭いが少なく、比較的扱いやすい。近年では耐久性を高めた製品も開発されている。
垂直荷重
垂直荷重とは、建物の床、柱、梁などへ垂直方向に加わる荷重。建物自身の重さである自重、家具や人などによる積載荷重、積雪荷重などが含まれる。
垂直力
垂直力とは、建築物へ重力方向に作用する力。固定荷重、積載荷重、積雪荷重、地震の縦揺れなどが含まれる。横方向へ作用する力は水平力と呼ばれる。
水平荷重
水平荷重とは、建物の柱や梁などに横方向から作用する荷重。地震による横揺れや台風による風圧などが代表的で、横荷重とも呼ばれる。
水平器
水平器とは、水平、垂直、45度などを確認するための工具。内部の液体と気泡を利用し、気泡が目盛線内に収まるかどうかで対象物の傾きを確認する。
水平力
水平力とは、建築物の床面に平行な方向へ作用する力。地震による横揺れや風圧力などが該当し、垂直方向へ作用する力は垂直力と呼ばれる。
スキップフロア
スキップフロアとは、住戸内で床の高さを半階程度ずらし、中2階のような空間を設ける構成。床に高低差をつけることで、間仕切りを設けずに各空間の独立性を高められる。
スケルトン・インフィル
スケルトン・インフィルとは、建物を支える構造部分の「スケルトン」と、間取りや内装、設備などの「インフィル」を分離して考える住宅の仕組み。耐久性の高い構造体を残しながら、ライフスタイルの変化に合わせて内部を改修しやすい。
スケルトンリフォーム工事
スケルトンリフォーム工事とは、基礎、柱、梁、外壁、屋根などの主要構造部分を残し、内装や住宅設備などをほぼ全面的に取り替える大規模な改修工事。間取り変更や耐震・耐久性能の向上などを同時に行うことも多い。
筋かい
筋かいとは、建物の骨組みへ斜めに取り付け、構造を補強する部材。「ブレース」とも呼ばれ、引張力に抵抗する引張筋かいと、圧縮力に抵抗する圧縮筋かいがある。
スタディーコーナー
スタディーコーナーとは、勉強や仕事をするために住宅内へ設けるスペース。リビングなど家族の目が届きやすい場所へ半開放的に設けることがあり、子どもの学習だけでなく、大人の仕事や趣味、親子共用のスペースとして使われることもある。
スタンドライト
スタンドライトとは、必要に応じて移動できる置き型の照明器具。床に置くフロアスタンドや、テーブルなどの上へ置いて読書灯・常夜灯として使うテーブルスタンドなどがある。
ステップダウンフロア
ステップダウンフロアとは、床の一部分を周囲より低くして、空間を立体的に演出したり、用途ごとに緩やかに区切ったりする方法。例えば、リビングとダイニングのどちらかの床を下げることで、壁を設けずに空間を分けることができる。
ステンレスシート防水
ステンレスシート防水とは、一定幅の薄いステンレス板を現場で溶接し、水密性の高い防水層をつくる工法。耐久性や耐凍害性に優れ、勾配屋根などの防水に適しているとされる。
ストレーナー
ストレーナーとは、液体などの中に含まれる異物を取り除くための網やろ過器具。本来「ざる」や「ふるい」に相当する言葉で、古代ローマの水道設備にも設置された記録がある。
スプリンクラー設備
スプリンクラー設備とは、建物内で火災が発生した際に散水して消火する設備。不特定多数の人が利用する大規模施設などに設置され、水の出口が通常閉じている「閉鎖型」と、常時開いている「開放型」に大別される。
スマートコミュニティ
スマートコミュニティとは、住宅、施設、交通網、公共サービスなどを情報ネットワークでつなぎ、エネルギーや社会インフラを効率的に管理する地域社会。「環境配慮型都市」やスマートシティと関連する考え方で、太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用も重視される。
スマートシティ
スマートシティとは、ICTなどの技術を活用して都市の各種インフラを効率的に管理し、環境負荷の低減、生活の質の向上、持続的な経済成長などを目指す都市。電気自動車の充電設備や蓄電池、省エネ機器の連携なども取り組みの一例。
スマートハウス
スマートハウスとは、HEMSなどを導入して住宅内のエネルギー使用量を管理し、太陽光発電、蓄電池、省エネ家電などと連携させる住宅。エネルギー消費を効率的に制御し、室内環境の最適化を図る。
スマートロック
スマートロックとは、スマートフォンやICカードなどを使ってドアを施錠・解錠できるシステム。玄関ドアなどに取り付けられ、近づくだけで解錠するタイプや、遠隔操作、オートロック機能を備えたタイプもある。
スラブ
スラブとは、床の荷重を支える鉄筋コンクリート造の板状の構造床。鉄筋を内部に配置して強度を確保し、大梁や小梁と一体化してつくられる。
スラム
スラムとは、都市部で生活環境の荒廃が進んだ区域。住宅分野では、マンションで空き住戸が増え、建物の荒廃、不法侵入、犯罪、衛生環境の悪化などが進むことを「マンションのスラム化」と表現する場合がある。
リーブ
スリーブとは、棒鋼などをつなぐために使う筒状の金具。また、コンクリートを打設する前に、柱や梁などへ電気・ガス・給排水管などを通す穴を確保するために入れておく筒状の部材もスリーブと呼ぶ。
スリット窓
スリット窓とは、細長い形状の窓。玄関や階段などの採光用として設けられるほか、住宅密集地ではプライバシーを確保しながら室内へ光を取り込む目的で設置される。
スロープ
スロープとは、門扉から玄関までのアプローチなどに設ける緩やかな傾斜路。車いす利用者や足腰の弱い高齢者などが移動しやすいよう、階段の横へ併設される場合も多い。
寸
寸とは、尺貫法で使われる長さの単位。1寸は約3cm。
制振構造
制振構造とは、ダンパーなどの制振部材を建物へ組み込み、地震エネルギーを吸収して揺れを抑える構造。免震構造に比べると装置が小さく、施工しやすいとされる。
清水器
清水器とは、活性炭フィルターなどを通して水をろ過し、残留塩素、カルキ臭、カビ臭、有機物などを除去する装置。「浄水器」とほぼ同じ意味で使われる。
税理士
税理士とは、税務代理、税務書類の作成、税務相談、会計業務などを行う税務の専門家で、国家資格者。企業や個人に対して法人税、所得税、住民税、相続税などに関する助言を行うこともある。
積載荷重
積載荷重とは、建築物の床に加わる荷重のうち、家具、家電、住宅設備などの重量と、建物内にいる人の重量などを合わせたもの。建物を設計する際は、床の用途に応じて想定する荷重を設定し、床、梁、柱などへどの程度の力が作用するかを考慮する。
積算
積算とは、設計図書に基づいて建築工事費を計算・予測すること。工事に必要な材料や数量などを拾い出して金額を算定する。施工会社によっては、数量の算出に重点を置く作業を「積算」、価格の算出に重点を置く作業を「見積もり」と区別する場合もある。
積算基準
積算基準とは、工事費を構成する各工事項目の定義や、金額を算定する際の計算方法などを定めた基準。見積もり作成の効率化や金額の妥当性確認、適正な見積もり提示などに利用され、公共工事の予定価格算出などにも活用される。
積算法
積算法とは、建築数量積算基準などに基づき、建築工事費の算出に必要となる建築数量を計測・計算するための方法。
セキュリティ
セキュリティとは、人、住宅、情報、地域社会、組織などを危険から守ること。住宅では、防犯設備や監視システムなどを利用して火災、不審者の侵入、窃盗などから住まいを守る仕組みをホームセキュリティと呼ぶ。
セキュリティシステム
セキュリティシステムとは、センサーやカメラなどで侵入や火災などを検知し、管理員室や警備会社へ通報する防犯システム。通報ボタン、防犯ガラス、威嚇装置などを組み合わせて、建物や居住者の安全を守る。
施工監理
施工監理とは、住宅の新築工事やリフォーム工事が設計図面どおりに行われているかを確認・監督すること。通常は建築士資格を持つ設計者やその協力者が担当するが、第三者へ委託する場合もある。
設計事務所
設計事務所とは、建築物などの設計を主な業務とする個人または法人の事務所。意匠設計、構造設計、設備設計、土木設計など、それぞれの専門分野に特化している場合もある。開設には建築士事務所登録が必要となる。
設計図書
設計図書とは、建物の施工、法的手続き、契約などに必要となる図面や仕様書の総称。配置図、平面図、立面図、断面図、詳細図、外部・内部仕上表、設備仕様書などから構成される。
石膏ボード
石膏ボードとは、石膏を主成分とする芯材の両面を厚紙で覆い、平らな板状にした建材。「プラスターボード」とも呼ばれる。防火性、遮音性、加工性、寸法安定性に優れ、壁や天井の下地材として使われる。
設備図
設備図とは、住宅設備の位置や機器・器具のメーカー、機種、品番などを示した図面。電気設備図、給排水・衛生設備図、空調・換気設備図などに分けて作成される。
ゼネコン
ゼネコンとは、General Contractorの略で、建築工事や土木工事を一式で請け負う総合建設会社や総合工事会社。
セラー
セラーとは、英語で食料品やワインなどを貯蔵する地下室や穴蔵を意味する言葉。ワインセラーが代表的で、現在では一定の温度・湿度を保ってワインを保存する収納庫や冷蔵庫型の設備も含めて呼ばれる。
善管注意義務
善管注意義務とは、その人の職業や社会的・経済的地位などに応じて、一般的に求められる程度の注意を払って業務を行う義務。受任者がこの義務を怠って債務不履行などに至った場合、損害賠償や契約解除の対象になることがある。
センターイン
センターインとは、マンション住戸の側面中央付近へ玄関を配置する間取り。廊下を短くして室内の有効面積を広げやすく、住戸の両側へバルコニーを設けるなどのプランも採用しやすい。
センターコア方式
センターコア方式とは、キッチン、浴室、洗面室、トイレなどの水回り設備を住戸の中央部へまとめる間取り。水回りが空間を分ける役割を果たし、各居室の独立性を高めやすい。
センターテーブル
センターテーブルとは、リビングなどの中央に置く低めのテーブル。ソファや座椅子などと組み合わせて使うことが多い。
洗濯パン
洗濯パンとは、洗濯機の下へ設置する防水性の高い皿状の水受け。FRPやABS樹脂などでつくられ、洗濯機から水が漏れた場合に水を受け止め、階下への漏水を防ぐ役割を持つ。
セントラルクリーナー
セントラルクリーナーとは、建物へ組み込まれた集中式の掃除設備。一か所に大型の吸引装置を設置し、各室へ配管を通しておき、壁などの差し込み口へホースを接続して使用する。
セントラルヒーティング
セントラルヒーティングとは、建物内の一か所にボイラーなどの熱源設備を設置し、温風や蒸気などを各室へ送る集中暖房システム。「中央式暖房システム」とも呼ばれる。
全般換気
全般換気とは、第1種換気や第3種換気などの24時間換気システムを利用し、住宅全体へ新鮮な空気を取り入れながら、汚れた空気を常時排出する換気方式。住宅内部に大きな換気経路をつくり、空気のよどみを減らすことが重要となる。
占有権
占有権とは、物を事実上支配している状態を法律上保護する権利。他人の住宅を所有の意思をもって平穏かつ公然に一定期間占有した場合、取得時効によって所有権を取得できる。
専有面積
専有面積とは、マンションなどの集合住宅で、区分所有者が所有する専有部分の面積。バルコニーや玄関ポーチなどは含まれない。面積の算定方法には、壁の中心線で測る「壁芯計算」と、壁の内側で測る「内法計算」がある。
専用使用権
専用使用権とは、マンションの専用庭、バルコニー、ルーフバルコニー、駐車場など、共用部分の一部を特定の区分所有者だけが使用できる権利。利用方法は管理規約などによる制限を受ける。
ソーシャルアパートメント
ソーシャルアパートメントとは、各入居者が個室を持ちながら、水回り、ロビー、リビングなどの共用部分を住民同士で利用する住宅。シェアハウスに近い居住形態で、共用空間を通じた交流も特徴となる。
SOHO
SOHOとは、Small Office/Home Officeの略で、自宅や小規模な事務所を仕事場として、コンピューターネットワークなどを利用しながら働くワークスタイル。また、そのような仕事場や住宅そのものを指す場合もある。
ソーラーシステム
ソーラーシステムとは、太陽エネルギーを利用して冷暖房、給湯、発電などを行うシステム。集熱器や蓄熱槽などの設備を使うアクティブソーラー型と、建物の設計や簡易な装置を利用して自然エネルギーを取り入れるパッシブソーラー型がある。
創エネ
創エネとは、「創エネルギー」の略で、家庭や企業などが自らエネルギーをつくり出す考え方や取り組み。住宅では、太陽光発電システムや燃料電池などが代表的な創エネ設備として挙げられている。
相続
相続とは、人が亡くなった際に、その人の財産や権利・義務を配偶者や子などが引き継ぐこと。亡くなった人を被相続人、財産を引き継ぐ人を相続人と呼ぶ。借金などのマイナス財産も原則として相続の対象となる。
相続税
相続税とは、亡くなった人から財産を相続した場合に、その財産に対して課される国税。相続財産から基礎控除額を差し引いて課税対象額を計算し、各相続人の税額を算定する。
相続登記
相続登記とは、不動産を相続した際に、登記簿上の所有者を被相続人から相続人へ変更する手続き。登記を行わないと、法定相続分と異なる持分を取得した場合に第三者へ所有権を主張できないことがある。
増築・改築工事
増築・改築工事とは、建物の床面積を増やす増築工事と、既存建物を除去した後、以前とほぼ同じ用途・規模・構造で建て直す改築工事をまとめた呼び方。増築は同一棟でも別棟でも、建築基準法上は増築として扱われる。
双務契約
双務契約とは、契約当事者の双方が互いに債務を負う契約。売買契約では、売主は物を引き渡す義務を負い、買主は代金を支払う義務を負う。
贈与
贈与とは、現金、不動産、貴金属などを無償で相手へ与えること。対価を受け取る場合は売買や交換となる。1年間に一定額を超える贈与を受けると贈与税がかかる場合がある。
贈与税
贈与税とは、一定額を超える現金や物品などの贈与を受けた場合に、その贈与財産へ課される国税。贈与を受けた人が「贈与額-基礎控除額」に一定の税率を掛けて税額を計算する。
測量士・測量士補
測量士・測量士補とは、測量法で定められた国家資格。測量に関する計画を作成し、現場で測量を行うのが測量士で、その業務を補助するのが測量士補。
外断熱
外断熱とは、建物の構造体の外側を断熱材で包む断熱方法。構造体が外気や日射の影響を受けにくく、耐久性の向上や室温の安定、冷暖房費の軽減、結露抑制などが期待できる。
外断熱工法
外断熱工法とは、外壁仕上げ材の内側へ断熱材を連続して施工し、建物全体を外側から包む工法。「外張り断熱工法」とも呼ばれる。気密性を高めやすく、結露を抑えやすい特徴がある。
ソフトダウンウォール
ソフトダウンウォールとは、キッチン上部の吊り戸棚内に設けられ、収納部分を目の高さ程度まで引き下ろせる設備。高い場所に収納した物を、踏み台を使わずに出し入れしやすい。
損害賠償
損害賠償とは、契約違反や不法行為などによって生じた損害を補填すること。原則として金銭で行われ、不動産売買契約や工事請負契約では、契約時に違約金や損害賠償予定額を定めることも多い。
損害保険
損害保険は主に賃貸住宅などで加入する「家財保険」。住居内の破損、漏水による近隣への損害、自身の家財、火災によるオーナーや近隣住民への損害などを補償する場合がある。
た行
代位弁済
代位弁済とは、保証人や保証会社などの第三者が、債務者に代わって借金を返済すること。返済した第三者は、その金額について債務者へ請求する権利を持ち、債権者が持っていた担保権なども一定の範囲で行使できる。
耐火建築物
耐火建築物とは、主要構造部が耐火構造で、延焼のおそれがある開口部へ一定性能の防火設備を設けた建物。火災時に一定時間、倒壊や延焼を防ぐ性能が求められる。
耐火構造
耐火構造とは、壁や柱、梁、床、屋根、階段などが、火災時に一定時間、倒壊や延焼を防げる性能を持つ構造。鉄筋コンクリート造などが代表例となる。
耐火性能
耐火性能とは、通常の火災が終了するまで、建物の倒壊や延焼を防ぎ、避難経路を確保するために構造部へ求められる性能。部位や階数に応じて必要な耐火時間が定められている。
耐火等級
耐火等級とは、住宅性能表示制度で、外部からの延焼に対する建物の強さを示す等級。開口部や外壁、軒天などを対象に評価し、数値が大きいほど延焼を防ぐ性能が高い。
大規模修繕
大規模修繕とは、マンションの劣化を防ぎ、資産価値を維持するために、外壁や屋上防水、共用廊下、給排水管などをまとめて補修・改修する工事。一般に10~15年程度の周期で、長期修繕計画に基づいて実施される。
退去費用
退去費用とは、賃貸住宅から退去する際に必要となる原状回復費用など。借主の故意や過失による傷や汚れは借主負担となるが、通常損耗や経年変化は原則として貸主負担となる。
大黒柱
大黒柱とは、伝統的な木造住宅で建物を支える中心的な通し柱。一般に建物内で最も太く、土間と座敷の境や間取りの中央などへ設けられる。構造上の役割だけでなく、家の象徴としても扱われる。
耐震壁
耐震壁とは、鉄筋コンクリート造などの建物で、地震による水平方向の力へ抵抗するよう設計された壁。柱や梁に囲まれ、一般の間仕切り壁より高い強度と剛性を持つ。
耐震基準
耐震基準とは、一定規模の地震が発生しても建物が倒壊や重大な損傷を起こさないよう、建築基準法で定めた基準。1981年以降の基準は新耐震基準と呼ばれる
耐震構造
耐震構造とは、筋かいや耐力壁、補強金物などを用いて建物の構造躯体を強くし、地震の力へ耐える構造。揺れ自体を小さくする免震構造とは仕組みが異なる。
耐震診断
耐震診断とは、建物が地震に対してどの程度の強さを持つかを調査・評価すること。図面や現地調査による静的診断と、建物を実際に揺らして調べる動的診断がある。
耐震スリット
耐震スリットとは、鉄筋コンクリート造の柱と腰壁などの間へ設ける隙間や目地。地震時に雑壁の影響で柱や梁へ過大な力が集中するのを防ぐ。
耐震補強
耐震補強とは、既存建物の耐震性を高めるため、基礎や柱、梁、壁、接合部などを補強すること。耐力壁の増設や補強金物の設置、構造用合板の施工などがある。
耐震ラッチ
耐震ラッチとは、地震の揺れを感知すると、吊り戸棚や収納扉を自動的にロックする金具。扉が開いて収納物が飛び出すのを防ぐ。
タイニーハウス
タイニーハウスとは、生活に必要な最低限の設備を備えた小規模な住宅。一般に10~20平方メートル程度のものが多く、低コストでシンプルな暮らしを実現しやすい。
ダイニング
ダイニングとは、住宅内で家族が食事をする空間。独立した食事室のほか、キッチンと一体にしたダイニングキッチン、リビングと一体にしたリビングダイニングなどの形式がある。
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルとは、食事の際に使用するテーブル。食卓や食堂机とも呼ばれ、利用人数や室内の広さに応じて大きさや形状を選ぶ。
大破
大破とは、地震などにより建物の柱や梁、壁、基礎、建具などが大きく損傷し、本格的な補修をしなければ使用できない状態。場合によっては解体が必要となる。
対面式キッチン
対面式キッチンとは、リビングやダイニングの方向を向いて調理や片付けができるキッチン。家族や来客と会話しやすく、室内の様子を見守りながら作業できる。
太陽光採光システム
太陽光採光システムとは、反射鏡やレンズなどで太陽光を集め、窓のない部屋や地下室などへ届ける設備。太陽の位置を追尾する装置を備えたものもある。
太陽光発電
太陽光発電とは、太陽電池を使って太陽の光エネルギーを電気へ変換する仕組み。発電した電気を住宅で使用し、余った電力を売電したり蓄電池へ貯めたりできる。
耐力壁
耐力壁とは、建物の重さなどの垂直荷重と、地震や強風による水平力へ抵抗する壁。間取りを仕切るだけの非耐力壁とは異なり、原則として自由に撤去できない。
タイル
タイルとは、壁や床へ張り付けて使用する小片状の仕上げ材。一般には粘土や石英などを焼成した陶磁器質タイルを指し、耐火性、耐水性、耐候性に優れる。
タウンハウス
タウンハウスとは、複数の低層住宅が壁などを共有して連続する集合住宅。各住戸は独立して使用するが、敷地や通路などは共有となることが多い。
ダウンライト
ダウンライトとは、天井へ埋め込んで設置する小型の照明器具。主に下方向を照らし、玄関や廊下、リビングの補助照明などに使用される。照明器具が目立ちにくく、天井をすっきり見せられる。
高さ制限
高さ制限とは、建築物の高さを一定以下へ制限する建築基準法上の規制。絶対高さ制限、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、日影規制などがある。
高窓
高窓とは、天井に近い壁の高い位置へ設ける窓。外部からの視線を遮りながら、採光や換気を確保できる。
多機能シャワー
多機能シャワーとは、水流の強さや形状を切り替えられるシャワー。ミスト、マッサージ水流、打たせ湯のような吐水のほか、節水や浄水機能を備えた製品もある。
宅地建物取引業
宅地建物取引業とは、宅地や建物の売買・交換、売買・交換・貸借の代理や媒介を、反復継続して事業として行うこと。営業するには国土交通大臣または都道府県知事の免許が必要となる。
宅地建物取引業協会
宅地建物取引業協会とは、宅地建物取引業の適正な運営と公正な取引の確保を目的とする業界団体。会員への開業・経営支援や研修などを行い、弁済業務保証金制度によって営業保証金の負担を軽減する役割も持つ。
宅地建物取引業者
宅地建物取引業者とは、宅地や建物の売買・交換、貸借の代理や媒介などを事業として行う法人または個人。宅建業者とも呼ばれ、国土交通大臣または都道府県知事の免許を受ける必要がある。
宅地建物取引業法
宅地建物取引業法とは、宅地建物取引業の健全な発展を促し、不動産の購入者や借主などの利益を保護するための法律。宅建業者の免許制度や重要事項説明、契約時の規制などを定めている。
宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、宅地建物取引士資格試験に合格し、登録と宅地建物取引士証の交付を受けた不動産取引の専門家。重要事項説明や重要事項説明書への記名など、法律で定められた業務を行う。
ダクト
ダクトとは、冷暖房した空気や換気による空気を、所定の場所へ送るための管路。風道とも呼ばれ、空調設備や換気設備などに使用される。
宅配ボックス
宅配ボックスとは、居住者が不在でも宅配物を受け取れるロッカー式の設備。マンションや戸建住宅に設置され、時間を選ばず荷物を受け取れるため、再配達の削減にも役立つ。
竹垣
竹垣とは、竹を組んだり編んだりして作る垣根。建仁寺垣、御簾垣、矢来垣、四つ目垣など多くの種類があり、庭の目隠しや敷地の区切り、和風の景観づくりに用いられる。
ダストシュート
ダストシュートとは、マンションやビルなどの各階から投入したごみを、縦穴を通して最下階や地下の集積所へ落とす設備。ごみ出しの負担を軽減できる一方、火災、事故、害虫、臭気などの問題から、現在は採用例が少なくなっている。
多世帯住宅
多世帯住宅とは、親世帯と子世帯など、複数の世帯が一つの建物で暮らす住宅。二世帯住宅のほか、兄弟世帯を含む2.5世帯住宅や、親・子・孫が暮らす三世帯住宅などがある。各世帯の生活スタイルを尊重し、玄関や水回り、居住階を分けるなどの間取りが採用される。
畳
畳とは、畳床にイグサで編んだ畳表をかぶせ、長辺へ畳縁を縫い付けた日本の伝統的な床材。現在は、わら床のほか、ポリスチレンフォームやインシュレーションボードを使った畳床も普及している。大きさは地域や建物によって異なる。
脱臭機能付き換気扇
脱臭機能付き換気扇とは、臭いの成分を吸着するフィルターや吸着剤を備えた換気扇。同時給排気、空気清浄、熱交換換気などの機能を備えた製品もあり、ペット用トイレの上部などにも設置される。
縦型手すり
縦型手すりとは、床面に対して垂直に取り付けるI字型の手すり。トイレや浴室、寝室の出入口などで、立った姿勢を安定させたり、段差を越えたりする際に使用される。利用者が握りやすい位置と材質を選ぶことが重要となる。
建具
建具とは、建物の開口部へ設ける障子、襖、窓、ドア、戸などの可動部分と、それを支える枠の総称。用途によって出入口建具、窓建具、外構建具、内部建具などに分けられる。
建物
建物とは、人が住んだり、仕事をしたり、物を保管したりするために土地へ定着させて建てたもの。不動産登記法では、屋根や周壁などを備え、目的とする用途に使用できる状態にある建造物とされる。
建物診断
建物診断とは、一戸建て住宅やマンションなどの建物や設備の状態を確認する現地調査。営業担当者や建築士などが訪問し、劣化や損傷の状態、工事車両が進入できるかなどの周辺状況を調べる。
建物面積
建物面積とは、建築物の各階の床面積を合計した面積。延べ面積や延べ床面積とも呼ばれる。床面積は壁などの中心線で囲まれた部分を基準とし、一般にバルコニーやベランダ、玄関ポーチなどは含まれない
多灯照明
多灯照明とは、一つの照明器具だけで室内全体を照らすのではなく、ダウンライトやスタンドライトなど、複数の照明器具を組み合わせる照明方法。用途や時間帯に合わせて明るさや雰囲気を調整しやすい。
田の字プラン
田の字プランとは、玄関から住戸内へ廊下がまっすぐ伸び、居室や水回り、収納などを田の字形に配置した間取り。マンションで広く採用され、各居室の独立性を確保しやすい一方、大規模な間取り変更はしにくい。
ダブルシンク
ブルシンクとは、キッチンに大小2つのシンクを設けたもの。大きなシンクで食器や鍋を洗い、小さなシンクで野菜の下ごしらえや水切りを行うなど、用途に応じて使い分けられる。
ダブルボウル
ダブルボウルとは、洗面台に洗面ボウルを2つ並べて設置したもの。朝など洗面室の利用が集中する時間帯でも、2人が同時に使用できる。
ダブルロック
ダブルロックとは、玄関ドアなどへ2つの鍵を設置する防犯方法。侵入に必要な時間を長くすることで、ピッキングやこじ開けなどによる被害を防ぎやすくする。
タワーマンション(超高層マンション)
タワーマンションとは、明確な定義はないものの、一般に20階建て以上の塔状の高層マンション。眺望や採光に優れ、防犯設備や共用施設が充実している物件が多い。高さ60mを超える建物には、通常より厳しい構造基準が適用される。
段落ちコンロ
段落ちコンロとは、シンクや調理台より10~15cm程度低い位置へ設置したコンロ。中華鍋や深い鍋を使う際に鍋の上端が低くなるため、調理しやすい高さを確保できる。
団地
団地とは、住宅や工場などを一つの区域へまとめて建設するため、計画的に開発された地域。住宅団地、流通団地、工業団地などがあり、一般に団地という場合は、複数の共同住宅で構成される住宅団地を指すことが多い。
断熱材
断熱材とは、建物の内外で熱が移動するのを抑え、室温を保ちやすくする建築材料。グラスウール、ロックウール、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタンなどがあり、壁、床、天井、屋根などへ施工される。
断熱サッシ
断熱サッシとは、外部と室内の間で熱が伝わりにくいようにしたサッシ。樹脂や木材を使用したり、アルミと断熱材を組み合わせたりすることで断熱性を高め、室内の熱が窓枠から逃げるのを抑える。
断熱シート
断熱シートとは、窓ガラスへ貼ったり床へ敷いたりして、室内外の熱の移動や床からの冷えを抑えるシート状の材料。気泡入り、アルミ製、透明フィルムなどがあり、紫外線カットやガラスの飛散防止機能を備えたものもある。
断熱性能
断熱性能とは、屋外の暑さや寒さを建物内部へ伝えにくくし、室内の熱を外へ逃がしにくくする性能。外皮平均熱貫流率や冷房期の平均日射熱取得率などを用いて評価され、省エネ性能を判断する重要な指標となる。
ダンパー
ダンパーとは、建築分野で衝撃や振動を弱める装置、または煙や空気の流量を調整する装置。制振・免震装置ではバネやゴムなどで揺れを抑え、空調ダクトなどでは火炎や煙の拡散を防ぐ防火ダンパーとして使用される。
断面図
断面図とは、建物を垂直方向に切断し、その切り口を横から見た状態を示す図面。建物の高さ、屋根の形状、天井高、窓の位置などを確認でき、一般に南北方向と東西方向など複数の断面を作成する。
暖炉
暖炉とは、室内で火をたいて暖房するための炉。炉や煙突を壁と一体化した埋め込み型と、不燃材の床へ本体を置いて煙突を露出させる据置型などがあり、室内の装飾としても利用される。
地階
地階とは、床が地盤面より下にあり、床面から地盤面までの高さが天井高の3分の1以上となる階。一定の条件を満たす住宅用の地階は、床面積の一部を容積率の計算から除外できる。
地価公示
地価公示とは、国土交通省の土地鑑定委員会が、毎年1月1日時点における標準地の1㎡当たりの正常な価格を公表する制度。土地取引や公共用地取得、土地評価などの基準として利用される。
地下室
地下室とは、床が地盤面より下にあり、天井高の3分の1以上が地盤面より下にある空間。温度変化や外部の音の影響が比較的小さい一方、結露や湿気を防ぐための防水・換気対策が重要となる。
蓄エネ
蓄エネとは、エネルギーを蓄えておき、必要なときに取り出して利用する考え方。家庭用蓄電池などが代表例で、創エネや省エネと組み合わせて効率的にエネルギーを利用する。
蓄電池
蓄電池とは、充電することで繰り返し使用できる電池。バッテリーとも呼ばれ、住宅では太陽光発電やHEMSと連携し、発電した電気を蓄えて停電時や電力需要の高い時間帯に利用する。
蓄熱暖房
蓄熱暖房とは、レンガなどへ熱を蓄え、その熱を時間をかけて放出する暖房方式。割安な深夜電力を利用でき、火を使わず空気を汚しにくい一方、細かな温度調整が難しく、本体重量に応じた床補強が必要となる。
築年
築年とは、建物が完成してから経過した年数。物件広告では築後年数または建築年月として表示され、建物の古さや資産価値、設備の更新時期などを判断する目安となる。
地上権
地上権とは、他人の土地を使用して建物や工作物、竹木などを所有するために設定される物権。地主の承諾なしに譲渡や賃貸ができるなど、借地権の中でも強い権利として位置付けられる。
チャイルドロック
チャイルドロックとは、子どもが扉や引き出し、窓などを不用意に開けられないようにする安全装置。住宅設備や家具、サッシなどへ設けられる。
仲介
仲介とは、不動産会社が売主と買主、貸主と借主の間に入り、契約成立を支援すること。一般には媒介と同じ意味で使われる。
仲介手数料
仲介手数料とは、不動産会社が売買や賃貸の仲介を行い、契約が成立した際に受け取る報酬。宅地建物取引業法により上限額が定められている。
仲介物件
仲介物件とは、不動産会社が売主や貸主から依頼を受け、売買や賃貸の契約を仲介する物件。売主自身が販売する物件とは異なる。
駐車場
駐車場とは、自動車を保管する場所。賃貸物件では、敷地内や近隣に空きがある場合、月額料金や物件からの距離などが表示される。物件とは別契約となることがあり、敷金・礼金の有無や車幅・車高の制限などを契約前に確認する必要がある。
駐輪場
駐輪場とは、自転車を保管するための場所。マンションでは収容台数が不足すると不法駐輪が生じやすいため、機械式駐輪設備などを設置し、各住戸の利用スペースを確保する場合がある。
長期修繕計画
長期修繕計画とは、マンションの建物や設備について、10年後や20年後を見据えて修繕・改修の内容、実施時期、概算費用などを定める計画。必要な修繕積立金の根拠を明確にし、計画的かつ円滑に工事を実施するために作成する
長期優良住宅
長期優良住宅とは、長期間快適に使用できるよう、構造躯体の劣化対策、耐震性、可変性、維持管理のしやすさ、バリアフリー性、省エネルギー性などについて一定の対策を講じた住宅。認定を受けると、税制上の優遇措置などを受けられる。
調光器
調光器とは、照明へ流れる電流などを調節し、室内の明るさを変えられる装置。時間帯や用途に応じた雰囲気づくりに役立つほか、必要以上の点灯を抑えることで節電にもつながる。
町内会
町内会とは、町丁目などの地域単位で構成され、住民同士の親睦や地域環境の維持・改善、活性化を目的として活動する住民組織。清掃、催事、防災、役員活動などを行う任意団体で、活動内容や参加方法は地域によって異なる。
直接照明
直接照明とは、光源から出る光の大部分を、床や机などの照らす面へ直接当てる照明方式。天井や壁へ取り付けた照明器具や、天井から吊り下げる照明などがあり、反射光を利用する間接照明と対比される。
賃借権
賃借権とは、賃貸借契約に基づき、借主が土地や建物を使用・収益できる権利。借主は賃料を支払う義務を負い、原則として貸主の承諾なしに権利を譲渡したり、第三者へ転貸したりすることはできない。
賃借人
賃借人とは、家賃などの対価を支払い、土地や建物を借りる人。借主とも呼ばれる。賃料を支払う義務、退去時の原状回復義務、契約内容や管理規約などを守る義務を負う。
賃貸借契約
賃貸借契約とは、一方の当事者が土地や建物などを相手方へ使用・収益させ、相手方がその対価として賃料を支払う契約。契約期間、賃料、初期費用、修繕、解約、原状回復、禁止事項などを契約書で定める。
賃貸人
賃貸人とは、賃貸借契約において、土地や建物などを相手方へ貸し、使用・収益させる人。貸主や大家とも呼ばれる。物件を使用できる状態で引き渡す義務、必要な修繕を行う義務、一定の費用を償還する義務などを負う。
ツーウェイ
ツーウェイとは、一つの空間へ2方向から出入りできる間取り。キッチンからリビング・ダイニングと洗面室の両方へ移動できるようにするなど、家事動線や生活動線を短くし、移動を効率化するために採用される。
ツーウェイキッチン
ツーウェイキッチンとは、出入口が2カ所あり、リビング・ダイニングだけでなく、洗面室など別の空間へも直接移動できるキッチン。炊事と洗濯などを並行して行いやすく、家事動線を短縮できる。
通行権
通行権とは、住宅や土地から公道へ出るために、他人の土地を通行できる権利。囲繞地通行権、通行地役権、通行自由権などがあり、土地や一戸建てを購入する際は、公道までの経路と通行に関する権利を確認する必要がある。
通行地役権
通行地役権とは、自分の土地を利用しやすくするため、他人の土地を通行できる権利。自分の土地を要役地、通行に使う他人の土地を承役地といい、原則として当事者間の契約で通路の幅や利用方法などを定める。第三者へ権利を主張するには登記が必要となる。
突出し窓
突出し窓とは、窓枠の上部を軸にして、窓の下部を屋外側へ押し出して開ける窓。開いたガラス面が庇のような役割を果たすため、雨が室内へ入りにくい。開閉角度を制限するストッパーなどを備えた製品もある。
継ぎ手
継ぎ手とは、木造軸組建築で、柱や梁など2つの部材を長手方向へつないで延長する接合部や接合方法。使用する場所や目的に応じて、突き付け継ぎ、本実継ぎ、相じゃくり継ぎなどを使い分ける。
土壁
土壁とは、土を使って左官仕上げを施した壁の総称。調湿性があり、高温多湿な日本の気候に適している。聚楽壁、漆喰壁、珪藻土壁などがあり、従来は竹小舞、現在はラスボードなどを下地として使用する。
坪
坪とは、土地や建物の面積を表す尺貫法の単位。1坪は約3.3平方メートルで、畳約2枚分の広さに相当する。正式な不動産取引では平方メートルを用いるが、建築や不動産の現場では現在も広く使用されている。
坪単価
坪単価とは、土地や住宅の価格、建築費などを1坪当たりで示した金額。土地やマンションの価格を比較する際の目安となる。建築費の場合は、施工会社によって本体工事に含める範囲や面積の計算方法が異なるため、単純比較には注意が必要となる。
坪庭
坪庭とは、建物や塀、垣根などに囲まれた比較的小さな庭。室内へ光や風を取り入れたり、景観を楽しんだりする目的で設ける。古くは、町家の母屋と離れの間に設けられた庭を指した。
手洗いカウンター
手洗いカウンターとは、トイレの壁面などへ設ける手洗い設備。便器のタンク上にある手洗い器よりも使いやすく、便器周辺を濡らしにくい。下部へ収納を設け、トイレットペーパーや掃除用品を収められるものもある。
DIY
DIYとは、専門業者へすべてを依頼せず、住まいの修理や改装、家具の製作などを自分で行うこと。「Do It Yourself」の略で、日曜大工と同様の意味で使われる。賃貸住宅では、契約条件の範囲で入居者が改修できるDIY可物件もある。
DK
DKとは、食事室と台所を一体にしたダイニングキッチンの略。不動産広告では、居室が1室の場合は4.5畳以上、2室以上の場合は6畳以上を、食事室兼台所として使用できる広さの目安としている。
定期借地権
定期借地権とは、あらかじめ定めた契約期間が終了すると更新されず、借地関係が終了する借地権。一般定期借地権、建物譲渡特約付借地権、事業用定期借地権の3種類があり、土地を購入するより住宅取得費を抑えやすい。
定期借地権付き住宅
定期借地権付き住宅とは、建物を所有し、土地は一般定期借地権などによって一定期間借りる住宅。土地代の代わりに権利金や保証金、地代を支払い、契約終了後は原則として建物を解体し、更地にして地主へ返還する。
定期借家権
定期借家権とは、契約で定めた期間の満了により、更新せずに終了する建物賃貸借契約。契約期間終了後も居住を続けるには、貸主と借主が新たに契約を結ぶ必要がある。契約時には書面による説明と契約書の作成が求められる。
定期借家
定期借家とは、契約期間が満了すると更新されず、賃貸借契約が終了する借家契約。1年未満の契約も可能で、公正証書などの書面で契約する必要がある。貸主は契約前に、更新がないことを書面で説明しなければならない。
定住
定住とは、一定の地域へ住居を定め、継続的に生活すること。一時的な滞在や余暇目的の居住とは異なり、その地域へ定着して長期的に暮らすことを意味する。
ディスポーザー
ディスポーザーとは、キッチンのシンク下へ取り付け、調理で出た生ごみを細かく粉砕して排水とともに流す設備。下水処理への負担や配管の詰まりを防ぐため、設置を禁止したり使用自粛を求めたりする自治体もある。
低層マンション
低層マンションとは、一般に3~4階建て以下のマンション。低層住居専用地域など、建物の高さや用途に厳しい制限がある地域へ建てられることが多い。住環境に優れる一方、戸数が少なく、管理費などの負担が高くなる場合がある。
低炭素住宅
低炭素住宅とは、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき、省エネルギー性能や二酸化炭素排出量の削減に関する基準を満たした住宅。認定を受けると、住宅ローン控除や登録免許税、容積率などの優遇を受けられる場合がある。
抵当権
抵当権とは、住宅ローンなどの債務が返済されない場合に、債権者が担保となった土地や建物を競売し、その代金から優先的に返済を受ける権利。設定時には抵当権設定契約と抵当権設定登記を行う。
抵当権抹消登記
抵当権抹消登記とは、住宅ローンなどを完済した後、不動産登記簿に記録された抵当権を消す手続き。金融機関から交付される登記識別情報や登記原因証明情報などを使い、法務局へ申請する。
DINKSマンション
DINKSマンションとは、子どものいない共働き夫婦を主な対象としたマンション。一般に1LDK~2LDK、専有面積40~50平方メートル台が多く、通勤に便利な都市部の駅近くに立地し、設備やサービスが充実した物件が多い。
ディンプルキー
ディンプルキーとは、鍵の表面に深さや大きさの異なる多数のくぼみを設けた鍵。組み合わせの種類が多く、構造が複雑なため防犯性に優れる。一方、合鍵の作製が難しく、費用が高くなる場合がある。
デザイナーズ住宅
デザイナーズ住宅とは、建築家やデザイナーが企画や設計へ参加し、意匠や素材などにこだわってつくられた住宅。分譲住宅だけでなく賃貸住宅にもあり、一般的な物件より価格や賃料が高くなることがある。
出隅
出隅とは、壁と壁や壁と柱が交わってできる、建物の外側へ突き出した角の部分。室内側へ入り込んだ角は入隅と呼ばれる。
デッキ
デッキとは、リビングやダイニングに面した庭などへ設ける屋外の床状スペース。屋外のくつろぎや食事の場として利用され、天然木でつくられたものはウッドデッキと呼ばれる。
鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造とは、圧縮力に強いコンクリートを、引張力に強い鉄筋で補強した構造。RC造とも呼ばれ、耐久性、耐火性、強度に優れるため、中高層建築物で多く採用される。柱と梁で支えるラーメン構造と、壁と床で支える壁式構造がある。
鉄骨構造
鉄骨構造とは、鉄骨を組み合わせてつくる建築構造。S造とも呼ばれ、柱や梁をボルトや溶接で接合する。ブレース構造、ラーメン構造、トラス構造などがあり、使用する鉄骨の厚さによって重量鉄骨造と軽量鉄骨造に分けられる。
鉄骨造
鉄骨造とは、鉄骨を主要な構造材料として建物をつくる工法。軽量鉄骨造と重量鉄骨造があり、強度や耐久性が高く、柱の本数を抑えて広い開口部や自由度の高い間取りを設けやすい
鉄骨ラーメン構造
鉄骨ラーメン構造とは、重量鉄骨の柱と梁を剛接合し、接合部を強固に固定した構造。耐震性や耐久性が高く、大きな空間をつくりやすいため、高層ビルや集合住宅、橋などに採用される。
デッドスペース
デッドスペースとは、建物の設計や間取りの都合で生じる、利用しにくい空間。階段下、家具と壁の隙間、複雑な形状の隅などが該当し、収納などへ活用されることがある。
テナント
テナントとは、オフィスビルや商業施設などの一部を借り、店舗や事務所として使用する借主。一般には住宅以外の賃借人を指すことが多い。施設内で大きな面積と集客力を持つテナントは、キーテナントと呼ばれる。
デベロッパー
デベロッパーとは、都市開発や再開発、住宅地の造成、建売住宅・マンション・別荘などの建設や分譲を行う事業者。公共デベロッパーと民間デベロッパーがあり、一般には分譲マンションの売主を指すことが多い。
出窓
出窓とは、建物の外壁より外側へ張り出して設ける窓。台形状のベイウインドウや弓形のボウウインドウなどがある。床からの高さや張り出し寸法など一定の条件を満たす場合、張り出した部分を床面積へ算入しないことができる。
テラス
テラスとは、リビングやダイニングから直接出入りできるよう、庭に面して設けた屋外空間。庭より一段高くして石やコンクリートなどを敷くことが多く、木製のものはウッドデッキと呼ばれる。
テラスハウス
テラスハウスとは、複数の低層住宅が界壁を共有し、水平方向に連続して一棟となった住宅。各住戸の建物、敷地、庭は個別に所有される。敷地を共有するタウンハウスとは所有形態が異なる。
テレビ共聴アンテナ
テレビ共聴アンテナとは、1本のアンテナで受信したテレビ電波を、複数の住戸へ分配する設備。集合住宅では屋上の親アンテナで受信し、同軸ケーブル、増幅器、分配器などを通して各住戸へ映像信号を送る。
テレビモニター付きドアホン
テレビモニター付きドアホンとは、カメラを備え、室内のモニターから玄関前の訪問者を確認できるインターホン。録画、夜間照明、ボイスチェンジ、スマートフォン転送、電気錠との連動などの機能を備えた製品もある。
DEN
DENとは、書斎や趣味を楽しむための小部屋や空間。英語で巣やほら穴を意味する言葉から生まれた表現で、広さや形状に明確な基準はなく、隠れ家のような用途を持つ部屋を指す。
展開図
展開図とは、室内の各壁面を正面から見た状態で表す図面。壁の仕上げ、窓やドアの位置・寸法、設備や部品の取り付け位置、補強下地などが記載される。
電気温水器
電気温水器とは、主に割安な深夜電力を利用してお湯を沸かし、貯湯槽へ蓄えて炊事、洗面、入浴などに使用する給湯設備。
電気給湯器
電気給湯器とは、電気を使ってお湯を沸かす給湯設備。電熱ヒーター式や自然冷媒を使う熱交換式があり、深夜に沸かしたお湯を貯湯タンクへ蓄えて使用する。排気がなく運転音が比較的静かな一方、タンク容量に応じた使用管理が必要となる。
電気工事
電気工事とは、送配電線、引込線、配電盤、照明設備、発電設備などを設置・施工する工事。住宅内部の配線や電線接続などの主要な作業は、原則として電気工事士の資格を持つ人が行う。
電気調理器
電気調理器とは、電気で発熱するヒーターへ鍋底を接触させて調理する設備。シーズヒーター式やハロゲンヒーター式などがあり、直火を使わないため立ち消えの心配がなく、室内の空気を汚しにくい。
天空率
天空率とは、ある地点から空を見上げたときに、建物に遮られず見える空の割合。計画建物の天空率が基準となる建物より大きい場合、道路斜線、隣地斜線、北側斜線などの斜線制限を適用しないことができる。
天井
天井とは、部屋の上部を構成する面。構造躯体を覆い、断熱、遮音、防じんなどの役割を持つほか、配管や配線を通す空間としても利用される。建築基準法では、居室の天井高を原則2.1m以上としている。
天然素材
天然素材とは、人工的に製造されたものではなく、自然界に存在する材料を利用した建材や資材。木、土、石、布、紙などが代表例となる。
天板
天板とは、テーブルやキッチンカウンターなどの最上部に設ける板。天然木の一枚板、集成材、突き板などがあり、端部の形状によって両耳付き、片耳付き、耳なしなどに分けられる。
天袋
天袋とは、床の間脇の違い棚の上部に設ける戸棚。現在は、押入れの上部や天井付近へ設置した収納棚を指すことが多い。床付近へ設ける地袋と対になる。
天窓
天窓とは、屋根や天井へ設ける窓。トップライト、ルーフウィンドウ、スカイライトとも呼ばれる。採光専用の固定式と、採光と換気ができる開閉式があり、壁面の窓より効率よく光を取り入れられる。
ドアクローザー
ドアクローザーとは、開いたドアをゆっくり自動的に閉める装置。スプリングとオイルダンパーで閉まる速度を調整し、指挟みや騒音を防ぐ。
ドアストッパー
ドアストッパーとは、玄関ドアや室内ドアを開けた状態で固定したり、ドアが壁や家具へ直接当たるのを防いだりする部品や器具。
土圧
土圧とは、土が建築物の壁面などへ加える圧力、または土中のある面へ作用する圧力。地下壁や擁壁などの設計では、土圧を考慮して安全性を確保する。
トイレ
トイレとは、排せつに使用する便所。住宅では一般に0.75畳から1畳程度の広さが多いが、高齢者や車いす利用者への配慮が必要な場合は、介助スペース、出入口幅、手すり、手洗い設備などを含めて広く計画する。
登記
登記とは、土地や建物の所在、面積、所有者、抵当権などの情報を登記簿へ記録し、権利関係を公示する手続き。不動産を管轄する法務局へ申請し、第三者へ権利を主張できる状態にする。
登記識別情報
登記識別情報とは、登記完了時に不動産の権利者へ通知される12桁の英数字。従来の権利証に代わるもので、次回の所有権移転登記や抵当権設定登記などの際に、本人確認のため使用される。
登記事項証明書
登記事項証明書とは、不動産登記簿に記録された内容を証明する書類。過去の抹消事項を含む全部事項証明書と、現在有効な内容のみを記載する現在事項証明書などがある。
登記済証
登記済証とは、所有権移転登記や所有権保存登記が完了したことを証明する旧来の書類。一般に権利証と呼ばれる。現在は登記識別情報へ移行しているが、制度変更前に交付された登記済証は引き続き使用できる。
登記簿
登記簿とは、土地や建物の状態と権利関係を記録した公的な帳簿。表題部には所在地、地番、地目、面積、構造などが記載され、権利部の甲区には所有権、乙区には抵当権、賃借権、地上権などが記載される。
登記簿面積
登記簿面積とは、不動産登記簿へ記載されている土地や建物の面積。一戸建ての床面積は壁の中心線を基準に計算し、マンションの住戸は壁の内側を基準とする内法面積で表示される。
同居
同居とは、親族や友人などが同じ住戸で一緒に暮らすこと。住民登録では、一つの世帯として登録する方法と、それぞれを世帯主として別世帯にする方法がある。
動産
動産とは、土地と建物などの不動産を除く財産。現金、商品、家財、庭石、障子、襖、自動車などが該当し、権利を第三者へ主張するための要件は原則として引き渡しとなる。
同時履行の抗弁権
同時履行の抗弁権とは、売買などの双務契約で、一方が履行を請求されても、相手方が自分の債務を履行するまでは履行を拒める権利。売主は代金の支払いを受けるまで目的物の引渡しを拒むことができる。
動線
動線とは、建物や空間における人や物の移動経路。生活動線、家事動線、介護動線などを考慮して設計することで、暮らしやすさや作業効率を高められる。
塔屋
塔屋とは、ビルやマンションの屋上へ突き出して設けられた部分。一般に階段室、エレベーター機械室、高架水槽などに使用され、一定規模以下の場合は建物の階数へ算入されない。
棟梁
棟梁とは、大工職人をまとめ、木造建築工事を指導・監督する責任者。現在は、建築大工技能士、建築施工管理技士、二級建築士、木造建築士などの資格者が役割を担うことが多い。
道路斜線制限
道路斜線制限とは、道路の日照、採光、通風などを確保するため、道路境界線から一定の勾配で引いた斜線を超えて建築物を建てられないようにする高さ制限。
道路幅員
道路幅員とは、道路の幅のこと。建築基準法では、道路境界を基準に測定し、原則として幅員4m以上の道路へ2m以上接していなければ建築できない。
道路法
道路法とは、道路網を整備し、交通の発達と公共の福祉の増進を図るための法律。高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道の管理や構造、維持などを定めている。
特殊建築物
特殊建築物とは、学校、病院、劇場、百貨店、共同住宅、工場、倉庫など、不特定多数の人が利用する建物や、周辺への影響が大きい建物。一般の建物より厳しい防火・避難・設備基準が適用され、定期的な調査や報告が求められる場合がある。
特定建築物
特定建築物とは、法律によって特別な基準や維持管理が求められる建築物。バリアフリー法では学校、病院、劇場、百貨店、ホテル、共同住宅、老人ホームなど、多数の人が利用する建物を指す。建築物衛生法では、一定規模以上の学校、百貨店、興行場などが対象となる。
特定防災機能
特定防災機能とは、火災や地震が発生した際に、延焼を防止し、安全な避難路や避難場所を確保する機能。整備された道路、公園、緑地などが該当し、密集市街地では防災街区整備事業によって建築物や公共施設の整備が進められる。
特定優良賃貸住宅
特定優良賃貸住宅とは、法律に基づき、国や地方公共団体などの支援を受けて建設される中堅所得のファミリー世帯向け賃貸住宅。所得などの条件を満たす入居者は、家賃補助を受けられる場合がある。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームとは、常時介護が必要で、自宅での生活が困難な高齢者を対象とする介護老人福祉施設。入浴、排せつ、食事などの介護、機能訓練、健康管理などを提供する。
特約火災保険
特約火災保険とは、かつて住宅金融支援機構の融資を利用して住宅を購入する際に加入できた火災保険。新規の取り扱いは終了しているが、同機構の融資では一定の条件を満たす火災保険への加入が必要となる。
独立型キッチン
独立型キッチンとは、キッチンをリビングやダイニングから独立した部屋として配置する間取り。クローズドキッチンとも呼ばれ、調理中のにおいや音が広がりにくい。
床の間
床の間とは、和室の床を一段高くし、掛け軸や花、置物などを飾るために設けた空間。鎌倉・室町時代の書院建築から発達した座敷飾りの一つである。
都心回帰
都心回帰とは、郊外へ流出していた人口が、1990年代後半以降に再び都心部へ流入するようになった現象。都心の地価や不動産価格の低下、マンション用地の供給増加などが背景にある。
ドッグバス
ドッグバスとは、犬のシャンプーを行うための深型の流し台。犬用浴槽とも呼ばれ、小型犬から大型犬まで対応したサイズがあり、大型犬用には出入り用の扉を備えた製品もある
トップライト
トップライトとは、屋根へ取り付ける窓。天窓やルーフウィンドウとも呼ばれ、固定式と開閉式がある。壁面の窓より多くの光を取り入れやすく、住宅密集地などで採光を確保するために用いられる。
都道府県知事免許
都道府県知事免許とは、宅地建物取引業者が一つの都道府県内だけに事務所を設置して営業する場合に、その都道府県知事から受ける免許。
戸袋
戸袋とは、雨戸や引き戸を開けたときに収納するため、窓や縁側の敷居の端へ設ける造作物。戸を収納して外観をすっきり見せる役割を持つ。
徒歩所要時間の表示
徒歩所要時間の表示とは、不動産広告で、物件から駅や生活施設などまで歩く時間を示したもの。道路距離80mを1分として計算し、1分未満の端数は切り上げる。
土間
土間とは、住宅内で床を張らず、地面やコンクリートなどで仕上げた土足で利用する空間。玄関、中庭、部屋の一部などに設けられ、屋外と屋内をつなぐ中間的な役割を持つ。
塗膜防水
塗膜防水とは、屋根や外壁などの下地へ液状の防水材を繰り返し塗布または吹き付け、防水層をつくる防水方法。ウレタンゴム系、アクリルゴム系、ゴムアスファルト系などがある。
ドライエリア
ドライエリアとは、地下室の採光、換気、防湿などを確保するため、建物の外壁に沿って地面を掘り下げて設ける空間。空掘とも呼ばれる。
トラップ
トラップとは、下水の悪臭、害虫、ネズミなどが室内へ侵入するのを防ぐため、排水管の途中に水をためる部分。S型、P型、U型などがある。
トランクルーム
トランクルームとは、マンションの玄関脇、地下、別棟などへ設けられる収納庫。スキー板、ゴルフバッグなど、住戸内へ収まりにくい大型用品の保管に利用される。
取引態様
取引態様とは、不動産会社が土地や建物の取引へどのような立場で関わるかを示すもの。売主、代理、媒介・仲介に分かれ、不動産広告では明示する必要がある。
ドレープカーテン
ドレープカーテンとは、平織り、綾織り、ゴブラン織りなどでつくられた厚手のカーテン。色や柄が豊富で装飾性に優れ、布を垂らしたときにできるゆったりとしたひだが特徴となる。
ドレンチャー
ドレンチャーとは、屋根、外壁、軒先、窓などへ大量の水を散水し、水の幕によって火災の延焼を防ぐ設備。放射熱による建物表面の温度上昇を抑え、重要文化財の神社や仏閣などにも設置される。
な行
内装材
建物の床・壁・天井などに使用する仕上げ材や下地材の総称。フローリング、カーペット、タイル、壁クロス、合板、塗装材など室内に直接面する仕上げ材だけでなく、その下に施工する下地材も含まれる。
ナイトテーブル
ベッドの脇に置く小型のテーブル。スタンド照明や目覚まし時計、スマートフォンなど、就寝時に使うものを置くのに便利。
内覧会
新築住宅やマンションの引き渡し前に、契約者が建物の状態を確認する機会。契約内容どおりに完成しているか、傷や汚れ、仕上げの不備、設備の不具合などがないかを確認し、問題があれば手直しや交換を求める。また、完成した住宅を購入検討者向けに公開する見学イベントを指す場合もある。
中廊下
マンションなどの集合住宅で、建物内部に設けられた共用廊下の両側に住戸を配置する形式。ホテルのような廊下となり、「内廊下」と呼ばれることもある。
ナチュラルスタイル
白や生成り、明るいベージュなどを基調とした、自然でくつろぎのあるインテリアスタイル。フローリングや無垢材、珪藻土、コットン、麻などの自然素材と相性がよく、明るい色合いの木製家具などもよく用いられる。
生ゴミ処理機
家庭などで発生する生ゴミを減量・処理するための機器。微生物によって有機物を分解するバイオ式と、ヒーターなどで水分を蒸発させて乾燥・粉砕する乾燥式などがある。
軟弱地盤
泥や多量の水を含んだ柔らかい土などで構成され、建物を十分に支えにくい地盤。建物が沈下するおそれがあるため、住宅を建築する場合は、ベタ基礎の採用や柱状改良などの地盤対策が行われる。
納戸
住宅内に設けられた部屋状の収納スペース。不動産広告で「納戸」と表示されている場合は、採光や通風などの点で建築基準法上の居室の基準を満たしていない空間を指すことが多い。
難燃加工
燃えやすい材料を燃えにくくするために施す加工。合板の場合、難燃薬剤に浸したり、難燃薬剤を含む接着剤を使用したり、難燃性能を持つシートを表面に貼ったりする方法がある。「難燃」は建築基準法、「防炎」は消防法に基づいて用いられる用語で、それぞれ意味合いが異なる。
難燃材料
建築基準法で定められた一定の防火性能を満たす建築材料。通常の火災による加熱を受けても一定時間、燃焼しないこと、有害な変形や損傷を生じないこと、避難上有害な煙やガスを発生しないことなどが求められる。不燃材料、準不燃材料、難燃材料の3区分では、難燃材料が最も低い防火性能の基準となる。
II型キッチン
シンクとコンロ・クッキングヒーターなどの加熱調理機器を分け、2列に平行配置したキッチン。限られたスペースでも作業面や収納を確保しやすく、I型キッチンより横方向の移動を短くできる。一方、振り返る動作が増えるため、2列の間隔は利用人数や動きやすさを考えて決めることが大切。
二級建築士
都道府県知事の免許を受け、一定規模以下の建築物の設計や工事監理などを行うことができる建築士。建物の構造、規模、高さ、用途などによって業務範囲が定められている。建築士資格には、ほかに一級建築士や木造建築士がある。
2戸1エレベーター・2戸1階段
同じ階の隣り合う2住戸で1基のエレベーターや1つの階段を利用する住戸配置。利用人数が少ないためプライバシーを確保しやすく、共用廊下を設けないことで住戸の両側にバルコニーを配置しやすく、採光や通風にも優れる。
二重サッシ(にじゅうさっし)
一つの窓にサッシを二重に設置した窓。2枚のサッシの間に空気層ができることで、断熱性や防音性が高まり、結露の軽減にも役立つ。既存の窓の内側へ新たに内窓を設ける方法もある。
二重家賃
賃貸住宅から別の賃貸住宅へ住み替える際、旧居と新居の家賃が同じ期間に重複して発生すること。退去日と新居の入居開始日の調整が難しい場合に発生しやすいため、現在の契約の解約予告期間を事前に確認しておくことが重要。
二重床・二重天井
コンクリートスラブと室内の床・天井の間に空間を設けて仕上げる工法。床や天井の内部へ給排水管や電気配線を通しやすく、メンテナンスや将来のリフォームにも対応しやすい。
24時間換気(にじゅうよじかんかんき)
24時間換気とは、ファンなどを使って24時間継続的に室内の空気を入れ替える換気方式。シックハウス対策などを目的として住宅への設置が求められており、給気と排気の方法によって第一種・第二種・第三種換気に分けられる。
24時間集中管理システム
24時間集中管理システムとは、マンションなどで火災、ガス漏れ、設備故障などを24時間体制で監視・管理する仕組み。管理員や警備員が常駐する方式、警備会社がオンライン監視する方式、それらを組み合わせた方式などがある。
24時間セキュリティシステム
24時間セキュリティシステムとは、不正侵入、火災、ガス漏れ、設備異常などを各種センサーやカメラで24時間監視し、異常を検知した際に警備会社や管理事務所へ自動通報する仕組み。住宅では防犯だけでなく、緊急通報や高齢者見守りなどに対応するサービスもある。
二世帯住宅
二世帯住宅とは、親世帯と子世帯など、2つの世帯が同じ建物で暮らすためにつくられた住宅。玄関やキッチン、浴室などをすべて共有するタイプ、一部だけ共有するタイプ、生活空間を完全に分けるタイプなどがある。
ニッチ
ニッチとは、壁の一部をくぼませてつくる小さな飾り棚や収納スペース。花や小物を飾ったり、照明を組み合わせたりして、室内のアクセントとして利用される。
入居
入居とは、賃貸物件の概要などでは、その物件へ入居できる時期を示すもの。「10月上旬」であれば10月上旬から入居可能、「即」は即入居可能、「相談」は貸主と借主が相談して入居時期を決めることを意味する。
入居介護サービス
入居介護サービスとは、自宅ではなく特定の施設へ入居して受ける介護サービス。食事、入浴、排せつ、掃除、洗濯などの日常生活上の介助をはじめ、健康状態の確認、急変時の対応、リハビリテーション、レクリエーションなどのサービスを受けられる。
ヌック
ヌックとは、住宅内に設ける、こぢんまりとした居心地のよい空間。もともとは海外で、正式なダイニングとは別に、家族が朝食などを気軽にとる小さな食事スペースとして取り入れられていた。
布クロス
布クロスとは、レーヨン、合成繊維、綿、麻、絹などを原料とする壁紙。平織りや綾織り、不織布などがあり、自然な風合いや高級感を演出しやすい。擦れに強く吸放湿性もある一方、一般的に価格が高く、施工にも手間がかかる。
ぬれ縁
ぬれ縁とは、居室の外側に設ける縁側で、風雨を防ぐ壁などがなく、雨に濡れることからこの名前で呼ばれる。「濡れ縁」とも表記する。
猫間障子
猫間障子とは、雪見障子や大額障子のガラス部分に、開閉できる小障子を取り付けた障子。もともとは障子を閉めたまま猫が出入りできるよう工夫された障子を指していた。
熱回収装置
熱回収装置とは、換気によって取り入れる外気を、排気などが持つ熱を利用して温めてから室内へ送る装置。寒冷地では、換気による室温低下を抑えるため、第一種機械換気設備へ組み込まれることが多い。
熱交換
熱交換とは、換気設備などで、給気側と排気側の空気が持つ熱を交換すること。夏は排出する冷たい空気で外気を冷やし、冬は排出する暖かい空気で外気を温めることで、室温への影響を抑えながら換気できる。
熱交換型換気
熱交換型換気とは、室内から排出する空気の熱を利用し、外気の温度を調整してから室内へ取り入れる換気方式。熱と湿気の両方を交換する「全熱交換」と、熱だけを交換する「顕熱交換」がある。
熱交換器
熱交換器とは、温度の異なる2つの物体や流体の間で、隔壁などを通して熱を移動させる装置。エアコン、冷蔵庫、ボイラー、自動車のラジエーターなどに使われ、多管式、プレート式、フィンチューブ式などの種類がある。
根抵当権
根抵当権とは、不動産を担保に、あらかじめ定めた極度額の範囲内で繰り返し借り入れができる担保権。特定の一つの債権だけを担保する抵当権と異なり、一定範囲の不特定の債権をまとめて担保できる。
農地
農地とは、耕作を目的として使用される土地。一般に地目が田や畑の土地を指し、果樹園、牧草栽培地、苗圃、わさび田、はす池なども、肥培管理が行われていれば農地として扱われる。現在耕作していなくても、すぐに耕作へ移行できる休耕地などは農地に含まれる。
農地転用許可
農地転用許可とは、農地を住宅地など農地以外の用途へ転用する際に必要となる許可。農地を農地以外へ変更したり、転用を目的として所有権などの権利を設定・移転したりする場合は、農地法に基づく手続きが必要となる。市街化区域内の農地転用は、農業委員会への届出制となっている。
農地法
農地法とは、農業生産の基盤となる農地を確保し、耕作者の地位の安定と国内の農業生産の増大を図るための法律。農地の転用制限や利用関係の調整などについて定めており、農地をほかの用途へ転用する場合には、原則として許可が必要となる。
軒下換気
軒下換気とは、屋根の軒下部分へ換気口を設け、小屋裏と外気の温度差を利用して自然換気を行う方法。寄棟屋根で多く用いられ、妻面換気と併用して、軒下から外気を取り入れ、妻面から小屋裏の熱気や湿気を排出する方法もある。
軒高
軒高とは、建築物の規模を示す指標の一つ。一般に、地盤面から建築物の小屋組、またはそれに代わる横架材を支持する壁までの高さをいう。
延べ床面積
延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計した面積。建築基準法では「延べ面積」と呼ばれ、確認申請手数料や容積率などを算定する基礎となる。マンションの不動産登記などでは、壁の内側を測る内法面積が基準となる場合がある。
法面・法地
法面・法地とは、宅地などにある傾斜面のこと。自然の地形によるもののほか、切土や盛土による造成、擁壁の設置などによって生じるものがある。崩壊や侵食を防ぐため、擁壁、石張り、芝張り、モルタル吹付けなどで補強・保護する場合がある。土地を購入する際は、傾斜部分を除いた平坦部分の面積も確認することが重要。
ノンスリップ
ノンスリップとは、滑り止めのこと。階段などで足を滑らせるのを防ぐため、踏み面の先端などへ取り付ける部材や滑り止め処理を指す。
は行
パース
建物の外観や室内を立体的に表現した透視図。完成後の建築物や空間をイメージしやすくするために使われ、人、家具、植栽、周辺風景などを描き加えてスケール感や利用シーンを分かりやすく示すことも多い。
パーテーション
室内を区切るための間仕切りや仕切り壁。固定された壁だけでなく、収納家具を使った可動式の仕切りや、布・パイプなどで構成される簡易型も含まれる。住宅のほか、オフィスや医療施設などでも利用される。
パーティクルボード
木材や植物繊維の小片へ合成樹脂接着剤を加え、圧縮成形してつくる板状の木質建材。床や壁の下地材、家具の芯材などに利用される。断熱性や遮音性に優れる一方、水分や湿気には弱い性質がある。
媒介
不動産取引で売主と買主、または貸主と借主の間に入り、契約成立を支援すること。「仲介」とも呼ばれる。物件の広告、相手方の探索、条件調整、重要事項説明、契約書作成、引き渡しまでの事務などが主な業務。媒介契約には一般媒介、専任媒介、専属専任媒介などの種類がある。
媒介契約
土地や住宅の売買・賃貸借について、不動産会社へ仲介業務を依頼する契約。仲介会社は、契約相手の探索、重要事項説明、契約書作成、引き渡しまでの手続き支援などを行う。契約方法には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類がある。
ハイサッシ
天井付近まで高さを確保した大型のサッシ。リビングなどに採用されることが多く、大きな開口部から光や風を取り込みやすいほか、外部への眺望も確保しやすい。室内に開放感が生まれ、空間を広く見せる効果も期待できる窓設備。
排水権
土地の高低差などによって自然に流れる水を隣地へ排水できる権利。雨水が高い場所から低い場所へ流れるような自然排水が対象となり、屋根から集めた雨水を意図的に隣地へ流すなど、人工的につくられた排水には原則として認められない権利。
排水トラップ
キッチン、浴室、洗面台などの排水経路に設置し、下水からの悪臭やガス、害虫などが室内へ侵入するのを防ぐ器具・装置。配管の一部に水をため、その水を遮断層として利用する仕組みで、住宅の衛生環境を保つ重要な排水設備。
配線
住宅内のスイッチ、コンセント、照明器具、インターネットやCATVの端子などを結ぶ経路、またはそこに使用するケーブル。新築やリフォームでは、家具・家電の配置や生活動線を考えて位置や数を計画することが重要。電気配線に関する作業には、内容に応じて電気工事士の資格が必要となる。
配線ダクト
スポットライトなどの照明器具へ電気を供給し、取り付け位置を柔軟に変更できるレール状の設備。「ライティングレール」「トラックライト」とも呼ばれる。器具の着脱や移動がしやすく、ギャラリーだけでなく住宅でも照明演出に利用される。
パイプシャフト
給排水管やガス管などの配管を上下階へ通すため、床や天井を貫通して設ける縦方向の空間。一戸建てやマンションなどで、複数階にまたがる設備配管をまとめるために利用される。
パイプスペース
上下水道管や排水管などを収めるための設備スペース。間取り図では「PS」と表記されることが多い。マンションでは寝室付近に配置されていると、深夜や早朝の排水音が気になる場合がある。
ハイ免震
免震装置によって建物を地盤から絶縁し、その上の架台で建物全体を支える免震構造。ベアリングを備えた装置やオイルダンパー、位置ずれを戻す復元装置などを組み合わせ、地震による揺れを抑える仕組み。一戸建てのほか、2・3階建てのアパートなどへの採用も想定される。
ハウスコントロールシステム
住宅内のエアコンや照明などをまとめて監視・制御し、室温・湿度・照明などを自動調節するシステム。ホームセキュリティなどを含む総称として使われる場合もある。家電や住宅設備、太陽光発電、蓄電池などをネットワークで管理するHEMSも、この仕組みの一つ。
掃き出し窓
現在では一般に、床面付近から高さのある開口部を設けた大型の窓を指す言葉。テラス窓として使われることも多く、開口面積が広いため採光や通風を確保しやすく、室内に開放感を与えられる。一方、窓の前に家具を配置しにくいなど、間取り上の制約が生じる場合もある。
白熱灯
ガラス球の内部にあるフィラメントを高温にし、その熱放射によって発生する光を利用する照明。比較的安価で扱いやすく、温かみのある光を得やすいのが特徴。一方、蛍光灯などと比較するとランプの寿命が短いという性質がある。
ハザードマップ
自然災害による被害が想定される区域や、避難場所などの情報を地図上に示したもの。河川の氾濫や浸水、土砂災害、地震、火山、津波・高潮など、災害の種類ごとに作成される。住宅を購入・建築・賃借する際には、周辺の災害リスクや避難経路を確認する資料として役立つ。
バスタブ
入浴時に湯をためる浴槽。深めで座って入浴する和風タイプ、浅く広い洋風タイプ、その中間となる和洋折衷タイプなどがあり、ユニットバスでは和洋折衷型が多く使われる。素材にはホーロー、ステンレス、人造大理石、FRP、タイルなどがあり、材質によって質感や手入れ方法が異なる。
旗竿敷地
道路に接する部分が細長い通路状で、その奥に広い敷地がある土地。形が竿の付いた旗に似ていることから「旗竿地」とも呼ばれる。建築時には道路への接道幅を確保する必要があり、日照・駐車・工事車両の進入などが課題になることもある一方、周辺の整形地より価格が抑えられるケースもある。
バタフライテーブル
折りたたみ式の補助天板を備え、必要に応じてテーブルの広さを変えられる家具。普段は補助板を下げて省スペースで使い、来客時などには水平に広げて天板を大きくできる。生活シーンに合わせて柔軟に使い分けられるのが特徴。
撥水性
水分が素材内部へ染み込みにくく、表面で水をはじく性能。住宅では床材や壁材、外壁材などに求められ、特にペットを飼う住まいでは、尿や水を拭き取りやすいことが利点となる。タイルやクッションフロアのほか、撥水加工を施したフローリング、畳、カーペットなどもある。
ハッチ
キッチンとダイニングの間仕切りなどに設け、料理や食器を受け渡すための開口部。また、床下や屋上などへ出入りするための点検・出入口となる開口部を指す場合もある。用途によって形状や設置場所が異なる設備。
ハッチウォール
キッチンとダイニングの境界に設置する、ハッチ付きの食器棚。収納家具としての役割と、料理や食器を受け渡す開口部、さらに間仕切りとしての機能を兼ね備える設備。
パティオ
建物などで周囲を囲まれた、屋根のない中庭や広場。スペイン語で「中庭」を意味し、タイル床、噴水、植栽などを組み合わせてつくられることが多い。集合住宅では、住民同士の交流や憩いのスペースとして利用される場合もある。
パネル工法
床・壁・天井などの構造部分を工場であらかじめパネル化し、建築現場で組み立てるプレハブ工法の一種。木質系、鉄骨系、コンクリート系などがあり、品質を均一にしやすく、短工期や高い断熱・気密性能を期待できる。一方、間取りや施工場所に制約が生じる場合もある。
幅木
床と壁が接する部分の壁側最下部へ取り付ける細長い仕上げ材。掃除機やモップなどが当たりやすい壁の下端を傷や汚れから守る役割がある。木製だけでなく、プラスチックなどさまざまな素材が使われる。
破風
切妻屋根や入母屋屋根の妻側に見られる山形部分、またはその形を構成する板材。和風建築で用いられる意匠の一つで、中央がふくらみ左右が反る唐破風や、切妻形の千鳥破風など、形状によってさまざまな種類がある。
破風板
屋根の妻側に取り付け、横や下から吹き込む風雨から屋根内部を守る板材。桁や母屋など屋根を支える構造材を隠し、外観を整える化粧材としての役割も持つ。木質系のほか、耐火性や耐久性に優れた窯業系・金属系の材料も広く利用される。
はめ殺し窓
窓枠へガラスを固定し、開閉できないようにした窓。「FIX窓」とも呼ばれ、主に採光や眺望を確保する目的で設置される。丸形・正方形・長方形など形状の自由度が高く、デザイン性を持たせやすい一方、開閉できないため外側の清掃方法には配慮が必要。
バランス釜
浴槽のそばに設置し、専用の給排気筒を通して屋外との給気・排気を行う風呂釜。浴室内の空気を燃焼に使わず、追い焚きやシャワー機能を備えたタイプもある。電気を使わずに利用できる機種がある一方、給排気や空焚きへの安全対策が重要となる。
梁
木造住宅などで、床や屋根から受ける荷重を支え、柱へ伝える水平の構造材。柱の上部へ横方向に架け渡して建物の骨組みを形成する。梁と平行な方向を梁間方向または梁行と呼び、それと直角の方向を桁行方向という。
バリアフリー
高齢者や障がいのある人などが生活・移動するときに障壁となるものを取り除く考え方。住宅では段差の解消、滑りにくい床材の採用、出入口や通路幅の確保、手すりの設置、水回りのスペース拡大、室温差を抑える設備などが代表的な対策となる。
梁出し天井
天井材を取り除くなどして、構造材である梁を室内へあえて見せる天井デザイン。リフォームで採用されることも多く、梁を磨いて木の質感を生かしたり、梁へ照明を組み合わせたりすることで、空間の高さや立体感を演出できる。
バルコニー
建物の外壁から張り出し、床と手すりなどで構成される屋外スペース。マンションで多く見られ、下階の屋根部分を利用したルーフバルコニーや、物干しなどに使う小規模なサービスバルコニーもある。
ハロゲンヒーター
ハロゲンランプから発生する赤外線を反射鏡で効率よく放射し、熱として利用する暖房器具。電源を入れてから比較的短時間で暖かさを感じやすく、放射熱によって人や物を直接暖める方式。
パンチングメタル
金属板へプレス加工を施し、丸穴や角穴など多数の小さな開口を設けた材料。光や空気、視線を適度に通すことができ、換気口、屋外階段の風除け、内外装の意匠材などに利用される。
反転型
マンションなどで、隣り合う住戸の間取りを戸境壁を挟んで左右対称に配置したプラン。居室やキッチン、浴室などの水回りを鏡写しのように配置することで、配管や構造を効率的にまとめられる場合がある。
パントリー
食品や食器、調理用品などをまとめて保管する収納スペース。もともとはホテルなどで食料の貯蔵や配膳に使う小部屋を指していたが、現在では住宅のキッチン周辺に設ける食品庫や収納室として広く使われる。
BS
Broadcasting Satelliteの略で、放送衛星を利用した衛星放送。地上から衛星へ送信した電波を視聴者へ配信する仕組みで、住宅ではパラボラアンテナや対応チューナーなどを利用して受信する。集合住宅では共同アンテナが設置されている場合もある。
Pタイル
塩化ビニル樹脂などを使用した硬質のプラスチック系床材。30cm角程度のタイル状製品が代表的で、耐久性や耐摩耗性に優れるため、学校、オフィス、商業施設などで広く使われている。
ヒートショック
暖かい場所から寒い場所へ移動したときなど、急激な温度変化によって身体へ大きな負担がかかる現象。冬場のリビングと浴室・洗面室・トイレなどの温度差によって血圧や脈拍が急変する場合があり、住宅の断熱化や室温差を小さくする対策が重要となる。
ヒートポンプ
冷媒とコンプレッサーを使い、低温側から高温側へ熱を移動させる装置。暖房では外気から取り込んだ熱を室内へ運び、冷房では室内の熱を屋外へ移す。エアコン、冷蔵庫、エコキュートなどに利用されている省エネルギー技術。
PP分離
リビングやダイニングなどのパブリック空間と、寝室や浴室などのプライベート空間を分けて配置する間取り。PublicとPrivateの頭文字から名付けられ、生活空間と来客空間を分離してプライバシーを確保しやすい。
日影規制
中高層建築物によって周辺敷地に生じる日影を一定時間以内に抑え、近隣の日照や住環境を守るための建築基準法上の規制。対象区域や規制値は地方公共団体が条例で定め、建物の高さや用途地域などによって適用条件が異なる。
光触媒製品
酸化チタンなどの光触媒が光を受けることで、有機物を分解したり、表面を水になじみやすくしたりする性質を利用した製品。住宅では外壁、屋根、タイル、ガラス、キッチン、浴室、衛生設備などに応用され、防汚、脱臭、抗菌、防曇、セルフクリーニングなどの機能に活用される。
光触媒防汚フィルム
光触媒の親水性を利用した透明なラミネートフィルム。水に濡れることで表面の汚れや曇りを落としやすくし、屋外表示物などを雨水で清潔に保つセルフクリーニング効果が期待できる。
光天井
天井全面へ和紙、乳白色ガラス、プラスチック板など光を拡散する素材を張り、その上部に光源を設置する照明方式。面全体から柔らかな光を室内へ届けられるのが特徴で、ルーバーを利用するタイプもある。
美観地区
市街地に形成されている良好な景観を維持するため、建物の外観などを規制していた都市計画上の地区。景観法の施行によって制度上は景観地区へ移行したが、地域によっては現在も「美観地区」の名称が使われている。
引込み窓
開けた窓を壁内の戸袋へ引き込んで収納する窓。開放時に窓障子が見えにくいため、開口部をすっきり見せやすい。サッシや建具にはアルミ、スチール、樹脂、木などが利用される。
引違い戸
2枚以上の戸を複数の溝やレール上で左右へ水平移動させて開閉する建具。左右どちらからでも開けられ、玄関や室内の出入口などに使われる。戸の枚数によって2枚戸、3枚戸、4枚戸などがある。
引違い窓
2枚以上の窓を平行なレール上で左右へ滑らせて開閉する窓。左右どちらからでも開けられ、開口幅を調整しやすいことから、一戸建てやマンションなどで広く採用されている。
引き戸
障子や襖のように、戸を左右へ水平に動かして開閉する建具。開き戸のように前後へ扉を振るための空間が不要で、身体の動きも比較的小さくて済む。一方、気密性や遮音性が低くなりやすく、戸を引き込むスペースが必要になる場合がある。
ピクチャーウインドウ
屋外の景色を一枚の絵のように見せることを目的として設ける窓。大きめの四角いFIX窓をリビングなどに配置することが多く、廊下や階段の踊り場、コーナー部分などに設ける場合もある。
ピクチャーレール
絵画や写真、書画などを、壁へ直接くぎを打たずに飾るためのレール。レールにフックなどを取り付けて額縁を吊るすため、壁を傷付けにくく、展示位置も変えやすい。
被担保債権
抵当権などの担保によって回収が確保されている債権。住宅ローンで土地や建物に抵当権が設定されている場合、その抵当権の対象となる住宅ローン債権が被担保債権にあたる。
筆界特定制度
土地所有者からの申請を受け、法務局または地方法務局が土地の筆界位置を特定する制度。筆界特定登記官が、土地に詳しい筆界調査委員の意見や調査結果を踏まえて判断する。裁判を利用する場合に比べ、当事者の資料収集や時間・費用の負担を軽減しやすい。
ピッキング
特殊な金属工具を鍵穴へ差し込み、正規の鍵を使わずに錠を開ける行為。侵入犯罪の手口として利用されることがあり、防犯性能の高い錠や建物部品を採用するなどの対策が行われている。
必要換気量
必要換気量とは、室内の空気環境を保つために必要となる換気量。居室は一般的に1人当たり20~30立方メートル/時程度、住宅全体では換気回数0.5回/時などが目安として示されている。
必要有効換気量
室内の空気環境を維持するために必要となる換気量。床面積や天井高さ、1時間当たりの換気回数などから算出し、機械換気設備には計算で求めた量以上の換気能力が求められる。
1坪タイプ浴室
一般に内寸約160cm×160cmの浴室を指す呼び方。「1616タイプ」とも呼ばれ、住宅用ユニットバスの代表的なサイズとなっている。1坪は約182cm×182cmだが、これは外寸の目安であり、浴室サイズは通常内寸で表される。
ひな壇
階段状に造成された住宅地や宅地。敷地ごとに高さをずらすことで、日当たりや風通し、眺望、プライバシーを確保しやすい。一方、擁壁や外構の工事費、道路との高低差、盛土部分の地盤強度などには注意が必要。
避難階
建物から直接地上へ出られる出入口がある階。一般的には1階だが、傾斜地に建つ建物などでは別の階が避難階となることもあり、複数の避難階を持つ建物もある。
避難階段
火災や地震などの緊急時に、多くの人が安全に避難できるよう設けられる階段。屋内避難階段、屋外避難階段、特別避難階段に分けられ、耐火構造や防火戸、照明設備などについて安全基準が定められている。
避難限界距離
災害時に徒歩で避難できる距離の限界を示す考え方。高齢者や子どもの移動能力も考慮し、1.5~2.0km程度が目安とされる場合があるが、地域や自治体によって設定は異なる。
避難設備
火災などの非常時に安全な避難を支援するための設備や器具。避難ロープ、すべり台、避難はしごなどの「避難器具」と、非常口や避難方向を知らせる「誘導灯・標識」に大きく分けられる。
避難地
地震、台風、津波、がけ崩れなどの危険から一時的に逃れるための場所。学校の運動場や広い公園などが指定されることが多い。被災後に一時的な生活を送る「避難所」とは役割が異なる。
避難通路
非常時に安全かつ円滑に避難するため確保される通路。建物内部に設ける屋内避難通路と、建物周囲の敷地内に設ける屋外避難通路があり、必要に応じて誘導灯や標識なども設置される。
100年コンクリート
大規模な修繕を行わなくても、およそ100年間の耐久性を期待できる高強度コンクリートを指す呼称。高い設計基準強度を持たせることで、鉄筋コンクリート建築物の長寿命化を図る。
表見代理
実際には十分な代理権がなくても、第三者が正当な代理人だと信じる相当な理由がある場合に、本人へ取引の責任を負わせる民法上の仕組み。代理権の表示や権限を超えた行為、代理権が消滅した後の行為などが対象となる場合がある。
表示登記
土地や建物の所在、地番、面積、種類、構造など、不動産の物理的な内容を登記簿の表題部へ記録する登記。一戸建てを新築した場合などに必要となり、調査や手続きは土地家屋調査士へ依頼することが多い。
標準管理規約
マンション管理組合が管理規約を作成・変更するときの参考となる標準的なモデル。国土交通省が示しており、建物や共用部分の維持管理、住民間のルールなどを各マンションの実情に合わせて定める際の指針として利用される。
表題登記
新築した建物や新たに生じた土地について、初めて登記記録を作成する手続き。建物の場合は所在、家屋番号、種類、構造、床面積、所有者などを登録し、その後の所有権保存登記や抵当権設定登記の前提となる。
平屋
建物全体が1階だけで構成される住宅。ワンフロアで生活できるため間取りをシンプルにしやすく、増築や間取り変更もしやすい。古い平屋をリノベーションした住宅が「フラットハウス」と呼ばれる場合もある。
ビルトイン
家具や住宅設備、機器などを建物の一部としてあらかじめ組み込むこと。「造り付け」「はめ込み」とも呼ばれる。室内をすっきり見せやすい一方、故障時の修理や交換に手間がかかる場合がある。
ビルトインガレージ
建物内部に自動車を収容する車庫スペースを組み込んだガレージ。「インナーガレージ」とも呼ばれる。敷地を有効活用しやすい一方、シャッター性能や換気、吸音、床の防水性・耐油性などへの配慮が必要。
ピロティ
建物の上階を柱で支え、1階部分を壁で囲わず開放した空間。マンションやオフィスではエントランスや駐車場などに利用される。敷地を有効活用しやすい一方、壁が少ないため構造上の強度には十分な配慮が必要となる。
ファサード
建築物の正面を指す言葉で、一般には玄関やアプローチが配置された側をいう。建物の印象を大きく左右する部分であり、店舗では集客にも関係する。外構や植栽と合わせ、街並みとの調和を考えて設計することが重要となる。
フィックス(FIX)窓
窓枠へガラスを固定し、開閉できないようにつくられた窓。「はめ殺し窓」とも呼ばれ、主に採光や眺望を確保する目的で設置される。丸形や正方形、長方形など、さまざまな形状がある。
風圧
風が住宅などの建築物へ及ぼす圧力で、水平荷重の一つ。建築物全体へ作用する風圧力は、速度圧と風力係数などを用いて算定される。
風致地区
水や緑などの自然環境を生かした良好な景観を維持するため、都市計画で指定される地域地区。区域内では、建築物の建設、宅地造成、木竹の伐採、土地の形質変更などについて、地方公共団体の条例に基づく規制や許可が設けられる。
フェンス
敷地の境界などに設ける柵や囲い。外部からの視線を適度に遮ってプライバシーを守りながら、ブロック塀より風通しや開放感を確保しやすい。アルミ形材、アルミ鋳物、木材などさまざまな素材があり、門扉や植栽と合わせて外構を演出できる。
フォールディング窓
複数の窓を折り戸のようにたたみながら開閉する窓。「フルオープンウィンドウ」と呼ばれることもあり、大きく開放できるのが特徴。リビングとウッドデッキなどの間に設置すると、屋内外を一体的に使いやすい。
不可分性
権利などが密接に結びつき、分けたり切り離したりできない性質。民法では地役権や担保物権などに認められ、抵当権の場合、被担保債権の全額が返済されるまでは、担保となった物全体に効力が及ぶ。
吹き上げ荷重
台風や強風の際、下側から吹き上げる風が軒や垂木などへ作用し、屋根を持ち上げようとする力。一般に軒が高い建物や、軒の出が大きい建物ほど吹き上げ荷重が大きくなる。
吹付けタイル
コンクリートやモルタルの外壁下地へ、セメント系や合成樹脂系の材料を吹き付け、凹凸のある模様に仕上げる外壁仕上げ。タイル状吹き付け仕上げや複層模様吹き付け仕上げなどとも呼ばれる。
吹抜け
2階以上にまたがって床を設けず、上下階を連続した一つの空間として構成する部分。玄関やリビング、階段周辺などに設けられることが多く、天井を高くして視覚的な広がりや開放感を生み出せる。
複合サッシ
室外側と室内側で異なる素材を組み合わせたサッシ。外側には耐候性や耐久性に優れるアルミ、内側には断熱性の高い樹脂や木を使う組み合わせが一般的で、断熱性や気密性を高めやすい。
複合用途の建築物
一つの建物を店舗、事務所、住宅など複数の用途で利用する建築物。用途地域による建築制限はそれぞれの用途に適用され、防火性能や避難経路などについても、各階・各用途に応じた基準を満たす設計が必要となる。
輻射暖房
床や天井などを暖め、そこから放射される熱によって室内を暖房する方式。空間全体を暖めやすく、上下の温度差を抑えやすいのが特徴。代表的な設備として床暖房がある。
複層ガラス
複数枚のガラスの間に空気層などを設け、断熱性や遮音性を高めたガラス。2枚構成のペアガラス、3枚構成の三層ガラス、ガスを封入したタイプ、真空層を設けたタイプなどがある。
復代理人
本人から代理権を与えられた代理人が、さらに選任した代理人。原則として元の代理人と同じ範囲で代理権を持つ。委任による代理では、本人の許可がある場合や、やむを得ない事情がある場合などに選任できる。
袋地・準袋地
他の土地に囲まれ、公道へ直接出られない土地を袋地といい、池・河川・海などを通らなければ公道へ出られない土地や、公道との間に大きな高低差がある土地を準袋地という。「無道路地」と呼ばれる場合もあり、一定の条件のもとで周囲の土地を通行する権利が認められる。
襖
主に和室で使われる引き戸。木材で骨組みをつくり、両面へ襖紙を張ったうえで、引手や縁を取り付けて仕上げる。
付帯設備
建物本体に付属する給排水、衛生、換気、冷暖房、電気配線、照明などの設備。中古住宅などの売買では、設備の状態を確認するため付帯設備表を作成し、引き渡し時のトラブル防止に利用する。
普通コンクリート
砂利、砕石、高炉スラグなどの普通骨材を使用してつくる一般的なコンクリート。「一般構造用コンクリート」とも呼ばれ、建築構造物や土木構造物など幅広い用途で利用される。
普通借地権
1992年施行の借地借家法で設けられた借地権の一つ。当初の存続期間は30年で、最初の更新は20年、その後は10年とされる。契約期間が満了しても、地主側に土地返還を求める正当な理由がなければ更新でき、建物が残っている場合には地主へ買い取りを求められることもある。
プッシュプルハンドル
小さな力で押したり引いたりするだけでドアを開閉できるハンドル。握って回す操作が不要なため、子どもや高齢者などにも扱いやすいユニバーサルデザインの建具部品。
物上代位
抵当権などの担保対象となっている物が売却、賃貸、滅失、破損した場合に、その代わりとして所有者が受け取る金銭などの請求権へ担保権の効力を及ぼす仕組み。抵当権のほか、先取特権や質権にも認められる。
物上保証人
他人の借金などを担保するため、自分の土地や建物などへ抵当権や質権を設定する人。通常の保証人とは異なり、債務そのものを返済する義務はなく、原則として提供した担保財産の範囲で責任を負う。
不動産
土地と、その土地に定着している建物や立木などを指す民法上の区分。建物や一定の登記をした樹木は、土地とは別個の不動産として扱われる場合がある。土地から取り外せない庭木や庭石などは、土地と一体のものとして扱われる。
不動産鑑定士
土地や建物の周辺環境、利用条件などを分析し、不動産の適正な経済価値を判定する国家資格者。地価公示、公共用地の評価、相続税や固定資産税に関する評価、企業資産の評価、不動産コンサルティングなど幅広い業務を担う。
不動産鑑定評価額
不動産鑑定士などが、土地・建物やそれらに関する権利の経済価値を専門的に評価して算出する価格。売主や買主の個人的な事情をできるだけ排除し、周辺の取引事例、利用価値、賃貸した場合の収益性などを踏まえて客観的に判断される。
不動産鑑定評価基準
不動産鑑定士が鑑定評価を行う際の統一的な判断基準。鑑定評価全般に関する基本的な考え方をまとめた「総論」と、不動産の種類や権利形態ごとの具体的な評価方法を示す「各論」などで構成される。
不動産取得税
土地や建物を購入、新築、増改築、贈与などによって取得した際に課される地方税。相続による取得は原則として対象外となる。税額は固定資産税評価額をもとに計算され、一定の要件を満たす住宅には軽減措置が用意されている。
不動産登記
土地や建物の所有者や権利関係を公的に明らかにする制度。中古住宅の売買では所有権移転登記、新築建物では所有権保存登記、住宅ローンを利用するときには抵当権設定登記などが行われる。
不動産登記事項証明書
不動産の登記内容を証明する書類の総称。過去に抹消された事項も含めて登記履歴を確認できる「全部事項証明書」と、現在有効な内容を中心に記載する「現在事項証明書」などがある。
不動産登記法
土地や建物の表示、所有権や担保権などの権利関係を登記によって公示するためのルールを定めた法律。登記記録の内容、申請手続き、登記官の役割などを規定し、不動産取引の安全性や円滑性を支える。
不同沈下・不等沈下
建物を支える地盤が場所によって異なる量だけ沈み、住宅が傾いたり、壁や基礎にひび割れが生じたりする現象。軟弱地盤や盛土、切土と盛土の境界などで起こることがあり、予防には建築前の地盤調査や必要に応じた地盤改良が重要となる。
不燃材料
通常の火災による加熱を受けても、一定時間燃えにくい性能が確認された建築材料。コンクリート、レンガ、モルタル、石、ガラス、鉄鋼、アルミニウム、一定の石膏ボードやロックウールなどが例として挙げられる。
不燃性能
建築材料が火災による加熱を受けた際、燃えないこと、有害な変形や溶融などを起こさないこと、避難に支障を及ぼす煙やガスを発生させないことを一定時間維持する性能。性能を維持できる時間によって、不燃材料、準不燃材料、難燃材料などに区分される。
踏み面
階段を上り下りするときに足を載せる部分の有効な奥行き。踏み板全体ではなく、水平投影した際の実際に利用できる奥行きを指す。住宅の階段では一定以上の寸法を確保することが求められる。
ブラケット
壁や柱へ取り付け、庇や梁、棚などの突出部分を支える部材。「持送り」とも呼ばれ、装飾を兼ねるものも多い。また、壁から張り出して設置する照明器具をブラケット照明と呼び、廊下や階段、玄関などの補助照明として使われる。
フラッシュ戸
框と桟で組んだ骨組みの両側へ合板などの面材を張り、表面を平らに仕上げた戸やドア。ガラスやガラリを組み込んだタイプもあり、ラワン、シナノキ、樹脂系化粧材、突き板などさまざまな材料が使われる。
フラット型スロープ
広げると一枚の平らな板状になるスロープ。車いす利用者と介助者が同じ面を移動でき、玄関や浴室などの段差を解消するために使用する。段差の高さに合わせて適切な長さを選ぶことが重要。
フリールーム
特定の用途を定めていないスペース。採光や換気などが建築基準法上の居室要件を満たさない部屋を、不動産広告で収納や作業などに使える空間として「フリールーム」と表示することがある。
フリーレント
賃貸住宅で契約開始後の一定期間、家賃が無料になる仕組み。入居時の負担を抑えられる一方、一定期間以内に解約すると、無料になった家賃分や違約金の支払いを求められる場合があるため、契約条件の確認が必要。
プルボックス
電線やケーブルを分岐・接続したり、配線作業をしやすくしたりするために設置する箱状の電気設備。電線を曲げる場所や長い配管経路の途中などに設け、配線の引き込みや将来の増設・交換を行いやすくする。
ブレーカー
一定以上の電流が流れたり、漏電やショートなどの異常が発生したりした際に、電気回路を自動的に遮断する装置。契約電流を監視するアンペアブレーカー、漏電を検知する漏電ブレーカー、各回路を保護する安全ブレーカーなどがある。
プレイロット
マンションや団地の敷地内などに設けられる、幼児向けの小規模な遊び場。砂場やブランコ、すべり台などが配置され、子どもの遊び場としてだけでなく、保護者や住民同士の交流の場としても利用される。
フレックスウォール
開閉や移動ができる可動式の間仕切り。必要に応じて部屋を区切ったり、間仕切りを開放して広い空間として使ったりできるため、暮らし方に合わせて空間構成を変更しやすい。
プレハブ工法
工場であらかじめ製作・加工した部材を建築現場へ運び、組み立てて建物を完成させる工法。主な種類には木質系、鉄骨系、ユニット系、コンクリート系があり、使用する構造材や組み立て方によって分類される。
ブロードバンド
光ファイバーやCATV、無線通信などを利用して、大容量のデータを高速で送受信できる通信環境。住宅広告で「ブロードバンド対応」と表示される場合でも、採用される回線方式や通信速度、サービス内容は物件によって異なる。
フローリング
LDKや洋室などに使われる木質系の床材。サクラ、ナラ、ブナなどの木材が利用され、掃除しやすく、カーペットに比べてダニの影響を抑えやすい。集合住宅では遮音性能や張り替えに関する管理規約が設けられている場合がある。
フロアヒンジ
ドアの軸下の床へ埋め込み、扉の開閉速度を調整する装置。内部のスプリングや油圧を利用して急激な開閉を防ぎ、一定位置で扉を止める機能を備えるタイプもある。ガラス扉など、ドアクローザーを取り付けにくい場所で多く使われる。
不陸
床や壁、接合面などが水平・平坦ではなく、高低差や凹凸が生じている状態。「ふりく」と読む場合もある。施工面のゆがみや曲がりなどを表す建築用語として使われる。
フロントサービス
マンションのエントランスなどに担当者が常駐し、宅配便やクリーニングの受け渡し、タクシーの手配、メッセージ預かりなどを行う居住者向けサービス。マンションコンシェルジュサービスとも呼ばれる。
文教地区
大学や研究所、図書館、美術館、博物館などの教育・文化施設が集まる地域で、良好な教育環境を守るために指定される特別用途地区の一つ。パチンコ店やバー、映画館など、周辺環境へ影響を与える施設の建築が制限される場合がある。
分譲中物件
新築マンションや一戸建て、宅地などの分譲で、申込受付開始日を過ぎ、実際に購入申し込みを受け付けている物件。一般的には先着順で申し込みを受け付けるケースが多い。
分譲予定物件
新築マンションや一戸建て、宅地などで、建築確認や開発許可を取得したものの、販売住戸や区画、価格、申込受付日などがまだ確定していない段階の物件。予告広告では「分譲予定物件」「販売予定物件」などと表示される。
分電盤
漏電ブレーカーや安全ブレーカーなど、住宅内の電気を安全に管理するための機器をまとめて収納した設備。電気回路ごとの異常を検知して電気を遮断するほか、家庭内の電気容量や配線を管理する役割を持つ。
分筆
登記上で一つの土地として扱われている「一筆」の土地を、複数の土地に分けて登記し直すこと。土地の一部を売却する場合や、相続した土地を分ける場合などに行われ、分筆後の土地にはそれぞれ新しい地番や登記記録が設定される。
ペアサッシ
一つの窓開口部にサッシを二重に設置した窓。「二重サッシ」「二重窓」とも呼ばれ、窓を二重にすることで断熱性や防音性を高めやすい。既存サッシの室内側へ新たな窓を設置するタイプは、インナーサッシと呼ばれることもある。
平行押出し窓
窓全体を室外側へ平行に押し出して開けるタイプの窓。「平行突出し窓」とも呼ばれる。窓の四方に生じる隙間から効率よく空気を取り込めるため、通風や換気を確保しやすい。
平面式駐車場
マンションなどの敷地や建物1階に、駐車スペースを平面的に並べて設ける駐車場。複数階に駐車スペースを設ける多層式駐車場や立体駐車場とは構造が異なる。
平面図
建物を水平方向に切断し、その切り口と床面を真上から見た状態で表した図面。部屋の配置や広さ、壁、建具などの位置を把握しやすく、一般的な間取り図も平面図の一種にあたる。
壁心
壁の厚さの中央部分に中心線を設定し、その線で囲まれた範囲を床面積として計算する方法。「壁芯」と表記されることもある。壁の内側だけで測る内法面積より数値が大きくなり、新築マンションの広告などで専有面積を表示する際によく使われる。
ペット共生住宅
単にペットの飼育を認めるだけでなく、人とペットが安全かつ快適に生活できるよう設備や内装を工夫した住宅。ペット専用出入口や足洗い場、傷や汚れに強い床・壁材などを採用し、近隣や来訪者への配慮まで考えた設計もある。
ペット専用ゲート
キッチンや玄関、廊下、階段など、ペットを立ち入らせたくない場所に設置する仕切り。「ペットフェンス」と呼ばれることもある。突っ張り式や置き型、扉付きなどがあり、飼育する動物の体格や跳躍力に合わせて高さや素材を選ぶ。
ペット用ドア
犬や猫が自分で部屋を出入りできるよう、扉や壁などへ設ける小型の専用出入口。既存ドアへ後付けするタイプや、最初からペット用出入口を組み込んだ建具、窓サッシへ取り付けるタイプなどがある。
ベランダ
住宅の外壁から張り出して設けられる、屋根や庇の付いた屋外スペース。一戸建て住宅などで多く見られ、洗濯物を干したり屋外空間として利用したりする。
BELS
住宅やオフィスビルなどの省エネルギー性能を、第三者評価機関が共通の基準で評価・表示する制度。正式名称は「建築物省エネルギー性能表示制度」で、新築だけでなく既存建築物も評価対象となる。
ペンダントライト
コードやチェーンなどを使い、天井から吊り下げて設置する照明器具。室内全体を照らすタイプのほか、ダイニングテーブルなど特定の場所を照らす部分照明として使われるものもある。
ベンチレーター
室内と屋外をつなぎ、空気を入れ替えるための筒状の換気装置。屋根や屋上などに取り付け、天井付近にたまった空気を排出する用途で使われる。自然換気式のほか、ファンによって強制的に換気するタイプもある。
ベントキャップ
外壁に設けた給気口や排気口の先端に取り付け、雨水や虫などの侵入を防ぐ部材。アルミやステンレス、樹脂などでつくられ、防風板付きや薄型、防虫網付きなど多様な製品がある。換気性能を保つため、定期的な清掃も重要となる。
ペントハウス
マンションやアパートの最上階に設けられる、特別仕様の高級住戸を指す言葉。また、屋上の階段室やエレベーター機械室、給水タンク置き場などの小規模な塔屋を指す場合もある。
片務契約
契約当事者の一方だけが、相手に対して債務を負う契約。贈与や使用貸借などが代表例で、売買契約のように双方が互いに義務を負う「双務契約」と区別される。
ポーチ
玄関ドアの外側に設けられ、庇などで覆われた玄関前の空間。「玄関ポーチ」とも呼ばれ、雨よけや出入りのためのスペースとして使われるほか、建物正面の外観を構成する重要な部分となる。
ホームオートメーション(HA)
コンピューターなどを利用し、住宅内の設備や情報を一括管理するシステム。空調、照明、換気、給湯などを制御する機能と、火災・ガス漏れ・侵入などを検知するホームセキュリティ機能などで構成される。
ホームコントローラー
住宅内の照明や電気設備などを一か所から集中操作するための制御装置。ホームセキュリティの操作盤を指す場合もあり、HEMSでは家電やエネルギー設備を管理・操作する端末として利用される。
ホームセキュリティ
住宅内のセンサーなどで火災、ガス漏れ、不審者の侵入などを検知し、警報や警備会社への自動通報を行う防犯・安全管理システム。契約内容によっては、異常発生時に警備員が現場へ駆け付けるサービスも含まれる。
ボウウインドウ
同じ程度の大きさの窓を3面以上組み合わせ、外壁から弓形に張り出させた装飾的な出窓。縦すべり出し窓やFIX窓などを組み合わせて構成できる。
防音工事
住宅内外への音の伝わりを抑えるため、床、壁、天井、ドア、窓などに行う工事。防音フローリングや吸音・遮音材、防音サッシ、二重サッシ、複層ガラスなどを使い、音の侵入や漏れを軽減する。
防音サッシ
窓やドアを通じて出入りする音を抑えるため、気密性や遮音性を高めたサッシ。隙間を少なくすることで屋外騒音の侵入や室内音の漏れを軽減し、二重サッシにするとさらに防音効果を高めやすい。
防火雨戸
火災時の延焼を抑える防火性能を備えた雨戸。防火地域や準防火地域などで、防火設備が必要となる開口部に使用される。防火雨戸とサッシを組み合わせることで、開口部全体に必要な防火性能を確保する方法もある。
防火構造
周囲で火災が発生した場合に、建物への延焼を抑える防火性能を備えた外壁や軒裏の構造。一定の基準を満たすモルタル塗りや漆喰塗りなど、法令で定められた構造方法や認定を受けた仕様が用いられる。
防火シャッター
火災時に閉鎖して、炎や煙の広がりを抑える防火性能を備えたシャッター。外壁開口部や防火区画などに設置され、煙・熱感知器と連動して自動閉鎖する電動式や、手動式などがある。
防火性能
建物の周囲で通常の火災が発生した際、延焼を抑えるために必要な性能。外壁などが一定時間、構造上有害な変形や破壊を起こさないことや、室内側の温度が可燃物の燃焼温度まで上昇しないことなどが求められる。
防火設備
火災の延焼を防ぐため、開口部などに設ける防火戸やドレンチャーなどの設備。防火性能に応じて「防火設備」と、より高い性能を持つ「特定防火設備」に区分される。
防火措置
建物の延焼のおそれがある部分について、防火性能を確保するために行う対策。外壁や軒裏を耐火・準耐火・防火構造としたり、窓や扉などの開口部へ防火設備を設置したりする。
防火ダンパー
空調や換気用ダクトの内部に設置し、火災時に炎や高温の空気がダクトを通じて広がるのを防ぐ設備。設定温度を超えるとヒューズが溶け、ダンパーが自動的に閉じて火炎や煙を遮断する。
防火地域
市街地での火災による被害や延焼を防ぐため、都市計画で指定される地域。主に市街地中心部や幹線道路沿いなどに指定され、建物の規模や階数に応じて耐火建築物や準耐火建築物とすることが求められる。
防滑性
床などの表面が滑りにくい性質。室内で犬を飼う場合は、足腰や関節への負担を抑えるために重要で、床面へ滑りにくいコーティングを施したり、防滑性とクッション性を備えた床材を選んだりする。
防火扉
火災時に炎の広がりを抑える防火性能を備えた扉。防火戸とほぼ同じ意味で使われ、防火設備と、それより高い遮炎性能を持つ特定防火設備に分けられる。
防火塗料
木材や金属などへ塗布し、火炎や高温による燃焼・延焼を抑えるための塗料。加熱時に塗膜が膨張して断熱層を形成するタイプや、ガスを発生させて熱の伝達を遅らせるタイプなどがある。
防火壁
大規模な建築物などで、火災が急速に隣接部分へ広がるのを防ぐために設ける耐火性の高い壁。火災で片側の建物部分が崩れても壁自体が残るよう、自立できる構造が求められる。
防火間仕切り
建物内部で火災の延焼を防止するために設置する間仕切り壁。「防火上主要な間仕切り壁」とも呼ばれ、学校、病院、ホテル、旅館、福祉施設など、一定の用途の建物に設置が求められる。
防火木材
木材へ難燃剤を加圧注入したり塗布したりして、燃えにくくなるよう処理した材料。防火性能が必要な建築部材などに利用される。
防災ベッド
地震で木造住宅が倒壊した場合でも、睡眠中の人の周囲に安全な空間を確保することを目的としたベッド。鉄骨フレームで補強したタイプや木製シェルター型などがあり、耐震改修が難しい住宅で活用される場合がある。
防湿シート
壁や床などで、湿気や水蒸気が建物内部へ入り込むのを防ぐために施工するシート。ポリエチレンシートやアスファルトルーフィング、プラスチックフィルムなどが使われ、防蟻性能を備えた製品もある。
防臭性
室内に残りやすいペットの臭いを抑えるために求められる性能。臭いは床材の目地や継ぎ目にたまった汚れなどへ吸着しやすいため、防臭性の高い床材や継ぎ目の少ない仕上げを選ぶことがポイントとなる。掃除しやすい形状の床材を採用することも臭い対策に役立つ。
防水パン
FRPやABS樹脂などの防水性が高い材料を、皿状に一体成形した水受け。洗濯機の下やユニットバスの床などに使われ、洗濯機用のものは「洗濯パン」とも呼ばれる。
法定地上権
土地や建物に設定された抵当権が実行され、競売などによって土地と建物の所有者が別になった場合に、一定の条件のもとで法律上当然に成立する地上権。建物の利用を継続できるようにするための仕組み。
防犯カメラ
住宅や建物、学校、事業所などで、犯罪の抑止や監視を目的として設置するカメラ。エントランスや廊下など用途に応じた場所へ設置され、有線式や無線式がある。インターネットに接続し、外出先からスマートフォンなどで映像を確認できるタイプも利用されている。
防犯センサー
不審者の侵入や建物への進入行為を検知するために設置するセンサー。ドアや窓の開閉、ガラスの破壊音や振動、人体から発せられる赤外線、赤外線ビームの遮断などを検知する方式があり、防犯ライトや警報装置と組み合わせて使われることもある。
防犯マップ
犯罪や交通事故などの発生状況を地図上に表示したもの。侵入窃盗、ひったくり、自転車盗などの発生場所や件数を確認でき、地域の防犯対策や安全な生活に役立てられる。「犯罪情報マップ」「事件発生マップ」などと呼ばれる場合もある。
防犯モデルマンション
犯罪に遭いにくい構造や設備について一定の基準を満たし、防犯性が高いと認定されたマンション。共同住宅の防犯に関する設計指針などをもとに、各地域の防犯協会などが書面や現地の審査を行い、基準に適合した物件を認定する。
法務局
法務省の地方機関として、不動産登記や法人登記、戸籍、国籍、供託、人権擁護など幅広い業務を扱う行政機関。不動産の登記事項証明書などの交付も行っている。
保証会社
賃貸借契約や住宅ローンで、利用者の保証を引き受ける会社。賃貸住宅では家賃滞納時などに貸主へ立て替え払いを行う家賃保証会社、住宅ローンでは返済が滞った場合に金融機関へ代位弁済するローン保証会社などがある。
保証金
賃貸借契約の際、家賃滞納や退去時の修繕費などに備えて借主から貸主へ預ける金銭。主に関西地方で使われる呼び方で、敷金に近い性質を持つ。契約によっては退去時に一定額を差し引く「敷引き」が設定される。
蛍スイッチ
暗い場所でも位置を確認しやすいよう、スイッチ部分に小さな表示灯を備えたスイッチ。廊下、階段、玄関、トイレなど、夜間に操作することの多い場所で利用される。
掘り込み式駐車場
前面道路より高い位置にある住宅敷地の一部を掘り込み、周囲をコンクリートやブロックなどで固めて設ける駐車場。シャッターを備えることで、車を風雨や直射日光から守ることもできる。
ホルムアルデヒド
合板の接着剤や塗料などに使われてきた揮発性の高い化学物質。室内へ放散すると、目・鼻・喉の刺激や頭痛などを引き起こすことがあり、シックハウス症候群の原因物質の一つとされる。建築基準法によって建材への使用が制限されている。
ま行
MaaS(Mobility as a Service)
電車、バス、タクシー、レンタカーなど複数の移動手段を、一つのサービスとしてまとめて利用できるようにする考え方。アプリなどで出発地と目的地を指定すると、事業者の枠を越えて交通手段の組み合わせを検索し、予約から決済まで一括して行える仕組みを目指している。
前家賃
賃貸借契約を結ぶ際に、翌月分の家賃をあらかじめ支払うこと。月の途中から入居する場合は、入居日から月末までの日割り家賃と翌月分をまとめて支払うケースが一般的。家賃が発生する起算日は、契約条件によって異なる。
間口
土地や建物の正面側の幅を表す言葉で、奥行きと対になる寸法。土地では道路に接している部分を指すことが多く、建築時には接道する幅が重要となる。マンションでは、大きな窓やバルコニーが設けられている側の幅を間口と呼ぶこともある。
マグニチュード
地震そのものの規模を示す数値。ある場所で感じる揺れの強さを示す「震度」とは異なり、地震が放出したエネルギーの大きさを表す指標として使われ、一般に「M」で表記される。
間仕切り壁等の通気止め
外壁や床下、天井裏などから間仕切り壁を通じて空気が流れ込むのを抑えるための処理。「気密止め」とも呼ばれ、防湿シート、透湿防水シート、合板、石膏ボード、乾燥木材などを使って空気の経路を遮断する。
マスコンクリート
ダムや橋桁、大型の壁など、大きな体積で施工されるコンクリート。厚みが大きいため内部と表面で温度差が生じやすく、温度変化によるひび割れへの対策が重要となる。施工時には、温度上昇を抑えたり、ひび割れの発生位置を制御したりする工夫が行われる。
マスタープラン
都市開発や建築計画などで、全体の方向性を示す基本的・総合的な計画。大規模開発では住宅だけでなく、公共施設や生活施設などの整備方針まで含めることがある。都市計画では、地域の将来像やまちづくりの基本方針を示す計画としても使われる。
まちづくり条例
地域の特色を生かしながら、市民参加による良好な都市環境づくりを進めるため、都道府県や市区町村が定める条例。自治体によって内容や名称が異なり、都市計画の実現方法や住民参加の仕組みなどを定める場合がある。
町家
都市部や宿場町などで、住居と商売の場を兼ねて使われてきた伝統的な住宅。木造軸組工法や土塗り壁などを用いた建物が多く、格子戸、出格子、虫籠窓など特徴的な外観を持つ。近年では、建物の趣を残しながら店舗やカフェへ再生する例も見られる。
窓
室内へ光や風を取り込み、換気や通風を行うために建物へ設ける開口部。開き窓、引き違い窓、すべり出し窓、上げ下げ窓、FIX窓など開閉方法による種類のほか、掃き出し窓、高窓、天窓、出窓など設置位置による分類もある。
窓センサー
防犯を目的として、窓の開閉や振動などを検知するセンサー。窓からの侵入を感知すると警報音を鳴らしたり、外出中の利用者へ通知したりする機能を備えた製品もある。
間取り
住宅内にある部屋の種類や配置を表すもの。1R、2DK、3LDKなど数字とアルファベットを組み合わせて表記され、数字は居室数、Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンを示す。「S」が付く場合はサービスルームなどを表す。
間取図
部屋の種類や位置、広さ、方角、窓やドアの配置などを平面的に示した図。住宅を検討する際に、生活動線や各空間の関係を確認するために利用される。図面ではLDK、WIC、SIC、PSなどさまざまな略号が使われる。
間取りの種類
住宅の部屋構成を1R、1K、2DK、3LDKなどで分類したもの。先頭の数字は独立した居室数を示し、Rはルーム、Kはキッチン、Dはダイニング、Lはリビングを表す。Sが付く場合は、採光などの条件から居室として扱われないサービスルームを意味する。
間柱
木造住宅などで、柱と柱の間に設置する細い垂直材。構造上の主要な柱とは異なり、主に壁材や内装下地を取り付けるための下地材として使われる。
まもりすまい保険
新築住宅における住宅事業者の瑕疵担保責任を支えるための住宅瑕疵担保責任保険。保険対象となる住宅に欠陥が見つかり補修が必要になった場合、一定の条件に応じて保険金が支払われる。事業者が倒産して補修できない場合に、住宅取得者へ直接保険金が支払われる仕組みもある。
マルチメディアコンセント
電源、テレビ、電話、インターネット回線など複数の端子を一か所へまとめたコンセント。配線やケーブルを整理しやすく、住宅内をすっきり見せられるほか、有線接続による安定したデータ通信にも役立つ。
回りバルコニー
マンションの角住戸などで、住戸の複数面を取り囲むように配置されたバルコニー。異なる方角に開口部を設けやすく、採光や通風、眺望を確保しやすい間取りに用いられる。
廻り縁
壁面と天井面が接する境目に取り付ける細長い部材。「見切り縁」「天井回り縁」とも呼ばれ、仕上げ材の境界を整えて室内をきれいに見せる役割を持つ。
マンション
一般に鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などでつくられた集合住宅を指す言葉。分譲用は「分譲マンション」、賃貸用は「賃貸マンション」と呼ばれることが多い。建築基準法などにマンションとアパートを明確に区別する定義はなく、一定の性能を備えた木造・軽量鉄骨造の共同住宅がマンションと表示される場合もある。
マンション管理士
管理組合の運営や建物の維持管理などについて、管理組合や区分所有者へ助言・指導を行うマンション管理の専門家。国家資格試験に合格して登録した人が名乗ることができ、大規模修繕や建て替えなどの相談にも対応する。
マンション管理センター
マンション管理の適正化を支援する公益財団法人。管理組合や管理会社への相談対応、講習、情報提供などを行い、大規模修繕時の合意形成に関する支援も実施している。マンション管理士の試験・登録機関としても指定されている。
マンション管理適正化法
マンションの適切な管理を進め、良好な住環境や資産価値を維持することを目的とした法律。正式名称は「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」。マンション管理士制度や管理業者の登録制度、地方公共団体による管理適正化の取り組みなどを定めている。
マンション建替え円滑化法
老朽化や耐震性不足などにより建て替えが必要となったマンションについて、建て替えや敷地売却を円滑に進めるための手続きを定めた法律。建替事業の運営方法や意思決定、区分所有権・抵当権などの権利移行について規定している。
マンションリフォームマネージャー
マンション特有の管理規約や構造、近隣への配慮などを踏まえ、リフォーム計画の企画・提案や工事調整を行う専門資格。管理組合、区分所有者、施工会社などの間を調整し、工事に伴うトラブルを防ぐ役割も担う。
マンセル表色系
色を「色相」「明度」「彩度」の3つの属性に分け、数値によって表現する色彩体系。インテリアやグラフィックデザインなどの色彩計画で利用され、色の違い、明るさ、鮮やかさを客観的に示すことができる。
御影石
花崗岩の呼び名の一つで、神戸市の御影が産地として知られていたことに由来する。硬く耐久性や圧縮強度に優れ、美しい外観を持つため、建築物の構造材や装飾材として利用される。住宅では三和土や上がり框などに使われることもある。
ミストサウナ
浴室などへ細かな霧状の温かい蒸気を噴霧し、身体を温めるサウナ設備。約40度程度の比較的低い温度と高い湿度を利用するため、高温で乾燥したドライサウナとは異なる環境で入浴を楽しめる。システムバスへ組み込まれた製品もある。
水抜き穴
擁壁の内側にたまった雨水などを外へ排出するために設ける穴。造成地や斜面地では、地中に水がたまると擁壁へ大きな圧力がかかるため、水抜き穴を設けて排水する。擁壁の安全性を確保するうえで重要な設備の一つ。
見せ梁・柱
室内の梁や柱をあえて見せ、空間のデザインとして生かす仕上げ。既存の梁や柱の見栄えを整えるために化粧材を取り付けたり、鉄骨の梁・柱を覆ったりする場合もある。古民家では既存の梁をそのまま見せ、塗装によって空間のアクセントにすることもある。
ミックススタイル
異なるインテリアスタイルの要素を組み合わせてコーディネートする方法。「エクレクティック(折衷)スタイル」とも呼ばれる。複数の様式を取り入れながらも、色数や素材の質感などに共通性を持たせることで、まとまりのある空間をつくりやすくなる。
見付面積
建物に風が当たる部分の垂直方向の面積を表すもの。木造住宅では、風によって建物にかかる力を想定し、必要な耐力壁などの量を算定する際の基準として使われる。
密集市街地
老朽化した木造住宅などが密集し、道路や公園といった公共施設が十分に整備されていない市街地。火災や地震などの災害時に被害が広がる危険性があるため、道路の拡幅、公園・広場の整備、老朽住宅の建て替えなどによって防災性の向上が図られている。
密集法
老朽化した建物が密集する市街地の防災性を高め、安全なまちづくりを進めるための法律。正式名称は「密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律」。防災街区の整備方針や再開発を進めるための手続きなどを定めている。
見積書
建築会社やリフォーム会社などが、工事内容と必要な費用を示すために施主へ提出する書類。計画初期に提示される「概算見積もり」と、設計や施工内容が決まった段階で作成される「詳細見積もり」「本見積もり」などがある。契約前に工事項目や金額を確認するための重要な書類。
見積書の数量・単位
建築やリフォームの見積書で、材料の量や作業量を示すために使われる表記。長さはm、面積は㎡、体積は㎥のほか、枚、本、台、セット、袋などが使われる。作業量では、職人1人が1日作業する量を表す「人工(にんく)」などの単位も用いられる。
みなし道路
建築基準法第42条第2項で定められた道路で、「二項道路」とも呼ばれる。幅4m未満でも、建築基準法の施行時にすでに建物が立ち並んでいたなど一定の条件を満たす道路について、建築基準法上の道路として扱うもの。
南下がり
南方向に向かって低くなる、ひな壇状の造成地や住宅地。南側が低くなるため、一般に日当たりや眺望を確保しやすい。一方で、敷地と道路の高低差や擁壁、盛土部分の地盤などについて確認が必要になる場合がある。
ミニマリスト
持ち物をできるだけ減らし、自分に必要なものだけで暮らす人や、そのようなライフスタイルを指す言葉。「最小限の」という意味の「ミニマル(minimal)」から派生した言葉で、ものを多く所有することより、必要なものを選んで暮らすことを重視する。
ミラーカーテン
裏面に光を反射しやすい特殊な織りを施し、外から室内を見えにくくしたレースカーテン。プライバシーを確保しやすいほか、日光を反射することで家具などの日焼けを抑えたり、室内への熱の侵入を軽減したりする効果も期待できる。
無過失責任
故意や過失がなくても、一定の場合に責任を負うこと。一般に損害賠償責任は故意・過失がある場合に生じるが、危険を生じさせた者がその損害について責任を負う「危険責任」や、利益を得る過程で生じた損害について責任を負う「報償責任」といった考え方に基づき、無過失でも責任が認められる場合がある。
向き
不動産広告などで、住戸の最も大きな窓や開口部が面している方角を示すもの。南向きは採光や冬場の暖かさを得やすい一方、夏の暑さなどに注意が必要になる場合もある。北向きには、安定した柔らかな光を取り込みやすいという特徴がある。
むく材
表面に別の材料を張ったり、複数の材料を組み合わせたりせず、一つの木材からつくられた材。「無垢材」や「正物」と呼ばれることもある。
無権代理
代理権を持たない人が、本人の代理人として法律行為をすること。本人が追認しなければ原則として本人に契約の効力は生じず、一定の場合には無権代理人へ履行や損害賠償を求められる。相手方には、追認の催告や契約の取消しなどが認められる場合もある。
無窓階
建築物の地上階のうち、避難や消防活動に有効な開口部が一定基準以上確保されていない階。無窓階に該当すると、普通階より消防設備に関する基準が厳しくなり、用途によって煙感知器や排煙設備などの設置が必要になる場合がある。
メーターボックス
電気、ガス、水道などの各種メーターをまとめて収め、検針しやすくした設備。玄関付近などに設置されることが多く、間取り図では「MB」と表記される。
メジャー
長さを測るための測定器の総称。建築現場やDIYでは、柔軟な帯を使う巻尺や、鋼などの硬い帯をケースから引き出して使うコンベックスなどが多く利用される。用途に応じて長さや素材、巻き取り方式などが異なる。
目透かし天井
和風天井の一種で、天井板をぴったり接合せず、板と板の間に一定の隙間を設けて張る仕上げ。「目透かし張り」とも呼ばれる。
メゾネット
集合住宅の一住戸を2層以上に分け、住戸内の階段で上下階をつないだ間取り。居住空間を立体的に配置でき、一戸建てに近い感覚で暮らせるのが特徴。一定以上の床面積が必要となる場合が多い。
メディシンボックス
洗面道具や化粧品などを収納するため、洗面化粧台付近に設ける収納棚。壁面に取り付けるタイプや鏡の裏側に収納を設けるタイプがあり、欧米では薬を保管する用途にも使われることからこの名称が付いている。
MEMS
Mansion Energy Management Systemの略で、マンション内の電力使用量を計測・蓄積し、見える化や設備制御を行うエネルギー管理システム。空調や照明などを制御し、電力需要のピークを抑える機能などを備える。
めやす賃料
賃料や共益費、管理費、敷引金、礼金、更新料などを含め、一定期間賃借したと仮定した場合の1カ月当たりの負担額を示す指標。物件ごとに異なる初期費用や更新費用などを含め、賃貸条件を比較しやすくする目的で用いられる。
面格子
窓などの開口部へ防犯目的で取り付ける格子状の部材。1階やマンションの共用廊下に面した窓などで多く使われる。アルミ、ステンレス、鉄などの素材があり、縦格子や横格子、菱形に組んだタイプなど形状もさまざま。
免震構造
基礎と建物の間へ免震装置を設置し、地震による揺れが建物へ直接伝わるのを抑える構造。免震支承、復元材、減衰材、風揺れ対策装置などを組み合わせる方法が一般的で、建物に伝わる地震力を軽減する。
免震用架台
建物の1階床組を免震装置だけで支えられるよう、既存の土台と上部構造の間へ設ける架台。強度の高いステンレス製鋼板などが使われ、防錆性、防蟻性、耐腐食性を備える。
メンテナンス
住宅の点検、維持管理、修理などを行い、性能や快適性を保つこと。日常的な清掃や点検に加え、外壁の塗り替え、設備の交換、水回りの補修などを適切な時期に行うことで、住宅の耐用年数を延ばしやすくなる。
メンテナンスフリー素材
施工や設置を行った後、点検や補修などのメンテナンス回数を比較的少なく抑えられる資材や建材。
木材の等級
JAS規格などで、製材品の強度や品質を一定の基準に基づいて分類したもの。曲げ、圧縮、せん断などに対する性能をもとに区分され、製材の種類によって等級数や名称が異なる。
木質系プレハブ
木材の枠組みに合板などを張ったパネルを工場で生産し、建築現場で組み立てるプレハブ工法の一種。壁で建物を支える構造で、部材や施工方法が合理化されているため工期を短縮しやすく、断熱性や気密性にも優れるとされる。
木製サイディング
建物の外壁へ張る木製の板状外装材。天然木ならではの質感や経年変化を楽しめるのが特徴で、杉下見板などもその一種。防火制限のある地域では採用に条件があるが、不燃処理などを施して防火認定を取得した製品もある。
木製建具
木材でつくられた建具。室内ドア、襖、障子など、住宅内部の空間を仕切る部分に多く使われる。開閉方法には引き戸タイプと開き戸タイプがある。
木造SRF工法
木造住宅の柱や梁などの接合部へポリエステル製のベルトを接着し、耐震性能を高める補強工法。大きく変形しても接合部が外れにくい特徴があり、筋交いや構造用合板による補強と組み合わせることもある。
木造建築士
木造建築物の設計や工事監理などを行うことができる建築士資格の一つ。一定規模以下の木造建築物を対象として、設計や施工監理などの専門業務を担う。
木造軸組工法
日本で古くから使われてきた代表的な木造建築工法で、「在来工法」とも呼ばれる。基礎の上に土台を設けて柱を立て、梁などの横架材を組み合わせて骨組みをつくり、筋交いなどで補強する。柱の位置や長さを調整しやすいため、間取りやデザインの自由度が高い点も特徴。
杢目
木材を製材した際に表面へ現れる、複雑で美しい木目模様。杢目が美しく現れるように木取りする方法は「杢目木取り」と呼ばれる。種類には縮み杢、鳥眼杢、縞杢などがあり、樹種によって異なる模様が現れる。
モジュール
建築設計や建築部材の寸法を決める際に基準とする単位寸法。日本では約910mmを基本とする尺モジュールが広く使われてきたが、廊下や水回りを広く確保しやすい1m基準のメーターモジュールも採用されている。北米ではフィート・インチを基準とする方式も使われる。
モジュラージャック
電話回線やLANケーブルなどを接続するための差し込み口。用途に応じて芯数や形状が異なり、電話回線には6極2芯、LAN接続には8極8芯などが使われる。住宅では、インターネットや電話、テレビなどの端子をまとめた情報コンセントに組み込まれることも多い。
モダンデザイン
従来の様式や考え方を刷新して生み出された新しいデザインの総称。一般には1950~1980年代頃に広がったデザインを指すことが多く、アメリカンモダン、イタリアモダン、北欧モダンなど、国や地域によって素材や色使い、造形に異なる特徴がある。
持ち分
一つの不動産を複数人で所有する場合に、それぞれがどの程度の割合で権利を持つかを示すもの。「共有持ち分」とも呼ばれる。住宅を共同購入する際は、実際の資金負担割合と登記上の持ち分を合わせることが重要で、両者に差があると贈与とみなされる場合がある。
モデルハウス
住宅メーカーなどが自社住宅の販売促進やPRを目的として、住宅展示場や分譲地などに建てる見本住宅。実際の間取り、設備、内装などを確認できるようにつくられ、集合住宅では同様の施設を「モデルルーム」と呼ぶことが多い。
モデルルーム
分譲マンションなどの販売にあたり、完成後の住戸をイメージできるよう用意される見本の部屋。実際に販売される住戸を参考に、間取りや設備、仕様などを再現する。完成後の住戸を棟内モデルルームとして公開する場合や、複数の展示・商談機能を備えた施設として設ける場合もある。
モノトーン
単一色の濃淡や明暗で表現すること。インテリアでは、白・グレー・黒などの無彩色を基調にまとめる配色を指すことが多い。組み合わせる色や素材によって、爽やかさ、上品さ、モダンな印象など幅広い雰囲気を演出できる。
盛土
斜面地などへ土を盛り、平坦な宅地や敷地をつくること。もともとの地盤と盛土部分では地盤の硬さに差が生じやすく、不同沈下への対策が必要となる。造成規模や崖の高さなどによっては、災害防止のための規制や許可の対象となる場合がある。
モルタル
セメント、砂、混和材などへ水を加えて練り混ぜた建築材料。土間の仕上げ、コンクリートブロックやレンガの目地、外壁など幅広い部分に使われる。表面の仕上げ方法には刷毛引きや掻き落としなどがあり、外壁では樹脂系材料を吹き付けて仕上げる場合もある。
モルタル塗り
セメントや砂、水などを練り混ぜてつくったモルタルを、外壁などの表面へ塗り付けて仕上げる工法。仕上げ材として使用するほか、一定以上の厚さを確保した仕様では防火構造として扱われる場合がある。
や行
夜間有人
夜間も施設や住宅内に職員が勤務している体制。特別養護老人ホームや認知症グループホーム以外の高齢者向け住宅では必須とは限らず、緊急時対応を警備会社へ委託する施設もある。一方、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅でも、夜間に職員を配置するケースが増えている。
役物
レンガ、タイル、瓦などのうち、隅や棟といった特定の場所へ使用する特殊な形状の部材。屋根瓦では、棟の端に使う鬼瓦、軒先に設ける軒瓦、切妻屋根の端部に使うけらば瓦などが代表例。
役物柱
木造住宅などで、完成後も室内から見える部分に使う造作用の柱。節が少ない無節材や上小節材などの良質な木材が選ばれ、杉やヒノキが用いられることが多い。見た目の美しさが重視されるため、一般的な柱材より価格が高い傾向がある。
やぐら式リフト
居室内に組んだやぐらへ天井レールを設置し、利用者を吊り下げながら移動させる福祉用リフト。据置式リフトの一種で、直線移動型と平面移動型がある。設置時には、照明やエアコン、柱型・梁型などが干渉しないか確認する必要がある。
家賃
賃貸住宅の利用者が貸主へ支払う使用料金。マンションやアパートなど居住用物件の賃料は一般に「家賃」と呼ばれ、通常は月額で設定される。賃貸契約では、入居月の日割り家賃と翌月分をあらかじめ支払う前家賃方式が多く、共益費などが別途必要になる場合もある。
家賃保証会社
賃貸借契約で連帯保証人の役割を担い、借主が家賃を滞納した場合などに貸主へ立て替え払いを行う会社。借主は連帯保証人を用意する負担を減らせ、貸主は家賃滞納のリスクを抑えやすい。利用時には保証料や事前審査が必要となる場合が多い。
屋根
建物の最上部に設けられ、雨や雪、風を防ぎ、日射を遮る部分。形状には入母屋、片流れ、切妻、方形、寄棟などがあり、建物のデザインや地域の気候条件などに応じて選ばれる。
屋根・雨樋の補修サイクル
屋根材や雨樋の性能を維持するため、一定期間ごとに点検・補修・交換を行う目安。屋根材は種類によって耐用年数や葺き替え時期が異なり、塗装や葺き直しなどのメンテナンスが必要となる。雨樋も塗り替えや交換を定期的に検討する。
屋根勾配
屋根の傾斜の度合いを表すもの。屋根材の種類や形状、地域の降雨量・積雪量、設計条件などを考慮して決められる。日本では水平距離10に対する高さを「寸」で表すことが多く、例えば高さ3なら「3寸勾配」と呼ぶ。
屋根材
建物の屋根表面を覆い、雨や風などから住宅を守る仕上げ材。瓦、彩色スレート、鋼板、銅板、アルミ合金などがあり、瓦にも陶器瓦、いぶし瓦、セメント系の瓦など複数の種類がある。
屋根の塗り替え工事
金属板などの屋根で、劣化した塗膜や錆などを補修し、新たに塗装を施す工事。定期的に屋根の状態を確認し、傷みや錆が目立つ場合に実施する。破損が大きい場合は、部分的または全面的な葺き替えが必要になることもある。
屋根の葺き替え工事
既存の瓦や金属板などを撤去し、新しい屋根材へ交換する工事。劣化や破損の範囲によって、一部だけ施工する方法と全面的に葺き替える方法がある。雨樋の補修や交換を同時に行うケースも多い。
屋根の葺き直し工事
既存の瓦や金属板などの屋根材を再利用し、ずれや浮きなどを修正しながら施工し直す工事。傷みの程度に応じて部分施工と全面施工があり、雨漏りや雨樋の補修とあわせて行う場合もある。
Uターン
進学や就職などをきっかけに生まれ育った地域から都市部へ移住した人が、その後再び故郷へ戻って暮らすこと。
ユーティリティ
洗濯やアイロン掛けなど、家事を効率よく行うための設備や収納をまとめたスペース。洗濯機、ミシン、食器棚、食品庫などを配置し、キッチンや浴室の近くに設けることで家事動線を短くできる。
UB
間取り図などで使われる「ユニットバス」の略称。床、壁、天井などを防水性の高い素材で一体的に構成した浴室を指す。浴槽と洗い場だけのタイプ、洗面台を組み合わせたタイプ、浴槽・洗面・トイレをまとめた3点ユニットなどがある。
有圧換気扇
空気へ圧力をかけながら一定の風量を確保する換気扇。外部の風や空気抵抗の影響を受けにくく、大量の空気を換気する飲食店や工場などで多く使われる。シロッコファン型のレンジフードやキャビネットファンなども有圧換気扇に含まれる。
遊休土地
一定規模以上の土地を取得した後、長期間利用されておらず、地域の土地利用を進めるため有効活用が必要と判断された土地。通知を受けた所有者には、利用や処分に関する計画の届け出が求められる場合がある。
有効開口面積
室内の採光や換気を確保するために有効となる窓などの開口部面積。住宅の居室では、採光や換気について一定以上の開口面積を確保する基準があり、ふすまや障子などで仕切られた連続する部屋を一室として扱う場合もある。
有効採光面積
居室へ自然光を取り入れるために有効と認められる開口部の面積。開口部の面積へ採光補正係数を掛けて算出し、住宅の居室では床面積に対して一定以上の有効採光面積を確保する必要がある。
有料老人ホーム
食事、介護、家事、健康管理などのサービスを提供する高齢者向け居住施設。主に「介護付き」「住宅型」「健康型」の3種類に分かれ、それぞれ入居対象者や提供される介護・生活支援サービスの内容が異なる。
床組
木造住宅で床面を支える骨組み。木造軸組工法では、1階の束立て床、廊下などの根太床、2階の梁床、規模の大きな建物で使われる組床などがあり、根太、大引、床束、梁、胴差しなどを組み合わせて構成する。
床下換気口
木造建築物の床下に湿気がこもるのを防ぐため、基礎部分へ設ける換気口。空気を通して床下を乾燥させる役割があり、ネズミや虫の侵入を防ぐため鉄格子や金網を取り付けることもある。
床下換気扇
床下にたまった湿気を含む空気を、機械の力で屋外へ排出する換気扇。土台や床板、柱などの腐食、シロアリやカビの発生を抑える目的で設置される。
床下収納
キッチンや洗面室などの床下空間を活用した収納庫。食品のストック、食器、調理器具、洗剤などを保管でき、居室や和室の畳下に設けるタイプもある。
床下調湿材
床下へ設置し、湿気を吸収・放出しながら湿度を調整する材料。高炭化炭、珪藻土、ゼオライトなどが使われ、木材の腐食や結露、悪臭、シロアリの発生を抑える目的で利用される。
床下用攪拌・換気システム
床下の空気を循環させながら換気し、高湿度や通風不足を改善するシステム。床下環境を整えることで、腐朽菌の増殖やシロアリの発生・繁殖を抑える効果が期待される。
床走行式リフト
キャスター付きの架台で利用者を吊り上げ、そのまま床面を移動できる介護用リフト。設置場所を固定せず使える一方、収納スペースやベッド下の空間が必要になる。狭い廊下や段差、畳や絨毯の上では操作しにくい場合がある。
床暖房
温水や電気発熱体で床を暖め、床面から放射される輻射熱によって室内を暖房する設備。室内の温度差が生じにくく、風を起こさないため、結露がしにくく、ホコリやハウスダストが舞い上がりにくい特徴がある。
床面積
建物の各階にある床部分の面積。建築基準法では壁などの中心線で囲まれた「壁芯面積」で計算する一方、不動産登記ではマンションの専有部分を壁の内側で測る「内法面積」で表示するなど、制度によって算定方法が異なる。
雪見障子
障子の下部へガラスを組み込み、室内から外の景色を眺められるようにした障子。地域によって呼び方が異なり、「大額障子」などと呼ばれる場合もある。
ユニバーサルデザイン
年齢や障がいの有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が使いやすいように製品、建物、空間などを設計する考え方。子どもから高齢者まで幅広い利用者を想定し、住宅だけでなく家電、文具、自動車などさまざまな分野で取り入れられている。
輸入住宅
海外の設計思想や住文化を取り入れ、輸入した建築資材などを使って建てる住宅。外観や間取りだけでなく、構造材、建具、造作材、住宅設備まで海外からパッケージとして輸入するケースもある。独自のデザインに加え、断熱性、気密性、防音性、耐火性などを特徴とする住宅もある。
用益物権
他人が所有する土地を、一定の目的に沿って使用・収益できる物権。代表的なものには、建物や竹木の所有を目的とする地上権、耕作や牧畜を目的とする永小作権、通行や用水などのために土地を利用する地役権がある。
ようかん型マンション
凹凸が少なく、切り分けた羊羹を並べたようなシンプルな形状のマンション。住戸数を確保しやすく、施工や維持管理がしやすいほか、建築コストを抑えやすいとされる。一方、住戸プランが似通いやすく、角住戸が限られるなどの特徴もある。
養護老人ホーム
環境面や経済面の事情によって、自宅で生活することが難しい高齢者を対象とする施設。入所には年齢や生活状況など一定の条件があり、地方自治体による審査や措置決定を受ける必要がある。
養生
モルタルやコンクリートを施工した後、十分に硬化させるため適切な温度や水分を保つこと。また、工事中に建物や設備へ傷・汚れが付かないようシートや布などで保護することや、現場の安全確保のために行う処置も養生と呼ばれる。
養生テープ
工事や搬送時の仮止め・保護などに使われる、ポリエチレン製や布製などのテープ。粘着力が比較的弱く、剥がしやすく手で切りやすいのが特徴。塗装時のマスキングや、フローリングなどの保護にも利用される。
容積率
敷地面積に対して、建物の延べ面積がどの程度の割合を占めるかを示す数値。延べ面積を敷地面積で割って算出し、用途地域などに応じて上限が定められている。一定条件を満たす地下部分などは、計算上の延べ面積から除外される場合がある。
用途地域
都市計画で、地域の特性やまちづくりの目的に応じて定められる土地利用の基本的な区分。建築できる建物の種類や用途、建ぺい率、容積率などのルールが用途地域ごとに設定されており、全部で13種類に分類される。
用途地域外の地区計画
用途地域が設定されていない区域でも、無秩序な開発などによる環境悪化を防ぐため、地区単位でまちづくりのルールを定める都市計画。地区計画が定められると、建築物の用途や建築行為、土地の区画形質変更などに一定の制限や届出義務が設けられる。
用途変更
建築物の使い方を、住宅、店舗、事務所、福祉施設、工場など別の用途へ変更すること。用途地域などの規制に適合する必要があり、変更する用途や規模によっては確認申請などの手続きが必要となる。既存建物を別用途へ再生するコンバージョンも用途変更の一例。
擁壁
切土や盛土によって生じる斜面が崩れないよう、土圧を受け止めて地盤を支える壁状の構造物。宅地造成地のほか、河川や海岸などにも設置される。老朽化や地震によってひび割れや傾きが生じる場合がある。
浴室換気乾燥機
浴室の換気、暖房、衣類乾燥などを行う設備。主に天井へ設置するが、壁付けタイプもある。湿気を排出してカビの発生を抑えるほか、冬場の予備暖房や夏場の送風などにも利用できる。
浴室内すのこ
浴室の床に敷き、出入口の段差や浴槽との高低差を小さくするために使う用具。木製や樹脂製があり、安全性や清掃性を考慮して選ぶ。木製の場合は滑りやヌメリを防ぐため、使用後に十分乾燥させることが重要。
横型手すり
水平方向に取り付ける直線状の手すり。廊下や寝室、洗面・脱衣所、浴室などで、歩行時に身体を支えながら移動するために使われる。利用者の姿勢や握る力に合わせて設置高さを調整し、手を滑らせながら使いやすい金具配置とすることが重要。
予告広告
販売価格や募集賃料などがまだ確定しておらず、すぐに取引を開始できない物件について、本広告より前に販売・募集予定を知らせる広告。予告広告であることや販売予定時期などを表示し、本広告までは契約や予約申し込みに応じない旨などを明示する必要がある。
横組み障子
障子の基本形の一つで、「並組み障子」とも呼ばれる。一般的な大きさの框の中に、縦の組子を数本、横の組子を多数配置した標準的な構成が特徴。
横すべり出し窓
窓枠の左右に設けられた溝に沿って、窓を室外側へ滑り出すように開ける窓。開いたガラス面が庇のような役割を果たすため、雨の吹き込みを抑えながら換気しやすい。サッシにはアルミ、スチール、樹脂、木などが使われる。
寄棟
屋根の棟を中心に、四方向へ勾配を付けた屋根形状。切妻屋根と比べて妻側の壁がなく、四方向へ雨水を流せる。雨仕舞いに優れるとされる一方、小屋裏換気口の設置方法には配慮が必要となる。
寄棟屋根
勾配を持つ4つの屋根面で構成される屋根。落ち着いた印象を与えやすく、現代和風住宅、洋風住宅、都市型住宅など幅広い外観デザインに合わせやすい。バルコニーとも調和させやすい屋根形状とされる。
予定価格
新築マンションや一戸建て、宅地分譲などの予告広告で、正式な販売価格が決まる前に表示される価格。「予定最多価格帯」などの形で示されることがあり、広告後に価格を変更する場合には訂正広告が必要とされる。
ら行
ラーメン構造
柱と梁を強固に接合し、骨組み全体で建物を支える構造。筋かいを使わないため、大きな開口部や広い室内空間を確保しやすい。マンションなどの集合住宅や二世帯住宅、3階建て住宅などで採用されることが多い。
ライトコート
建物の中央部分などに設ける、採光や通風を目的とした吹き抜け状の空間。中庭の一種で、ライトコートに面して窓などの開口部を配置することで、キッチンや浴室、玄関、廊下などにも自然光や風を取り込みやすくなる。
LCCM住宅
住宅の建設から居住、解体・廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量を抑え、太陽光発電などによる再生可能エネルギーの創出も組み合わせることで、CO2収支をマイナスにすることを目指した住宅。長寿命化と環境負荷の低減を重視する。
ライフステージ
年齢や家族構成などの変化に伴って移り変わる人生の段階。就学、就職、結婚、出産、子育て、退職などを節目として区分され、各段階によって家計の収支や必要な住まいの広さ、暮らし方なども変化する。住宅計画や資金計画を考える際にも重要な考え方。
ラス・モルタル塗り
メタルラスやワイヤーラスなどの下地材にモルタルを塗り付けて仕上げる工法。外壁や天井などに使用され、一定以上の厚さや所定の仕様を満たすものは防火構造として扱われる場合がある。
ラダーラック
はしごのような形状をした棚や収納家具。「ラダーシェルフ」と呼ばれることもある。壁へ立てかけて使えるため設置しやすく、雑誌やタオル、キッチン用品などを掛けたり並べたりして、見せる収納として活用できる。
ラバータイル
合成ゴムを主な材料としてつくられるタイル状の床仕上げ材。弾力性があり、歩行時の感触が柔らかく、水に濡れても比較的滑りにくい。百貨店やエレベーターなどで利用される一方、溶剤、強アルカリ、油類には弱い性質がある。
ラバトリー
洗面所やトイレを意味する言葉。特に航空機内ではトイレ・洗面スペースをラバトリーと呼ぶことが多く、ホテルや百貨店などでも使用される場合がある。
ランドスケープアーキテクト
住宅地や都市、リゾート地などの開発で、建築物だけでなく敷地全体の景観や生活環境まで含めて計画・デザインする専門家。建物、植栽、道路、広場などを総合的に捉え、調和の取れた空間づくりを行う。
ランドプラン
マンションなどの敷地全体について、住棟、管理棟、緑地、歩道などの配置を計画したもの。建物だけでなく、共用施設や外構、動線などを含めて敷地の使い方を示す。
ランドリーパイプ
浴室内などに設ける洗濯物干し用のパイプ。雨天時や冬場など屋外で洗濯物を乾かしにくいときや、衣類を陰干ししたい場合などに利用される。
ランニングコスト
建物や住宅設備を維持・管理し、継続して使用するために必要となる費用。住宅では住宅ローン返済、固定資産税、都市計画税、マンションの管理費、修繕・リフォーム費などが該当する。購入時や建築時に発生するイニシャルコストとは区別される。
ランプシェード
照明器具のランプや電球を覆う笠の部分。素材や形状によって光の広がり方や明るさ、陰影などが変わり、照明機能だけでなくインテリアのアクセントとしても使われる。
欄間
鴨居と天井の間に設けられる開口部や装飾部分。和風住宅では透かし彫りや組格子などを施した板を入れることがあり、採光や通風を確保しながら室内を装飾する役割も持つ。
欄間障子
欄間部分へ取り付ける小型の障子。室内の装飾性を高めるほか、通風や換気を確保したり、冬場の隙間風を抑えたりする役割を持つ。霞のような模様を組子で表現した意匠性の高いタイプもある。
リースバック
自宅などの不動産を不動産会社や金融機関などへ売却した後、買主と賃貸借契約を結んで同じ物件を引き続き利用する仕組み。売却によって資金を得ながら住み続けられる一方、不動産の所有権は売却先へ移る。
リサイクル建材
建築工事や解体工事などで発生した廃材を原材料として再利用・再製品化した建築資材。廃瓦や廃ガラスを利用したタイル、廃プラスチックを使った内装材などがあり、廃棄物の削減や資源循環に役立つ。
リシン吹き付け
セメントやアクリル樹脂などへ砂粒を混ぜた材料を壁面へ吹き付け、ざらつきのある表面に仕上げる塗装方法。「リシン掻き落とし」と呼ばれる場合もある。
リゾートマンション
観光地、温泉地、スキー場、海岸沿い、避暑地などに建てられるマンション。別荘やセカンドハウスとして利用されることが多く、温泉、プール、テニスコートなどの共用施設を備える物件もある。共用設備が充実している場合、管理費が高めになることもある。
立体的に不整形な建物
建物を横から見たとき、1階より2階の外壁が外側へ張り出しているなど、上下階で形状がそろっていない建物。構造的なバランスが複雑になりやすく、耐震性を評価する際に不利になる場合がある。
立面図
建物を正面や側面から見た外観を平面的に表した図面。一般的な建物では東西南北など4方向の立面図を作成し、建物の形、高さ、外壁仕上げ、窓や扉の位置・形状などを確認する。
リネン庫
洗面脱衣室などに設けられ、タオル、下着、パジャマなどを収納するスペース。収納する物の種類や量を考慮し、浴室からの動線や棚の高さなどを使いやすく計画することがポイントとなる。
リノベーション
既存住宅の機能や価値を高め、新たな暮らし方に対応できるよう包括的に改修すること。水道・電気・ガスなどの設備や構造部分を更新したり、間取りや内外装を変更したりして、現代の生活に適した住環境へ再生する。
リノベパーティ
家族や友人などと一緒にDIYで住宅を改装し、その作業そのものをイベントやパーティのように楽しむスタイル。自分たちで住まいづくりへ参加し、手を動かしながら空間を仕上げていく考え方。
リバースモーゲージ
自宅を担保として金融機関などから資金を借り、住み続けながら生活資金などに利用する仕組み。一般に契約者の死亡後、担保となった不動産を売却するなどして借入金を返済する。持ち家を活用した老後資金の調達方法の一つ。
リビング階段
リビングの中に設ける階段。「リビングイン階段」とも呼ばれる。2階へ移動する際にリビングを通る間取りとなるため、家族が顔を合わせやすくなる一方、配置によってはリビングが通路となり、落ち着きにくくなる場合もある。
リフォーム
住宅をより快適に使えるよう、増築、改築、修理、修繕、内装変更などを行うこと。大規模な間取り変更から壁紙の張り替えなどまで幅広く含まれる一方、水栓や建具の簡単な修理などは小修繕として区別される場合もある。
リフォーム瑕疵保険
リフォーム工事を行った部分に欠陥が見つかった際、補修などに必要な費用を補償する保険。保険を利用するには、対象となるリフォーム会社や工事について所定の条件を満たし、保険法人による検査を受ける必要がある。
リフォームカルテ
住宅の点検、修繕、リフォームなどの履歴を記録し、長期間保管しておく仕組み。「住宅履歴情報」「住まいのカルテ」などと呼ばれることもあり、将来の点検や修繕計画を検討するときの資料として活用できる。
リフォーム玄関ドア
既存の玄関ドア枠を残し、その上から新しい枠とドアを取り付けて交換できるリフォーム向け商品。壁を大きく壊さず施工できるため、工期や騒音、廃材を抑えやすい。一方、既存枠の内側へ新しい枠を設けるため、開口幅が多少狭くなる場合がある。
リフォーム工事会社の種類
リフォーム工事を扱う事業者の分類。リフォーム専門会社、ハウスメーカー、ゼネコン、工務店、設備メーカー、屋根・外壁・水道などの専門工事会社、不動産会社などがあり、近年はホームセンターや家電量販店などもリフォーム事業へ参入している。
リフォーム相談室(会)
リフォーム会社や住宅メーカー、金融機関などが開催する相談会。工事内容、費用、住宅ローンなどについて専門スタッフへ相談でき、商業施設やイベント会場などで大規模に開催される場合もある。
リフォーム融資
耐震改修やバリアフリー改修など、住宅のリフォーム工事に必要な資金を借り入れるための融資制度。利用者の年齢や工事内容など一定の条件を満たす場合、高齢者向けの返済方法を利用できるケースもある。
リフォームローン
住宅の増改築や修繕などに必要な費用を借り入れるためのローン。担保を設定しない「無担保型」と、土地や建物などを担保とする「担保型」に大きく分けられる。融資額、返済期間、金利などの条件は金融機関や商品によって異なる。
リフト
自力での移動が難しい人の身体を吊り上げたり支えたりして、移乗や移動を補助する福祉用具。固定式、据置式、やぐら式、床走行式などがあり、使用する場所や身体状況に合わせて選ぶ。設置時には床や壁などの強度、移動スペース、周囲の設備との干渉も確認する必要がある。
利回り
投資した金額に対して、1年間でどれほどの収益を得られるかを割合で示した指標。不動産投資では、年間家賃収入を物件価格で割って求める「表面利回り」と、管理費や購入諸費用などの経費も考慮する「実質利回り」がある。収益性を比較する際の代表的な判断材料となる。
琉球畳
もともとは七島イと呼ばれる植物を畳表に使った畳を指す言葉。現在では素材にかかわらず、半畳ほどの正方形で縁のない畳を琉球畳と呼ぶケースが多い。本来の七島イを使ったものは、調湿性や防臭・消臭性、耐久性に優れるとされる。
流通業務地区
道路や鉄道などの交通条件を生かし、物流施設を効率よく配置するために指定される地域地区。区域内では流通業務に必要な施設の立地を促進する一方、それ以外の施設には一定の建築制限が設けられる。
両引き戸
1本の溝やレール上を2枚の引き戸が左右それぞれに動く建具。「引き分け戸」と呼ばれることもある。玄関ではアルミやスチール、樹脂など、室内では木材を使った製品も多く見られる。
両引き窓
2枚の窓を中央から左右へ引き分けて開ける窓。「引き分け窓」とも呼ばれる。全開時には大きな開口部を確保でき、1本のレールを使うため、引き違い窓より窓枠をすっきりさせやすい。
両開きドア
2枚の扉を左右に開閉するタイプの開き戸。玄関などに使われ、重厚感や開放感を演出しやすい一方、扉を開くための十分なスペースが必要になる。左右の扉の大きさが異なるものは「親子ドア」と呼ばれる。
両開き窓
左右に2枚の窓を設け、それぞれ窓枠の外側を軸として開閉する窓。日本ではアルミ、スチール、樹脂、木材との複合素材などが使われることが多く、ガラスの破損や飛散を防ぐストッパー付きの製品もある。
両面紙貼り障子
組子の両面に障子紙を張った障子で、変わり組み障子の一種。一般的な片面貼りより断熱性を高めやすく、見た目にも独特の意匠性を持つ。
両面木ずり壁
木造軸組工法で、壁の両面に細い木板を一定間隔で取り付け、その上から漆喰などの塗り壁を施工する壁。建築基準法では、この仕様に一定の壁倍率が設定されている。
両面組子障子
障子紙を張った上から、取り外しできる組子を設けた障子。変わり組み障子の一つで、通常の障子とは異なる装飾性の高いデザインを楽しめる。
両面バルコニー
南北や東西など、住戸の向かい合う2方向にバルコニーを設けた間取り。共用廊下に面する窓が少なくなるためプライバシーを確保しやすく、採光や通風にも優れる。南と東など隣り合う2方向に設ける場合は「2面バルコニー」と区別される。
旅館業法
ホテル、旅館、簡易宿所などの営業について、公衆衛生や安全を確保するためのルールを定めた法律。旅館業を営む際には許可が必要で、施設の構造設備や換気、採光、清潔保持などについて一定の基準が設けられている。
緑地
草木や樹林、水辺などによって自然環境が形成されている土地や空間を指す言葉。法律によって定義は異なり、都市緑地法では良好な自然環境を形成する土地、工場立地法では樹木や芝などで覆われた一定の緑化施設などが対象となる。
緑地協定
地域の良好な環境を守るため、土地所有者や借地権者などが自主的に定める緑化・緑地保全の取り決め。「緑化協定」とも呼ばれる。樹木の種類や植栽場所、垣・柵の構造、協定の有効期間などを定める。
リロケーション
転勤などで一定期間自宅を離れる人に代わり、その住宅を賃貸物件として管理・運用するサービス。借主募集、契約、家賃回収、建物管理などを代行し、期間終了後に自宅へ戻りやすいよう定期借家契約を利用するケースが多い。
隣居
親子など別々の世帯が、隣接する住宅やごく近い場所で暮らす住まい方。同一敷地に2棟の住宅を建てたり、同じマンション内で別々の住戸を所有したりするケースがあり、同居と近居の中間的な形態とされる。
臨港地区
港湾の管理や利用を円滑に行うため、港湾周辺に指定される地域地区。商港区、工業区、マリーナ港区など用途ごとの分区を設け、区域内の建築物や施設について条例などで制限する。
隣地斜線制限
隣接する敷地の日照、採光、通風などを確保するため、建築物の高さや形状を制限するルール。隣地境界線から一定の高さを基準として斜線を設定し、建物がその範囲を超えないように計画する。
隣地使用権
境界付近の建物や塀の工事、境界標の調査、竹木の枝の切取りなど、一定の目的に必要な範囲で隣地を使用できる民法上の権利。利用する際は、隣地所有者などへの影響をできるだけ小さくし、原則として事前に目的や日時、方法などを通知する必要がある。
ルーバー
細長い板を一定の間隔と角度で並べた設備。視線や日差しを遮りながら、採光や換気を確保する目的で窓や扉などに使われる。「よろい戸」「ガラリ戸」と呼ばれることもあり、ガラス製のルーバー窓などもある。
ルーフドレン
ベランダや陸屋根などに設ける雨水排水用の排水口、またはその金物。「RD」と表記されることもある。雨水を排水管へ導くほか、落ち葉などによる詰まりや接続部分からの漏水を防ぐ役割を持つ。
ルーフバルコニー
下階の屋根部分を利用して設けるバルコニー。「ルーフテラス」「ルーフガーデン」と呼ばれる場合もある。一般的なバルコニーより広いことが多いが、マンションでは共用部分として扱われ、利用方法が管理規約で制限される場合がある。
ルームシェア
一つの賃貸住宅を、家族以外の複数人が共同で契約して暮らす住まい方。友人や同僚同士などで利用されることが多い。個室とは別に共用設備を持つシェアハウスとは異なり、一つの住戸そのものを複数人で共有する。
ルネサンス様式
14世紀から17世紀初頭にかけて、イタリアを中心にヨーロッパへ広がった建築・芸術様式。古代ギリシアやローマの文化を再評価し、水平線を強調した構成や端正で威厳のある装飾を特徴とする。
レーヨン障子紙
パルプへレーヨンを40%以上配合した障子紙。楮に似た光沢や強度を持ち、価格と品質のバランスに優れていることから、一戸建てやマンション、ホテル、旅館などで幅広く使われる。
レーヨン入り障子紙
パルプへレーヨンを20%以上40%未満配合してつくられる障子紙。レーヨン障子紙に次ぐ品質・価格帯に位置付けられ、住宅やホテル、旅館などで広く利用されている。
レール型スロープ
車いすの左右の車輪に合わせ、2本の細長いレールを設置するスロープ。比較的軽量で持ち運びや設置がしやすい。段差が大きい場所では、利用者が安全に通行できるよう十分な長さと緩やかな勾配を確保する必要がある。
礼金
賃貸借契約を結ぶ際、借主から貸主へ謝礼の意味で支払う一時金。敷金とは異なり、一般的には退去時に返還されない。物件によって金額や有無は異なり、近年は初期費用を抑えるため礼金を設定しない物件もある。
レインズ(REINS/不動産流通機構)
不動産会社が物件情報を共有し、売買や賃貸の相手を効率よく探すための不動産情報ネットワークシステム。国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営し、一定の媒介契約では物件情報の登録が義務付けられている。
歴史的風土特別保存地区
古都などの歴史的な風土を保存するうえで特に重要な地域として指定される区域。区域内では、建築物の新築や土地の形質変更などに一定の制限が設けられ、歴史的景観や自然環境の保全が図られる。
歴史・文化継承住宅工事
歴史的な街並みや地域文化を残すことを目的として行われる住宅の新築・リフォーム工事。自治体の条例などに定められた基準へ配慮しながら、周囲の景観や伝統的な建築様式との調和を図る。
劣化対策等級
住宅性能表示制度で、建物の構造躯体を長持ちさせるための対策を評価する指標。木材のシロアリ対策や鉄筋のさび対策などをもとに、等級1から等級3までの3段階で評価される。
レンガ
粘土や頁岩などを成形し、焼成してつくられる直方体の建築材料。建物の外壁や構造物などに使われ、積み方にはイギリス積み、フランス積み、長手積みなど複数の種類がある。
レンジフード
キッチンのコンロ上部に設置し、調理中に発生する煙や臭いなどを屋外へ排出する設備。笠状や箱状のフードと換気扇を組み合わせた構造で、給気機能を備えたタイプもある。
連続建て住宅
2戸以上の住宅が隣り合い、壁を共有する形式の住宅。タウンハウスやテラスハウスなどが代表例で、複数の住戸を連続して配置することで土地を効率的に利用できる。
連帯債務
複数の債務者が、一つの債務についてそれぞれ全額を返済する責任を負う仕組み。債権者はどの債務者にも返済を求められるが、一人が全額を弁済すれば、ほかの債務者の債務も消滅する。
連帯保証
主な債務者が支払えなくなった場合、保証人が主債務者と連帯して返済義務を負う保証制度。賃貸住宅の家賃保証や住宅ローンの収入合算などで利用されることがある。
連帯保証人
主債務者の債務について、本人と連帯して返済責任を負う人。通常の保証人とは異なり、債権者から請求された場合に、まず主債務者へ請求するよう求めることなどが原則としてできない。賃貸契約や一部の住宅ローンで求められることがある。
レンタルボックス
屋外に設置したコンテナなどを、貸し収納スペースとして利用するサービス。家庭用品や事業用の書類、機材などを保管する用途に使われ、遊休地を活用した事業として設置されることもある。
LOW-Eガラス
ガラス表面に特殊な金属膜を施し、断熱性や遮熱性を高めたガラス。Low-Eは「Low emissivity(低放射)」の略で、複層ガラスへ採用することで、室内外の熱の移動をより抑えやすくなる。
ローコスト住宅
一般的な住宅と比べ、比較的低い価格で建築・販売される住宅。価格だけでなく、住宅面積や坪単価、将来の修繕・維持管理費なども含めて総合的なコストを確認することが重要となる。
ロールスクリーン
布地などを巻き上げて開閉するスクリーン型のカーテン。窓の日よけや目隠しとして使うほか、室内の間仕切りや収納部分の目隠しなどにも利用できる。
ローン
銀行などの金融機関から資金を借り、一定期間にわたって分割返済する融資。住宅、車、教育、リフォームなど目的別の商品があり、それぞれ金利、融資額、返済期間などの条件が異なる。住宅購入などに利用するものは住宅ローンと呼ばれる。
ローン借入費用
住宅ローンを利用する際、借入金とは別に必要となる諸費用。ローン事務手数料、印紙税、保証料、抵当権設定登記に関する費用、司法書士報酬、適合証明手数料などが該当する。実際の金額や必要な項目は金融機関や商品によって異なる。
ローン契約
金融機関から資金を借りる際に締結する契約で、正式には「金銭消費貸借契約」という。住宅ローンでは本審査の承認後に契約を結び、物件の引き渡しや残金決済に間に合うよう融資実行までの手続きを進める。
ローン特約
住宅や土地の売買契約などで、予定していた住宅ローンの承認が得られなかった場合に、一定の条件のもとで契約を解除できるよう定める特約。契約時には、利用する金融機関や融資予定額、特約の期限などを明確にしておくことが重要となる。
ローン破綻
住宅ローンなどの返済を続けることが難しくなり、家計が行き詰まった状態。自宅を売却してもローン残高を完済できない場合は、保証会社による代位弁済や競売に進む可能性があり、競売後も返済しきれなかった債務が残ることがある。返済が厳しくなった段階で、返済条件の変更などについて早めに金融機関へ相談することが重要。
ローン保証
住宅ローンの返済が滞った場合に備え、信用保証会社が借入者に代わって金融機関への返済を保証する仕組み。利用時には保証料が必要になる場合があり、借入時に一括で支払う方法と、金利へ上乗せして分割で支払う方法などがある。
廊下
建物内で部屋と部屋をつなぐ細長い通路。住宅では、歩行や車いすでの移動を考えて十分な幅や段差の少ない設計とすることが重要。マンションの共用廊下には、屋外に面した外廊下と建物内部に設ける内廊下があり、採光やプライバシー、天候の影響などに違いがある。
ログハウス
丸太や角材を水平に積み重ねて壁をつくる「丸太組構法」で建築された住宅。別荘やセカンドハウスだけでなく、自宅として建てられることもある。丸太の自然な形を生かすハンドカットと、製材したログ材を使用するマシンカットなどの方法がある。
6m道路指定区域
良好な市街地環境の形成や土地の有効利用を目的として、建築物が接する道路の幅員を原則6m以上とするよう指定された区域。指定された場合には、道路中心線から一定距離を道路境界線として扱うなど、通常の接道基準とは異なる取り扱いが行われる。
陸屋根
勾配がほとんどない平らな形状の屋根。「平屋根」とも呼ばれ、傾斜のある勾配屋根と区別される。屋上として利用しやすく、庭園やヘリポートなどを設置できるため、ビルやマンションで多く採用されるほか、一般住宅にも使われる。
ロココ様式
18世紀のフランスを中心に広まった、繊細で優美な装飾を特徴とするデザイン様式。バロック様式から発展し、白を基調とした内装や金色の装飾、貝殻や花、植物の葉など曲線的なモチーフを多く用いる。「ルイ15世様式」と呼ばれることもある。
路地状部分
道路に直接広く接していない敷地で、奥の宅地から道路まで細長く延びている通路状の部分。建物を建築するためには、その長さなどに応じて自治体が定める一定以上の幅を確保し、道路へ接している必要がある。
路線価
相続税や贈与税を計算する際の土地評価に使われる、道路ごとに設定された1㎡当たりの価格。国税庁が公示価格や取引事例などを参考に定め、宅地の評価では路線価に土地の形状などを考慮した補正率と面積を掛けて算出する。
ロッキング現象
建物が地震の揺れを受けた際、骨組みそのものが大きく変形せず、建物全体が基礎から浮き上がるように動く現象。構造用合板などで壁を強固にした剛性の高い住宅などで見られることがあり、縦方向の揺れへの対策が検討される場合もある。
ロハス
LOHAS(Lifestyle of Health and Sustainability)の略で、健康と環境の両方を意識した持続可能な暮らし方。住まいでは、太陽光発電などを活用した省エネ住宅、身近な自然を楽しめる庭づくり、室内空気環境に配慮した住宅などがロハスの考え方に沿った例として挙げられる。
ロフト
天井を高くして室内の一部を上下2層にし、その上部に設けるスペース。就寝場所や子どもの遊び場、収納などに利用できる。建築基準法上は小屋裏物置等として扱われ、天井高さや床面積などについて一定の条件が設けられている。
ロマネスク様式
10世紀末から12世紀頃にヨーロッパで広まった建築・美術様式。厚みのある石造りの壁、小さな窓、半円形のアーチなどが特徴で、教会や修道院を中心に多く用いられた。ゴシック様式より前の中世ヨーロッパを代表する建築様式の一つ。
わ行
ワーカーズコレクティブ
働く人たち自身が共同で出資し、それぞれが事業運営に関わりながら働く協同組織。農産物の販売、リサイクルショップ、飲食店など幅広い分野で活動しており、高齢者施設が食堂運営などを委託するケースもある。日本では1980年代以降に本格的に広がった。
ワークトップ
システムキッチンなどで、フロアキャビネットの上部に設けられる作業用カウンター。調理や盛り付けなどに使われ、「カウンタートップ」「天板」と呼ばれることもある。
ワードローブ
住宅では、衣類を収納する洋服ダンスや収納家具を指す言葉。衣類を掛けたり畳んでしまったりできる収納設備として使われる。なお、ファッション分野では所有している衣装全体を指す意味でも用いられる。
ワイドスイッチ
照明などのオン・オフを操作する、大きく平らな形状のスイッチ。手のひらや握った手でも押しやすく、子どもから高齢者まで操作しやすいユニバーサルデザインの設備として利用される。
ワイドスパン
マンションなどで、住戸の間口を広く取った間取り。採光面を広く確保できるため、日当たりの良い側へ複数の居室を配置しやすく、バルコニーも広く設けやすい。廊下を短くして生活動線をまとめやすいことも特徴。
ワイドバルコニー
一般的なバルコニーより奥行きを広く取ったタイプ。洗濯物を干すだけでなく、プランターやテーブルなどを置いて、ミニガーデンや屋外リビングのように活用しやすい。
ワイヤーネット
スチールやアルミなどのワイヤーを格子状に組んだパネル。壁面へ取り付けてフック収納に使ったり、複数枚を組み合わせて棚や小型家具、ペット用の囲いなどをつくったりできる。
和風住宅
外観や内装、素材、設備などに日本的な意匠を取り入れた住宅。瓦や深い軒、格子など伝統的な要素を生かしたもののほか、直線的で現代的なデザインと組み合わせた「和モダン」タイプも広く見られる。
和風モダン
瓦、白壁、無垢材、珪藻土、畳、障子、襖などの和の要素に、現代的なデザインを組み合わせた住宅・インテリアスタイル。伝統的な温かみを残しながら、すっきりとした落ち着きや現代的な雰囲気を演出する。
和襖
木製の組子を芯材とし、その上へ何層もの紙を重ねて仕上げる伝統的な襖。発泡材や段ボールなどを芯材に使う量産襖や、ベニヤ板を下地に用いる板襖とは構造が異なる。
ワンルーム住宅指導要綱・条例
ワンルームマンションの建設や管理に伴う近隣トラブルを防ぎ、居住環境を良好に保つため、自治体が独自に定めるルール。近隣住民への説明、住戸面積、建物用途などについて条件を設ける場合がある。
ワンルームマンション
一つの居室にキッチンや浴室、トイレなどをコンパクトにまとめたマンション。主に単身者向けとして、通勤・通学に便利な駅周辺などに多く見られる。賃貸用として建てられた物件のほか、投資用に分譲され、所有者が賃貸へ出しているケースもある。